The quest for a new "decorative" expression by the female painter Eleonore Escallier and its self-representation
The quest for a new "decorative" expression by the female painter Eleonore Escallier and its self-representation
批准号:
22KJ1354
负责人:
志水 圭歩
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
今年度の主な考察対象である、エレオノール・エスカリエ(1827-1888)の自画像作品(1863年サロン(官展)出品作)について、仏国立図書館において19世紀後半に同国で出版された定期刊行物や関連作品の調査等を実施した。その結果、エスカリエが、画家や彫刻家、職人の間に存在していた旧来のヒエラルキーに囚われずに、自己の手を用いながら、多様な支持体において、当時盛り上がっていた産業芸術振興の気運を背景に新たな芸術表現を探求していた制作姿勢が浮かび上がってきた。陶磁器に絵付けする自己を描いた本自画像には、そうした制作態度の一端が現れているとも言える。しかし本作では、彼女は芸術家のようにも、職人(本作では陶磁器の絵付け師)のようにも描かれておらず、代わりに身持ちの良い婦人が余技に興ずる風情で描かれている。この点からは、エスカリエが社会が求めた女性像に親和的に自己演出したことが推測され、同時に当時の女性画家をとりまく厳しい情勢が窺える。彼女は産業芸術振興の追い風を受けて、斬新な装飾表現に関心を寄せたが、一方で、サロン(官展)には伝統的な表現寄りの花の絵画多数出品しており、彼女の美術行政への購入の懇願も相まってか、1860年代には3点の絵画が国家購入された。ここからは、産業芸術振興の動きによって、伝統的な芸術の在り方が揺さぶられながらも、画家たちにとっては、サロン(官展)入選が依然大きな意味を持っていた状況が窺える。本自画像は、先行研究において、エスカリエが画業のほかに陶磁器業にも従事していたことを示すために引き合いに出されてきたが、考察の結果、その点にとどまらず、エスカリエ自身の旧来のヒエラルキーに囚われない制作姿勢や、産業芸術振興の気運、女性画家を巡る厳しい状況、画家とサロンの関係等、当時の芸術の諸相の一端を示す作品と美術史に位置付けることができると考え、引き続き研究を進めている。
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