精神疾患患者における薬剤に対する認知とアドヒアランス、心理検査との相関性の検討
精神疾患患者における薬剤に対する認知とアドヒアランス、心理検査との相関性の検討
批准号:
20928012
负责人:
久保田 康生
金额:
$0.26万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
中文摘要
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英文摘要
【目的】精神疾患患者の病状再燃の理由として怠薬が原因のひとつとされ、病識欠如、維持療法への認識の低さ、服薬への不安や知識不足がその理由としてあげられている。特に服薬の障害となる副作用についてどのように認識し、どのような信念をもっているのか調査し、その結果と心理検査の相関性を分析しアドヒアランス向上へむけた効果的な服薬指導方法を検討する。【方法】薬の認識についてアンケート調査を行った。また、調査結果を心理検査結果と照合・分析した。調査対象:2008.4~2009.2に、北海道大学病院精神科神経科入院患者において、気分障害圏(DSM-IV:296.xx)と診断され、医師より服薬指導依頼があり、かつ本調査に同意の得られた患者【成果】対象患者は22名であった。効果や副作用を知りたいという回答が多く、副作用は必ずあると全員が認識し、種類や量により異なると理解されていた。副作用のイメージは、よくないなど否定的な考えが多く、やむを得ない・説明があればよいと前向きな考えは少数だった。拒薬経験は約4割で認められ、効果に疑問がある、副作用を避ける、体調が良いなど認識の低さが理由だった。ロールシャッハテストを行った患者は17名(うち拒薬経験7名)であった。変数のなかからZd(情報取り込み)、X-%(現実認識の歪み)、HVI(警戒心)に着目した。入院回数や治療期間、Zd、X-%において拒薬との相関性はなかった。HVI陽性において拒薬との相関性があった。HVI陽性は警戒心過剰が助長され、副作用を警戒し拒薬という結論に達する可能性がある。またHVI陰性でも、ZdやX-%が期待値外の場合、薬剤師の説明を正しく把握できず自己判断を行う可能性もある。これらの患者には、混乱や誤解が生じないよう、十分に要点を絞った情報提供や紙面が必要と考えられ、繰り返し対話し、知識を共有することが大切であると考えられた。
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