神経変性疾患に伴う痴呆に関する分子遺伝学的研究
神経変性疾患に伴う痴呆に関する分子遺伝学的研究
批准号:
10770287
负责人:
岡田 昭嗣
金额:
$0.77万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
アルツハイマー病(AD)やパーキンソン病(PD)などの変性疾患に伴う痴呆の発現には,共通の因子や病的過程が存在することが推定されている.アミロイド前駆体蛋白(APP)、α-synucleinはともに老人斑構成蛋白であり,他に多くの共通点がある.両者のmRNA発現パターンを解析し,神経変性に果たす病因的役割を検討した.【対象と方法】AD27例,PD14例,PSP3例,脊髄小脳変性症(SCD)3例,運動ニューロン疾患(MND)3例,ダウン症候群(DS)4例,皮質基底核変性症(CBD)1例,ハンチントン病(HD)1例,対照(CTL)30例を対象とした.継代培養した患者皮膚線維芽細胞から細胞質RNAを抽出し,APP mRNA(APP695,APP751,APP770)とα-synuclein mRNAをRT-PCR法で増幅した.PCR産物を5%ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動後,オートラジオグラフィーにより各々のmRNAレベルを半定量した.【結果と考察】AD,PDでは,APP770 mRNAのAPP 695mRNAに対する相対比(APP770/APP695)及びAPP751 mRNAのAPP695 mRNAに対する相対比(APP751/APP695)が,対照群に比べ有意に増大していた.一方MND,DS,CBD,HDでは高い傾向を示し,PSP,SCDでは低い傾向であった.α-synuclein mRNAは,AD,PDにおいて有意に増大していた.MND,DSでは比較的高く,PSP,SCD,CBD,HDでは低かった.本研究により,Kunitz型プロテアーゼ阻害部位(KPI)をもつAPP mRNAの代謝異常がADとPDの発症に関与することが示唆された.ADとPDは臨床的にも病理学的にもオーバーラップすることが稀ではなく,PDの一部にAD類似の遺伝子異常が存在する可能性がある.またAD,PDにおけるα-synuclein mRNAの過剰発現は,α-Synucleinの量的変化が,ADでは老人斑形成に,PDではLewy小体形成に促進的に働くことを示唆させる結果であった.
英文摘要
アルツハイマー病(AD)やパーキンソン病(PD)などの変性疾患に伴う痴呆の発現には,共通の因子や病的過程が存在することが推定されている.アミロイド前駆体蛋白(APP)、α-synucleinはともに老人斑構成蛋白であり,他に多くの共通点がある.両者のmRNA発現パターンを解析し,神経変性に果たす病因的役割を検討した.【対象と方法】AD27例,PD14例,PSP3例,脊髄小脳変性症(SCD)3例,運動ニューロン疾患(MND)3例,ダウン症候群(DS)4例,皮質基底核変性症(CBD)1例,ハンチントン病(HD)1例,対照(CTL)30例を対象とした.継代培養した患者皮膚線維芽細胞から細胞質RNAを抽出し,APP mRNA(APP695,APP751,APP770)とα-synuclein mRNAをRT-PCR法で増幅した.PCR産物を5%ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動後,オートラジオグラフィーにより各々のmRNAレベルを半定量した.【結果と考察】AD,PDでは,APP770 mRNAのAPP 695mRNAに対する相対比(APP770/APP695)及びAPP751 mRNAのAPP695 mRNAに対する相対比(APP751/APP695)が,対照群に比べ有意に増大していた.一方MND,DS,CBD,HDでは高い傾向を示し,PSP,SCDでは低い傾向であった.α-synuclein mRNAは,AD,PDにおいて有意に増大していた.MND,DSでは比較的高く,PSP,SCD,CBD,HDでは低かった.本研究により,Kunitz型プロテアーゼ阻害部位(KPI)をもつAPP mRNAの代謝異常がADとPDの発症に関与することが示唆された.ADとPDは臨床的にも病理学的にもオーバーラップすることが稀ではなく,PDの一部にAD類似の遺伝子異常が存在する可能性がある.またAD,PDにおけるα-synuclein mRNAの過剰発現は,α-Synucleinの量的変化が,ADでは老人斑形成に,PDではLewy小体形成に促進的に働くことを示唆させる結果であった.
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
岡田 昭嗣: "神経変性疾患におけるアミロイド前駆蛋白質(APP)およびα-synuclein mRNAの発現異常" 米子医学雑誌. 50巻3号. (1999)
Akitsugu Okada:“神经退行性疾病中淀粉样前体蛋白 (APP) 和 α-突触核蛋白 mRNA 的异常表达”,米子医学杂志,第 50 卷,第 3 期(1999 年)。
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基于KLF4/lncRNA-ZFAS1/Drp1介导的小胶质细胞线粒体动力学稳态失衡机制研究薯蓣健脾益智合剂改善血管性痴呆的作用
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负责人:
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