骨・関節における自己寛容破綻機構の解明と新規治療法の開発
骨・関節における自己寛容破綻機構の解明と新規治療法の開発
批准号:
22H02844
负责人:
小松 紀子
金额:
$11.23万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
近年、組織の恒常性維持や病態形成における間葉系細胞と免疫細胞の相互作用の意義に注目が集まっている。滑膜の炎症に伴って骨や軟骨の破壊が進行する自己免疫疾患である関節リウマチの病態解明においても免疫-間葉系-骨の3者相互作用の理解が重要であると考えられる。われわれはこれまで滑膜線維芽細胞が破骨細胞誘導因子RANKL を発現する主要な細胞として骨破壊を誘導することを見出してきたが、組織破壊型の病的滑膜線維芽細胞の形成機構は不明であった。今年度は組織破壊型の病的滑膜線維芽細胞の形成機構に着手し、関節リウマチ患者の滑膜線維芽細胞のエピゲノム解析により、線維芽細胞特異的に RANKL 遺伝子発現を制御するエンハンサー (E3) 領域を同定した。さらに転写因子 ETS1 が E3 領域に結合し、骨・軟 骨破壊を促進する RANKL や MMP など遺伝子の発現を促進することを見 出した。滑膜線維芽細胞特異的 ETS1 欠損マウスを作製し、関節炎を誘導した結果、ETS1 欠損は炎症には影響がない一方で、骨と軟骨の破壊が 抑制されることが明らかとなった。ETS1 は TNF 等の炎症性サイトカイン刺激や滑膜表層部の低酸素環境により発現が誘導されることが示唆された。本研究により ETS1 が、組織破壊型の病的線維芽細胞の形成において鍵となる役割を担うことが明らかとなった。滑膜線維芽細胞の ETS1 の発現や機能の制御により関節リウマチの骨と軟骨破壊を同時に抑制する新しい治療法の開発に繋がると考えられる。
英文摘要
近年、組織の恒常性維持や病態形成における間葉系細胞と免疫細胞の相互作用の意義に注目が集まっている。滑膜の炎症に伴って骨や軟骨の破壊が進行する自己免疫疾患である関節リウマチの病態解明においても免疫-間葉系-骨の3者相互作用の理解が重要であると考えられる。われわれはこれまで滑膜線維芽細胞が破骨細胞誘導因子RANKL を発現する主要な細胞として骨破壊を誘導することを見出してきたが、組織破壊型の病的滑膜線維芽細胞の形成機構は不明であった。今年度は組織破壊型の病的滑膜線維芽細胞の形成機構に着手し、関節リウマチ患者の滑膜線維芽細胞のエピゲノム解析により、線維芽細胞特異的に RANKL 遺伝子発現を制御するエンハンサー (E3) 領域を同定した。さらに転写因子 ETS1 が E3 領域に結合し、骨・軟 骨破壊を促進する RANKL や MMP など遺伝子の発現を促進することを見 出した。滑膜線維芽細胞特異的 ETS1 欠損マウスを作製し、関節炎を誘導した結果、ETS1 欠損は炎症には影響がない一方で、骨と軟骨の破壊が 抑制されることが明らかとなった。ETS1 は TNF 等の炎症性サイトカイン刺激や滑膜表層部の低酸素環境により発現が誘導されることが示唆された。本研究により ETS1 が、組織破壊型の病的線維芽細胞の形成において鍵となる役割を担うことが明らかとなった。滑膜線維芽細胞の ETS1 の発現や機能の制御により関節リウマチの骨と軟骨破壊を同時に抑制する新しい治療法の開発に繋がると考えられる。
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The immune-fibroblast-bone triangle interaction in autoimmune diseases
自身免疫性疾病中免疫-成纤维细胞-骨三角相互作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Notohara K, Kamisawa T, Furukawa T, Fukushima N, Ikeura T, Kawa S, Okazaki K., Noriko Komatsu]
通讯作者:
Noriko Komatsu
関節リウマチにおける組織破壊型の滑膜線維芽細胞の形成機構
类风湿性关节炎组织破坏性滑膜成纤维细胞的形成机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Iida T, Mizutani Y, Esaki N, Ponik SM, Burkel BM, Weng L, Kuwata K, Masamune A, Ishihara S, Haga H, Kataoka K, Mii S, Shiraki Y, Ishikawa T, Ohno E, Kawashima H, Hirooka Y, Fujishiro M, Takahashi M, Enomoto A, 小松紀子]
通讯作者:
小松紀子
関節リウマチにおける組織破壊性の滑膜線維芽細胞の形成機構
类风湿关节炎组织破坏性滑膜成纤维细胞的形成机制
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Suzuki S, Omori Y, Hirose K, Ono Y, Karasaki H, Shimoda M, Nagakawa Y, Tsuchida A, Mizukami Y, Furukawa T., 小松紀子]
通讯作者:
小松紀子
Overview of immune regulation by non-immune cells
非免疫细胞的免疫调节概述
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松田未央, 山本誠士, 奥野のり子, 濱島丈, 山内直岳, 笹原正清, 小松紀子]
通讯作者:
小松紀子
関節リウマチにおける破骨細胞形成の新たなメカニズムの解明
阐明类风湿性关节炎中破骨细胞形成的新机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Itoh T, Omori Y, Seino M, Hirose K, Date F, Ono Y, Mizukami Y, Mizuma M, Morikawa T, Higuchi R, Honda G, Unno M, Furukawa T., 小松紀子]
通讯作者:
小松紀子
共 9 条
骨・関節における自己寛容破綻機構の解明と新規治療法の開発
-
批准号:23K24106
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$3.24万
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财政年份:2024
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
抗EGFR抗体イムノトキシンの光化学内在化法による頭頸部癌新規治療法の開発
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批准号:23K16172
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2023
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
蛍光標識抗Robo1抗体イムノトキシンの光化学内在化法による頭頸部癌新規治療開発
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批准号:19K19154
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2019
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
抗Robo1抗体イムノトキシンの光化学内在化法併用による頭頸部癌新規治療法の開発
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批准号:18H06320
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.91万
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财政年份:2018
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
骨芽細胞シートと人工類骨を用いた骨基質石灰化の解明と骨形成促進技術への展開
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批准号:25670848
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2013
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
制御性T細胞を用いた炎症性骨疾患の治療法の開発
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批准号:10J04341
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2010
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
制御性T細胞を用いた炎症性骨疾患の治療法の開発
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批准号:22790456
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.33万
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财政年份:2010
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
制御性T細胞を用いた関節リウマチ治療法の開発
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批准号:21890068
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.7万
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财政年份:2009
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负责人:小松 紀子
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依托单位:
海外基金