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中近世における漢語の語形に関する研究―漢字音の一元化を中心に―

中近世における漢語の語形に関する研究―漢字音の一元化を中心に―
中古及近代汉语词形研究——以汉字发音统一为中心——
批准号:
22KJ0545
负责人:
大島 英之
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本研究は、一つの漢字における複数の音読みが一音に収束していく「漢字音の一元化」現象を、特に漢語の語形変化や語形揺れに着目して分析することを目的としている。令和4年度は、(1)時代や資料を限定し、漢字音全体の傾向を捉えていく計量的研究に加えて、(2)様々な時代・ジャンルの資料を用いた個別字音史の研究にも取り組んだ。(1)では、「一元化」と関連の深い、呉音・漢音を一語内で混ぜ用いる(混読)現象について、『色葉字類抄』と『日葡辞書』を用いて中世における展開を考察した前年度の学会発表の内容に対し、加筆修正を加えて論文化した(『計量国語学』33巻6号)。また、「日本語歴史コーパス」を用いて、近世における量的推移を概観した(第129回CH研究会)。同発表では、漢音の拡大が特に延べ語数において認められることも指摘した。このほか、一字一音を原則とし、かつ付音が網羅的な資料としてキリシタン版『落葉集』を取り上げ、「色葉字集」「小玉篇」においては漢音よりも呉音の方が若干多いもののほぼ拮抗していること、一元化傾向にある字音は「本篇」所収漢語の前項としてよく現れる字音と一致する例が多いこと等を指摘した(『日本語学論集』19号)。(2)では、「萌」という字の有力な字音が、モウ(マウ)、ボウ(バウ)、ホウと歴史的に大きく変化したことを示すとともに、現代音のホウは「朋」に作る字体(萠)に由来するものと考えられ、近世から近代にかけて「朋」「崩」などと軌を一にしてボウが使われなくなりホウに一元化したことを論じた(第127回訓点語学会研究発表会)。このほか、室町時代の漢字音資料としても名高い、『玉塵抄』の翻刻や、『文明本節用集』のデータベース化の方法や課題に関する発表を行った。
英文摘要
本研究は、一つの漢字における複数の音読みが一音に収束していく「漢字音の一元化」現象を、特に漢語の語形変化や語形揺れに着目して分析することを目的としている。令和4年度は、(1)時代や資料を限定し、漢字音全体の傾向を捉えていく計量的研究に加えて、(2)様々な時代・ジャンルの資料を用いた個別字音史の研究にも取り組んだ。(1)では、「一元化」と関連の深い、呉音・漢音を一語内で混ぜ用いる(混読)現象について、『色葉字類抄』と『日葡辞書』を用いて中世における展開を考察した前年度の学会発表の内容に対し、加筆修正を加えて論文化した(『計量国語学』33巻6号)。また、「日本語歴史コーパス」を用いて、近世における量的推移を概観した(第129回CH研究会)。同発表では、漢音の拡大が特に延べ語数において認められることも指摘した。このほか、一字一音を原則とし、かつ付音が網羅的な資料としてキリシタン版『落葉集』を取り上げ、「色葉字集」「小玉篇」においては漢音よりも呉音の方が若干多いもののほぼ拮抗していること、一元化傾向にある字音は「本篇」所収漢語の前項としてよく現れる字音と一致する例が多いこと等を指摘した(『日本語学論集』19号)。(2)では、「萌」という字の有力な字音が、モウ(マウ)、ボウ(バウ)、ホウと歴史的に大きく変化したことを示すとともに、現代音のホウは「朋」に作る字体(萠)に由来するものと考えられ、近世から近代にかけて「朋」「崩」などと軌を一にしてボウが使われなくなりホウに一元化したことを論じた(第127回訓点語学会研究発表会)。このほか、室町時代の漢字音資料としても名高い、『玉塵抄』の翻刻や、『文明本節用集』のデータベース化の方法や課題に関する発表を行った。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
A Study on Sino-Japanese Found in Rakuyoshu
乐妖集中日关系研究
DOI: 10.15083/0002007368
发表时间: 2023
期刊: 日本語学論集
影响因子: --
作者: [Ueno, Kishiko and Yuko Nomura, Marcus Conrad, 大島英之]
通讯作者: 大島英之
漢字字体と慣用音―「萌」の字音の変遷を例に―
汉字字体和惯用发音 - 以“萌”的发音变化为例 -
DOI: --
发表时间: 2022
期刊:
影响因子: --
作者: [大島 英之, 小池 俊希, 奥山 光, 木越 拡, 山本 久, 大島 英之, 大島 英之, 大島 英之]
通讯作者: 大島 英之
DOI: 10.15083/0002003404
发表时间: 2022
期刊: 日本語学論集
影响因子: --
作者: [Mitsuaki Obara, Takayuki Okuno, and Akiko Takeda, Soh Kumabe, 櫻井亮輔,小林航大,山本大貴,橘省吾,瀧川晶, 大島英之, 大島 英之]
通讯作者: 大島 英之
DOI: 10.15083/0002003401
发表时间: 2022
期刊: 日本語学論集
影响因子: --
作者: [大島 英之, 小池 俊希, 奥山 光, 木越 拡, 山本 久]
通讯作者: 山本 久
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