現代アイスランド語の言語変化(新たな非人称構文発生)に関する広域的な調査研究
現代アイスランド語の言語変化(新たな非人称構文発生)に関する広域的な調査研究
批准号:
21K00475
负责人:
大宮 康一
金额:
$2.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31
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英文摘要
本研究は、現代アイスランド語における新たな非人称構文の発生が、同時に観察される格体系における与格置換と主格置換と言われる言語変化との相関的な関わりが要因であるとする仮説にもとづき、アイスランドの広域的な現地調査(アンケート調査)を実施し、その発生メカニズムを明らかにすることを目的とする。2022年度は、11月20日から29日までの期間でアイスランドにおいて現地調査を実施した。今回は、首都のレイキャビク及び北部都市のアクレイリを調査対象地域として、アイスランド大学の学生、レイキャビク市内の高校の生徒、アクレイリ大学(University of Akureyri)の学生を対象(主に10代の若年層)に当該言語変化に関する質問シートに回答を記述する形式で調査を行った。調査シートは、アイスランド語の母語話者に対して、新たな非人称構文の例文(20文)を示し容認度を確認する質問項目と動詞の目的語となる格形式を選択させる(複数選択可)質問項目(13文)を設定した。今回の調査で、75人から回答を得ることができた。新たな非人称構文に対する容認度は、容認しない回答が多い傾向にあったが、容認する回答も一定数得られ、揺れ(変化しつつある状態)のある状況を確認することができた。また、動詞の目的語の格形式を選択する質問項目については、多くの学生や生徒が複数の形式を選ぶ結果となり、目的語の格形式の揺れ(変化しつつある状態)であることが確認できた。今回の調査結果から、回答者が大学生や高校生といった若年層であり、かつ教育環境が整っている条件では、新たな非人称構文の容認度において揺れが見られ、同様に、動詞の目的語の格形式においても、複数選択する回答者も多く見られ、言語変化の途上であることが確認できた。
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