ネットワーク型ガバナンスの展開が日本の学校文化へ及ぼす影響に関する実証的研究
ネットワーク型ガバナンスの展開が日本の学校文化へ及ぼす影響に関する実証的研究
批准号:
18K13074
负责人:
武井 哲郎
金额:
$2.08万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
前年度に引き続き、COVID-19の影響により当初予定していたフィールド・ワークは一部制限されることになったが、これまでにラポールを構築してきたフリースクールを対象にオンラインでのヒアリングを実施するなど、研究を途絶えさせないよう努めた。その結果、ネットワーク型ガバナンスの展開をめぐって大きく次の二つの知見を得るに至った。一つは、社会や学校から排除されるリスクが高い子のセーフティネットを構築するための官民連携のあり方についてである。行政には、①事業性と包摂性のジレンマに直面しながらも自団体がとりこぼしているニーズに対して目配せをしているか、②居場所の質向上や地域に根ざしたネットワーキングなど組織内外の環境整備に努めているか、③制度変革に対する志向性を備えているか、といった観点から民間の教育事業者の「質」を見極め、財政支援を含む形での協働を模索していくことが求められる。他方で、民間の事業者が参入することによって公教育に「政治」が持ち込まれる可能性には注意しなければならないこと、すなわち官/民の境界のゆらぎは教育/政治の境界のゆらぎと地続きであることを指摘した。もう一つは、教育の領域で「連携」を進める際の論点についてである。学校を中心に多職種連携を進めるにあたっては、心理や福祉に関する専門スタッフ(スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー)がどこまで自律性・独立性を保てるのかという課題や、いわゆる「専門家」ばかりでないチームをどのように編成していけばよいのかという課題が存在することを、先行研究から抽出した。また、一条校の枠外にある地域組織や福祉機関との連携のあり方については、その手法を含め検討の余地が多く残されていることを指摘した。
英文摘要
前年度に引き続き、COVID-19の影響により当初予定していたフィールド・ワークは一部制限されることになったが、これまでにラポールを構築してきたフリースクールを対象にオンラインでのヒアリングを実施するなど、研究を途絶えさせないよう努めた。その結果、ネットワーク型ガバナンスの展開をめぐって大きく次の二つの知見を得るに至った。一つは、社会や学校から排除されるリスクが高い子のセーフティネットを構築するための官民連携のあり方についてである。行政には、①事業性と包摂性のジレンマに直面しながらも自団体がとりこぼしているニーズに対して目配せをしているか、②居場所の質向上や地域に根ざしたネットワーキングなど組織内外の環境整備に努めているか、③制度変革に対する志向性を備えているか、といった観点から民間の教育事業者の「質」を見極め、財政支援を含む形での協働を模索していくことが求められる。他方で、民間の事業者が参入することによって公教育に「政治」が持ち込まれる可能性には注意しなければならないこと、すなわち官/民の境界のゆらぎは教育/政治の境界のゆらぎと地続きであることを指摘した。もう一つは、教育の領域で「連携」を進める際の論点についてである。学校を中心に多職種連携を進めるにあたっては、心理や福祉に関する専門スタッフ(スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー)がどこまで自律性・独立性を保てるのかという課題や、いわゆる「専門家」ばかりでないチームをどのように編成していけばよいのかという課題が存在することを、先行研究から抽出した。また、一条校の枠外にある地域組織や福祉機関との連携のあり方については、その手法を含め検討の余地が多く残されていることを指摘した。
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Position of Private Enterprises in the Expanding Educational Space : A Focus Study of Free School as a Safety Net
民营企业在扩大教育空间中的地位:免费学校作为安全网的焦点研究
DOI:
10.19017/jasep.29.0_53
发表时间:
2022
期刊:
Annual Bulletin of Japan Academic Society for Educational Policy
影响因子:
--
作者:
[坂口 緑, 佐藤 裕紀, 原田 亜紀子, 原 義彦, 和気 尚美, 武井哲郎・矢野良晃・橋本あかね・竹中烈・宋美蘭]
通讯作者:
武井哲郎・矢野良晃・橋本あかね・竹中烈・宋美蘭
「同じ場で共に学ぶ」実践の構造―インクルーシブ教育の展開に向けて
“同地共学”的实践格局——迈向融合教育发展
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[武井哲郎]
通讯作者:
武井哲郎
校則、授業を変える生徒たち 開かれた学校づくりの実践と研究
改变校规和班级的学生:创建开放学校的实践与研究
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[浦野 東洋一, 勝野 正章, 中田 康彦, 宮下 与兵衛]
通讯作者:
宮下 与兵衛
多様な学びのニーズに応えるフリースクールの実態とその課題
满足多样化学习需求的免费学校的现实及其挑战
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[二星潤, 宮澤崇士, 原田和彦, 笹本正治, 樋口明里, 望月誠, 竹下多美, 佐藤慎, 渡部浩二, 由谷裕哉, 竹之内耕, 成田健, 木島勉, 柳生俊樹, 室正一, 平林大樹, 野村駿介, 小栁義男, 荒川将, 西山耕一, 前嶋敏, 山中さゆり, 浅倉有子, 清沢聰, 小酒井大悟, 花岡公貴, 武井哲郎, 瓦林亜希子, 松波紀幸・小入羽秀敬, 小入羽秀敬, 瓦林亜希子, 小入羽秀敬, 小入羽秀敬, Akiko KAWARABAYASHI(瓦林亜希子), 武井哲郎, 瓦林亜希子, 武井哲郎, 瓦林亜希子, 武井哲郎]
通讯作者:
武井哲郎
多様な子どもと向き合う教育経営実践を対象化することの困難さ
客观化处理多样化儿童的教育管理实践的困难
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
日本教育経営学会紀要
影响因子:
--
作者:
[橋本 美保・田中 智志(編著), 塚原 健太ほか, 武井哲郎]
通讯作者:
武井哲郎
共 19 条
「非営利型」民間フリースクールの持続可能な運営システムの解明と検証
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批准号:22K02244
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2022
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负责人:武井 哲郎
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依托单位:
公教育の変容過程における保護者および地域住民の位置づけに関する実証的研究
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批准号:09J09025
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2009
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负责人:武井 哲郎
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依托单位:
海外基金