日本における西洋古典受容に関する包括的・学際的な国際共同研究

关于日本西方经典接受情况的综合性、跨学科的国际联合研究

基本信息

批准号：
21H00517
负责人：
中谷彩一郎
金额：
$ 10.65万
依托单位：
Keio University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本研究は、西洋古典学・比較文学・科学史・日本学などの諸分野の研究者が領域横断的に集まり、海外の研究者の協力も得ながら、「日本における西洋古典受容」に関する共同研究を進め、最終的にはその成果を英文論文集にまとめて世界に発信することを目指すものである。初年度となる2021年度は、コロナ禍の影響が続き変異株の流行にも翻弄されて、メンバーの各々が個別に研究を進めることが中心となった。そのような中、初の全体ミーティングを7月11日にオンラインで開き、研究計画の練り直しを行った。次いで9月22日に、東アジアにおける西洋古典受容に関する初の論文集であり、研究分担者の泰田・カルディ、研究協力者の中村るい(東海大学)も寄稿しているAlmut-barbara Renger & Xin Fan (eds.), Reception of Greek and Roman Antiquity in East Asia (Brill, 2018)の検討会をオンラインで行い、本プロジェクトによる新たな論文集が取り組むべき課題をあらためて確認した。具体的な研究実績については、研究分担者の泰田・渡邉・平岡による論文および図書の分担執筆、カルディ・野津・平岡・中西による学会発表など、初年度としては十分な成果があったと言えよう。特に研究代表者の中谷は、古代小説の中でもっともよく知られる作品であるロンゴス『ダフニスとクロエー』について、新しい学術的知見を盛り込みながら広い読者に向けて紹介する小著を刊行した。『ダフニスとクロエー』は近代ヨーロッパの隠れたベストセラーであり、日本でも三島由紀夫『潮騒』の藍本として知られているなど、西洋古典受容の面からも重要な作品であり、中谷の小著ではそのような点についても触れられている。

这项研究旨在聚集各个领域的研究人员，例如西方古典研究，比较文献，科学史和日本研究，以及在海外研究人员的合作，对“日本西方古典研究的接受”的合作研究，并最终总结了英国论文的收藏中的结果，并将其传播到世界上。在2021年的第一年，即1921年大流行，该小组继续经历冠状病毒大流行的影响，主要重点是每个成员将分别进行研究。在此期间，第一次股东大会于7月11日在线举行，并重新设计了研究计划。 Next, on September 22nd, a study group was held online for Almut-barbara Renger & Xin Fan (eds.), Reception of Greek and Roman Antiquity in East Asia (Brill, 2018), the first collection of papers on Western classical acceptance in East Asia, and also contributed by research partner Yasuda Kaldi and research partner Nakamura Rui (Tokai University), to reaffirm the issues that the new collection of papers based在这个项目上应该解决。关于具体的研究结果，可以说第一年已经足够了，包括研究人员Yasuda，Watanabe和Hiraoka的论文和书籍共享，以及Kaldi，Nozu，Hiraoka和Nakanishi的学术会议演讲。尤其是，首席研究员纳卡塔尼（Nakatani）出版了一本小书，介绍了Longos的Daphnis和Croei，这是古代小说中最著名的作品，包括广泛的读者，包括新的学术知识。达芙妮（Daphnis）和克罗伊（Croei）是现代欧洲的一个隐藏的畅销书，在日本也是接受西方经典的重要作品，因为它被称为米希玛·尤基奥（Mishima Yukio）的《艾米托（Aimoto）书》（Aimoto of Mishima Yukio）的《 The Side》（The Side），而Nakatani的小书也提到了这样的观点。