東南アジアにおける侵入害虫キャッサバコナカイガラムシの生物的防除の有効性
東南アジアにおける侵入害虫キャッサバコナカイガラムシの生物的防除の有効性
批准号:
19KK0153
负责人:
高須 啓志
金额:
$11.81万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-10-07 至 2024-03-31
中文摘要
東南アジア農学部重要侵入害虫キャッサバコナカイガラムシの導入天敵キャッサバコナカイガラトビコバチ(以後、トビコバチ)の天敵としての有効性を評価するために、1)トビコバチの寄主選択と寄生後の寄主ので発育と繁殖、2)二次寄生蜂の寄主選択行動、3)カンボジアにおける野外でのトビコバチの寄生活動と害虫密度抑制効果について研究を行った。まず、1)のトビコバチの寄主選択では、トビコバチは1齢から3齢の若虫及び成虫の体内に1個の卵を産みつける単寄生性であること、3齢と成虫の寄主には90%以上が寄生に成功することがわかった。寄主の免疫作用である包囲化作用により蜂の卵が死亡するのは10%以下と低かった。寄生後の発育と繁殖では、コナカイガラムシは寄生後8-12日目にマミー化し死亡するまで摂食と発育を続けたが、寄生後の発育は遅れ、次の脱皮まで約2日未寄生の個体に比べて遅れた。また、3齢1日目やそれより若い個体が寄生されると繁殖することなく死亡するが、4日目の3齢と成虫が寄生されると、両者は産卵すること、寄生成虫は未寄生成虫より2日早く産卵を開始することが明らかになった。寄生蜂による寄生が寄主の産卵を早めることはこの種で初めての発見である。寄生に伴う寄主の早期産卵開始は害虫と寄生蜂の個体群の維持に貢献している可能性がある。2)二次寄生蜂はトビコバチの寄生後6日目~16日目までトビコバチの幼虫、蛹、成虫に寄生できることが明らかになった。3)カンボジアにおける寄生活動と害虫個体群抑制の調査では乾季に害虫密度が上昇すること、害虫の発生に伴い寄生率が80%程度に上昇することがわかった。室内実験の結果、10頭の寄主を体液摂取することがわかり、この結果を野外のデータに当てはめると乾季は80-100%のコナカイガラムシが蜂の寄生及び体液摂取により死亡していると推測された。
英文摘要
東南アジア農学部重要侵入害虫キャッサバコナカイガラムシの導入天敵キャッサバコナカイガラトビコバチ(以後、トビコバチ)の天敵としての有効性を評価するために、1)トビコバチの寄主選択と寄生後の寄主ので発育と繁殖、2)二次寄生蜂の寄主選択行動、3)カンボジアにおける野外でのトビコバチの寄生活動と害虫密度抑制効果について研究を行った。まず、1)のトビコバチの寄主選択では、トビコバチは1齢から3齢の若虫及び成虫の体内に1個の卵を産みつける単寄生性であること、3齢と成虫の寄主には90%以上が寄生に成功することがわかった。寄主の免疫作用である包囲化作用により蜂の卵が死亡するのは10%以下と低かった。寄生後の発育と繁殖では、コナカイガラムシは寄生後8-12日目にマミー化し死亡するまで摂食と発育を続けたが、寄生後の発育は遅れ、次の脱皮まで約2日未寄生の個体に比べて遅れた。また、3齢1日目やそれより若い個体が寄生されると繁殖することなく死亡するが、4日目の3齢と成虫が寄生されると、両者は産卵すること、寄生成虫は未寄生成虫より2日早く産卵を開始することが明らかになった。寄生蜂による寄生が寄主の産卵を早めることはこの種で初めての発見である。寄生に伴う寄主の早期産卵開始は害虫と寄生蜂の個体群の維持に貢献している可能性がある。2)二次寄生蜂はトビコバチの寄生後6日目~16日目までトビコバチの幼虫、蛹、成虫に寄生できることが明らかになった。3)カンボジアにおける寄生活動と害虫個体群抑制の調査では乾季に害虫密度が上昇すること、害虫の発生に伴い寄生率が80%程度に上昇することがわかった。室内実験の結果、10頭の寄主を体液摂取することがわかり、この結果を野外のデータに当てはめると乾季は80-100%のコナカイガラムシが蜂の寄生及び体液摂取により死亡していると推測された。
期刊论文(42)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Host regulation by the mealybug parasitoid Anagyrus lopezi
粉蚧寄生蜂Anagyrus lopezi的宿主调节
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nguyen Tuan Dat, Sam Layheng, Zhang Chi, Nguyen Ngoc Bao Chau, Takano Shun-ichiro, Takasu Keiji, 高須啓志・Sam Layheng, 高野俊一郎・内海 好規・高須 啓志, Nguyen Tuan Dat・Le Thi Xuyen・ Shun-ichiro Takano・Keiji Takasu]
通讯作者:
Nguyen Tuan Dat・Le Thi Xuyen・ Shun-ichiro Takano・Keiji Takasu
Life history traits of the cassava mealybug and its parasitoid Anagyrus lopezi
木薯粉蚧及其寄生蜂Anagyrus lopezi的生活史特征
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sam Layheng, Shun-Ichiro Takano, Keiji Takasu]
通讯作者:
Keiji Takasu
ノンラム大学(ベトナム)
农林大学(越南)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Nong Lam University(ベトナム)
农林大学(越南)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
カセサート大学(タイ)
农业大学(泰国)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 18 条
環境管理と放飼増強による天敵機能の改善
-
批准号:11F01393
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:2011
-
负责人:高須 啓志
-
依托单位:
シロダモシロカイガラムシの個体群生態と生活史戦略
-
批准号:07F07160
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.41万
-
财政年份:2007
-
负责人:高須 啓志
-
依托单位:
個体追跡調査による寄生蜂の寄主利用様式の解明
-
批准号:14656021
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$2.05万
-
财政年份:2002
-
负责人:高須 啓志
-
依托单位:
卵寄生蜂の寄主と餌の探索機構
-
批准号:09760043
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1997
-
负责人:高須 啓志
-
依托单位:
ダイズ加害性カメムシ類の卵寄生蜂の寄主探索様式
-
批准号:01790439
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (Research Fellowship)
-
资助金额:$0.83万
-
财政年份:1989
-
负责人:高須 啓志
-
依托单位:
海外基金