IgGの糖鎖が胎児の免疫能と胎盤通過性に果たす役割に関する研究
IgGの糖鎖が胎児の免疫能と胎盤通過性に果たす役割に関する研究
批准号:
09772071
负责人:
木村 聡
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
血清IgGのFc部分にはアスパラギン結合型の糖鎖が付着しており、3次構造の維持に関与している。我々はFMOC(fluoromethylchroloformate)を標識物質とした糖鎖分析法を開発し、昨年度は臍帯血IgGの糖鎖が成人と異なる事を報告した。一方、血清IgGには胎盤通過性があるため、糖鎖の違いが胎盤通過性に影響を及ぼす可能性が考えられる。そこで今年度は臍帯血と妊婦血清のIgGを精製し、両者の糖鎖組成を比較した。同意に基づき25例、12組の妊婦より血液、および臍帯血を採取した。臍帯血は分娩直後、母体血は分娩の前後24時間以内に採取されたものを使用した。プロテインAセファロースで血清からIgGを精製、シアリダーゼ処理の後、N-glycanaseにて糖鎖を遊離したのちFMOCを標識し、HPLC法にて分離、定量を行った。その結果、非還元末端にガラクトースをもたない糖鎖(G0)の全糖鎖中に占める割合は、臍帯血で7.88±3.6%、母体血9.75±5.3%と、臍帯血で有意に低かった(p=0.039)。血清IgG量との積からG0をもつIgGの濃度を算出すると、両者の差は拡大した(p=0.008)。一方、2つのガラクトースをもつ糖鎖(G2)の全糖鎖中に占める割合は、母児間で有意差が認められず、量的には母児間でG0よりも強い相関が得られた。G2の割合および絶対量では母児間に有意差を認めず、高い胎盤通過性を反映した結果となったが、G0の割合は妊婦で有意に高く、絶対量でみるとさらに差は明確であった。この差が生じた理由は、G0の胎盤通過性がG2よりも低いためと推定される。しかし児側で産生されるIgGにG0の割合が低いか、G0の半減期が児では短いという可能性も残され、現在検討中である。いずれにしても本研究、は胎児と母体のIgG糖鎖構造の比較を行った、世界で初めての報告となる。
英文摘要
血清IgGのFc部分にはアスパラギン結合型の糖鎖が付着しており、3次構造の維持に関与している。我々はFMOC(fluoromethylchroloformate)を標識物質とした糖鎖分析法を開発し、昨年度は臍帯血IgGの糖鎖が成人と異なる事を報告した。一方、血清IgGには胎盤通過性があるため、糖鎖の違いが胎盤通過性に影響を及ぼす可能性が考えられる。そこで今年度は臍帯血と妊婦血清のIgGを精製し、両者の糖鎖組成を比較した。同意に基づき25例、12組の妊婦より血液、および臍帯血を採取した。臍帯血は分娩直後、母体血は分娩の前後24時間以内に採取されたものを使用した。プロテインAセファロースで血清からIgGを精製、シアリダーゼ処理の後、N-glycanaseにて糖鎖を遊離したのちFMOCを標識し、HPLC法にて分離、定量を行った。その結果、非還元末端にガラクトースをもたない糖鎖(G0)の全糖鎖中に占める割合は、臍帯血で7.88±3.6%、母体血9.75±5.3%と、臍帯血で有意に低かった(p=0.039)。血清IgG量との積からG0をもつIgGの濃度を算出すると、両者の差は拡大した(p=0.008)。一方、2つのガラクトースをもつ糖鎖(G2)の全糖鎖中に占める割合は、母児間で有意差が認められず、量的には母児間でG0よりも強い相関が得られた。G2の割合および絶対量では母児間に有意差を認めず、高い胎盤通過性を反映した結果となったが、G0の割合は妊婦で有意に高く、絶対量でみるとさらに差は明確であった。この差が生じた理由は、G0の胎盤通過性がG2よりも低いためと推定される。しかし児側で産生されるIgGにG0の割合が低いか、G0の半減期が児では短いという可能性も残され、現在検討中である。いずれにしても本研究、は胎児と母体のIgG糖鎖構造の比較を行った、世界で初めての報告となる。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Satoshi Kimura et al.: "Increased Glycosylation of Human Serum IgGs Purified from Card Blood Compared with Those from Healthy Adults" Clinical Chemistry. 43・6. S201-S201 (1997)
Satoshi Kimura 等人:“与健康成人相比,从卡血液中纯化的人血清 IgG 的糖基化增加”临床化学 43・6 (1997)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
木村 聡 ほか: "血清IgG糖鎖の妊婦と胎児における相違点" 臨床病理(総会号). 45. 139-139 (1997)
Satoshi Kimura 等人:“孕妇和胎儿之间血清 IgG 糖链的差异”《临床病理学》(大会号)(1997 年)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
片側脳分離体外循環の安全性の検討―両側・片側脳分離体外循環の脳循環への影響の比較
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批准号:24K11995
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:木村 聡
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依托单位:
小児心臓外科手術中の深部体温と酸素消費量との関連
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批准号:24K19462
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:木村 聡
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依托单位:
体外式膜型人工肺と血中カルボキシヘモグロビン濃度との関連
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批准号:21K20516
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$2.0万
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财政年份:2021
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负责人:木村 聡
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依托单位:
病原性細菌の宿主翻訳系を標的とした感染戦略の分子機構の解析
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批准号:13J09842
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.76万
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财政年份:2013
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负责人:木村 聡
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依托单位:
新規リボソーマルRNA修飾の同定および機能解析
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批准号:11J09964
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.83万
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财政年份:2011
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负责人:木村 聡
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依托单位:
オタマボヤが形成するセルロース性マイクロネット構造の構築機構に関する研究
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批准号:18880007
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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资助金额:$1.86万
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财政年份:2006
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负责人:木村 聡
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依托单位:
インスリン受容体を阻害する糖脂質に着目した糖尿病の新しい病態診断指標の開発
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批准号:11877418
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.22万
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财政年份:1999
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负责人:木村 聡
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依托单位:
IgGの胎盤通過性に及ぼす糖鎖の影響に関する研究
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批准号:08772185
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:木村 聡
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依托单位:
免疫グロブリン糖鎖の新しい分析法による病態の解明
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批准号:07772258
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:木村 聡
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依托单位:
自然環境を生かした環境教育のためのプログラムの作成とフィルドの設定
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批准号:X00220----591701
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (B)
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资助金额:$0.13万
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财政年份:1980
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负责人:木村 聡
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依托单位:
海外基金