院家を中心とした東寺寺院組織の研究
院家を中心とした東寺寺院組織の研究
批准号:
22KJ1013
负责人:
貝塚 啓希
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31
中文摘要
本年度は東寺の寺院組織のうち、一寺の統括組織である惣寺の成立と、院家の構成について検討し、その成果を東京大学中世史研究会、東京大学史学会大会中世史部会、東寺文書研究会にて報告した。惣寺の成立については、鎌倉中後期から南北朝期にかけての十八口供僧を取り上げ、その奉行の制度の変遷について考察した。室町期の供僧組織においては、各組織に一年に一名の年奉行が置かれていたことが知られるが、鎌倉期・南北朝期の十八口供僧においては月ごと・季節ごとに交代する奉行が置かれ、原則として十八口供僧全員が数名ずつ結番されていた。一方で他の組織では代表者のみによる運営方針が採られており、十八口供僧は東寺寺僧にとって、特に重視される組織であった。南北朝後期の寺院法・荘園支配の画期を経て、その地位が廿一口供僧方に移り、惣寺と呼ばれる権力になると結論した。院家の構成については、院家譲状の検討等を通じて、供僧職を重要な経済基盤としたことや、その創建に廿一口供僧方が関わったことなどを論じ、応永・永享期を境として院家と惣寺の一体性が強まったことを示した。中世東寺院家の性質として、惣寺と院家が相互依存的な関係にあったと結論した。現在は以上の成果の論文化を順次進めている。また、東寺観智院が所有したと思われる南北朝期の『天台座主記』写本について、前半部分の翻刻と紹介を行い、東京大学日本史学研究室紀要に掲載した。後半部分は次号に掲載予定である。
英文摘要
本年度は東寺の寺院組織のうち、一寺の統括組織である惣寺の成立と、院家の構成について検討し、その成果を東京大学中世史研究会、東京大学史学会大会中世史部会、東寺文書研究会にて報告した。惣寺の成立については、鎌倉中後期から南北朝期にかけての十八口供僧を取り上げ、その奉行の制度の変遷について考察した。室町期の供僧組織においては、各組織に一年に一名の年奉行が置かれていたことが知られるが、鎌倉期・南北朝期の十八口供僧においては月ごと・季節ごとに交代する奉行が置かれ、原則として十八口供僧全員が数名ずつ結番されていた。一方で他の組織では代表者のみによる運営方針が採られており、十八口供僧は東寺寺僧にとって、特に重視される組織であった。南北朝後期の寺院法・荘園支配の画期を経て、その地位が廿一口供僧方に移り、惣寺と呼ばれる権力になると結論した。院家の構成については、院家譲状の検討等を通じて、供僧職を重要な経済基盤としたことや、その創建に廿一口供僧方が関わったことなどを論じ、応永・永享期を境として院家と惣寺の一体性が強まったことを示した。中世東寺院家の性質として、惣寺と院家が相互依存的な関係にあったと結論した。現在は以上の成果の論文化を順次進めている。また、東寺観智院が所有したと思われる南北朝期の『天台座主記』写本について、前半部分の翻刻と紹介を行い、東京大学日本史学研究室紀要に掲載した。後半部分は次号に掲載予定である。
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史料紹介 京都府立京都学・歴彩館所蔵『天台座主記』(一)
史料介绍 京都府立京都研究历史博物馆藏“天台座作”(1)
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
東京大学日本史学研究室紀要
影响因子:
--
作者:
[Ayumu Tsubosaka, Daisuke Komura, Hiroto Katoh, Miwako Kakiuchi, Shumpei Ishikawa, 貝塚啓希]
通讯作者:
貝塚啓希
鎌倉・南北朝期における東寺十八口供僧方の組織運営
镰仓、南北町时期东寺十八口僧人的组织管理
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ayumu Tsubosaka, Daisuke Komura, Hiroto Katoh, Miwako Kakiuchi, Shumpei Ishikawa, 貝塚啓希, 貝塚啓希, Koizumi Junnosuke, 貝塚啓希]
通讯作者:
貝塚啓希
東寺廿一口供僧方の成立過程
东寺僧人的形成过程
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ayumu Tsubosaka, Daisuke Komura, Hiroto Katoh, Miwako Kakiuchi, Shumpei Ishikawa, 貝塚啓希, 貝塚啓希]
通讯作者:
貝塚啓希
東寺院家の構成と展開
东寺家族的构成和发展
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ayumu Tsubosaka, Daisuke Komura, Hiroto Katoh, Miwako Kakiuchi, Shumpei Ishikawa, 貝塚啓希, 貝塚啓希, Koizumi Junnosuke, 貝塚啓希, Junnosuke Koizumi, 貝塚啓希]
通讯作者:
貝塚啓希
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