ミャンマー憲法裁判所による権力分立・人権保障の課題―ウズベキスタンとの比較
ミャンマー憲法裁判所による権力分立・人権保障の課題―ウズベキスタンとの比較
批准号:
19K01247
负责人:
牧野 絵美
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は、ミャンマー憲法裁判所が権力分立、人権保障に果たす役割に着目し研究を進めている。2021年2月1日に発生したクーデターにより、緊急事態宣言が発令され、現在全権を国軍最高司令官が掌握しており、立憲主義という観点から危機的状況である。国軍は、不正選挙に対する申立を拒否し、国会を招集することは、「不法かつ強制的な手段」により権力を掌握し、ミャンマーの主権および民族の団結の損失をもたらすとして、緊急事態を宣言した。しかし、緊急事態宣言の正当性は、実体的にも手続的にも疑義がある。憲法上、当初の緊急事態宣言は1年とされ、6ヶ月の延長が2回可能である。つまり、緊急事態宣言は、最大2年まで可能であり、2023年1月末に期限を迎える予定であった。しかし、実効支配する軍事政権は、3回目の緊急事態延長を宣言した。憲法裁判所は、2回までの延長は、「通常」の場合であり、現状は通常の状態ではないとして 、この延長を合憲と判断した。この「通常」ではないという解釈が可能であれば、緊急事態宣言の延長はいつまでも可能となることが危惧される。緊急事態宣言解除後6ヶ月以内に総選挙を実施し、政権を移譲することとなるが、軍事政権は、緊急事態宣言延長直前の2023年1月下旬、新たな政党登録法を施行した。既成政党に対して、60日以内の再登録を義務づけ、再登録しない場合は政党登録は無効とするとした。政党登録後一定期間内に10万人以上の党員の動員が求められ、服役中の者を党員から排除する条項などが盛り込まれ、アウンサンスーチー国家顧問やウィンミン大統領など、多数の幹部が服役中である民主化勢力の国民民主連盟(NLD)を排除するものとなった。これは、2011年の民政移管の際にも用いられた手段であり、再びNLD抜きで総選挙が実施される見込みとなり、ミャンマーの民主主義への復帰が一層遠のいた。
英文摘要
本研究は、ミャンマー憲法裁判所が権力分立、人権保障に果たす役割に着目し研究を進めている。2021年2月1日に発生したクーデターにより、緊急事態宣言が発令され、現在全権を国軍最高司令官が掌握しており、立憲主義という観点から危機的状況である。国軍は、不正選挙に対する申立を拒否し、国会を招集することは、「不法かつ強制的な手段」により権力を掌握し、ミャンマーの主権および民族の団結の損失をもたらすとして、緊急事態を宣言した。しかし、緊急事態宣言の正当性は、実体的にも手続的にも疑義がある。憲法上、当初の緊急事態宣言は1年とされ、6ヶ月の延長が2回可能である。つまり、緊急事態宣言は、最大2年まで可能であり、2023年1月末に期限を迎える予定であった。しかし、実効支配する軍事政権は、3回目の緊急事態延長を宣言した。憲法裁判所は、2回までの延長は、「通常」の場合であり、現状は通常の状態ではないとして 、この延長を合憲と判断した。この「通常」ではないという解釈が可能であれば、緊急事態宣言の延長はいつまでも可能となることが危惧される。緊急事態宣言解除後6ヶ月以内に総選挙を実施し、政権を移譲することとなるが、軍事政権は、緊急事態宣言延長直前の2023年1月下旬、新たな政党登録法を施行した。既成政党に対して、60日以内の再登録を義務づけ、再登録しない場合は政党登録は無効とするとした。政党登録後一定期間内に10万人以上の党員の動員が求められ、服役中の者を党員から排除する条項などが盛り込まれ、アウンサンスーチー国家顧問やウィンミン大統領など、多数の幹部が服役中である民主化勢力の国民民主連盟(NLD)を排除するものとなった。これは、2011年の民政移管の際にも用いられた手段であり、再びNLD抜きで総選挙が実施される見込みとなり、ミャンマーの民主主義への復帰が一層遠のいた。
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Legal Education in Uzbekistan: Historical Overview and Challenges of Transition
乌兹别克斯坦的法律教育:历史回顾和转型的挑战
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Aziz Ismatov, Emi Makino, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov]
通讯作者:
Aziz Ismatov
Specifics of the Late Soviet Constitutional Supervision Debate: Lessons for Central Asian Constitutional Review?
苏联后期宪法监督争论的具体内容:中亚宪法审查的教训?
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
CALE Discussion Paper
影响因子:
--
作者:
[Aziz Ismatov, Emi Makino, Aziz Ismatov]
通讯作者:
Aziz Ismatov
Uncovering Underlying Human Rights Theories in Hybrid Constitutional Frameworks of Central Asia
揭示中亚混合宪法框架中的人权理论
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Aziz Ismatov, Emi Makino, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov]
通讯作者:
Aziz Ismatov
“Equal Citizenship, Language, and Ethnicity Dilemmas in the Context of the Post-socialist Legal Reforms in Central Asia.” In Alexandr Akimov, Gennadi Kazakevitch, 30 Years since the Fall of the Berlin Wall - Turns and Twists in Economies, Politics, and So
“中亚后社会主义法律改革背景下的平等公民权、语言和种族困境”,亚历山大·阿基莫夫、根纳迪·卡扎克维奇,《柏林墙倒塌 30 年——经济、政治和经济的转折》所以
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Aziz Ismatov, Emi Makino, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov]
通讯作者:
Aziz Ismatov
Do Asian Post-Socialist Constitutions Reflect the 21Century’s Challenges of Climate Change and Environmental Protection?
亚洲后社会主义宪法是否反映了21世纪气候变化和环境保护的挑战?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Aziz Ismatov, Emi Makino, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov, Aziz Ismatov]
通讯作者:
Aziz Ismatov
共 24 条
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