戦争と宗教の公共性をめぐる歴史社会学的研究――真宗大谷派教団の事例分析
戦争と宗教の公共性をめぐる歴史社会学的研究――真宗大谷派教団の事例分析
批准号:
19J12671
负责人:
宮部 峻
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
本研究の目的は、真宗大谷派教団を事例として、アジア・太平洋戦争期における宗教と戦争の問題を中心に教団という集団、組織水準から議論するという宗教社会学的手法にもとづき、戦争協力に至った「宗教」と「世俗」の相互作用メカニズムを解き明かすことである。真宗大谷派が戦争に協力的な言説・実践を展開したことを教義面の問題のみならず、社会的文脈との対応に着目し、宗教教団にとっての「世俗」の意味、機能を特定することを目指す。また、戦時に生じた「宗教」と「世俗」の相互作用により、戦後の真宗大谷派の教義理解の変容、教団体制の見直しに帰結した側面を明らかにする。本年度は、戦時期の真宗大谷派の改革過程と総力戦との関係、敗戦後から1950年代における改革派とマルクス主義との関係を分析した。資料調査は、新型コロナウイルスの影響による制限を伴う中で行った。主に、国立国会図書館、真宗大谷派の関係機関を中心に行った。調査結果から明らかになったこととして、主に2点挙げられる。1点目は、戦時期の改革派の動員は、総力戦に伴う組織の合理化、教学の再編成とともに行われたことである。2点目は、敗戦後から1950年代にかけてのマルクス主義・封建遺制論による浄土真宗批判に対して、改革派が積極的に応答し、組織改革の方向性を定めていった点である。上述の2点より総力戦体制下に教団の近代化が進むと同時に、戦後のマルクス主義・封建遺制による批判に応答するグループが形成されてきたと言える。これは、組織構造、思想の影響関係に着目することで明らかになった点であり、教学・宗学・思想史の研究では十分に明らかになっていなかった点である。以上の2点の研究成果のうち、1点目は、研究会発表ののち、論文として投稿し、発表されている。2点目は、学会発表ののち、論文として投稿し、発表されている。また、本研究の成果は、博士論文としてまとめた。
英文摘要
本研究の目的は、真宗大谷派教団を事例として、アジア・太平洋戦争期における宗教と戦争の問題を中心に教団という集団、組織水準から議論するという宗教社会学的手法にもとづき、戦争協力に至った「宗教」と「世俗」の相互作用メカニズムを解き明かすことである。真宗大谷派が戦争に協力的な言説・実践を展開したことを教義面の問題のみならず、社会的文脈との対応に着目し、宗教教団にとっての「世俗」の意味、機能を特定することを目指す。また、戦時に生じた「宗教」と「世俗」の相互作用により、戦後の真宗大谷派の教義理解の変容、教団体制の見直しに帰結した側面を明らかにする。本年度は、戦時期の真宗大谷派の改革過程と総力戦との関係、敗戦後から1950年代における改革派とマルクス主義との関係を分析した。資料調査は、新型コロナウイルスの影響による制限を伴う中で行った。主に、国立国会図書館、真宗大谷派の関係機関を中心に行った。調査結果から明らかになったこととして、主に2点挙げられる。1点目は、戦時期の改革派の動員は、総力戦に伴う組織の合理化、教学の再編成とともに行われたことである。2点目は、敗戦後から1950年代にかけてのマルクス主義・封建遺制論による浄土真宗批判に対して、改革派が積極的に応答し、組織改革の方向性を定めていった点である。上述の2点より総力戦体制下に教団の近代化が進むと同時に、戦後のマルクス主義・封建遺制による批判に応答するグループが形成されてきたと言える。これは、組織構造、思想の影響関係に着目することで明らかになった点であり、教学・宗学・思想史の研究では十分に明らかになっていなかった点である。以上の2点の研究成果のうち、1点目は、研究会発表ののち、論文として投稿し、発表されている。2点目は、学会発表ののち、論文として投稿し、発表されている。また、本研究の成果は、博士論文としてまとめた。
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戦時における教団組織の合理化と教学の再編成
战时宗教组织的合理化和教学的重组
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
理論と動態
影响因子:
--
作者:
[宮島喬, 鈴木江理子, 旗手明, 定松文, 安里和晃, 藤本伸樹, 山口智之, 藤巻秀樹, 近藤敦, 高谷幸, 佐々木てる, 小ヶ谷千穂, リリアン テルミ ハタノ, 田中雅子, 斉藤善久, 原めぐみ, 人見泰弘, 石川朝子, 山本かほり, 山野上麻衣ほか, 宮部峻, 宮部峻]
通讯作者:
宮部峻
封建遺制と宗教教団の近代化運動
封建遗产与宗教组织的现代化运动
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yosuke Sunahara, Keisuke Ashitani, 宮部峻, 芦谷圭祐, 宮部峻, 宮部峻, 宮部峻]
通讯作者:
宮部峻
信仰と組織をめぐる矛盾と運動
围绕信仰和组织的矛盾和运动
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
年報社会学論集
影响因子:
--
作者:
[宮島喬, 鈴木江理子, 旗手明, 定松文, 安里和晃, 藤本伸樹, 山口智之, 藤巻秀樹, 近藤敦, 高谷幸, 佐々木てる, 小ヶ谷千穂, リリアン テルミ ハタノ, 田中雅子, 斉藤善久, 原めぐみ, 人見泰弘, 石川朝子, 山本かほり, 山野上麻衣ほか, 宮部峻]
通讯作者:
宮部峻
戦後日本社会における「大衆」と「宗教」
战后日本社会的“群众”与“宗教”
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
現代社会学理論研究
影响因子:
--
作者:
[近藤真矢, 山田智明, 吉野正人, 長崎正雅, 芦谷圭祐, 芦谷圭祐, 砂原庸介・芦谷圭祐, 芦谷圭祐, 宮部峻]
通讯作者:
宮部峻
戦後日本の宗教社会学と浄土真宗
战后日本的宗教社会学与净土真宗
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yosuke Sunahara, Keisuke Ashitani, 宮部峻, 芦谷圭祐, 宮部峻]
通讯作者:
宮部峻
共 8 条
戦後日本における宗教と政治の転換期の解明:1970-80年代の靖国問題を軸に
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批准号:24K16525
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:宮部 峻
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依托单位:
戦後日本社会学における宗教理解と社会観に関する学説史的研究:親鸞解釈を軸に
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批准号:22K20209
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2022
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负责人:宮部 峻
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依托单位:
海外基金