メソポタミア・シリア・エジプトの文明の盛衰と環境変動
メソポタミア・シリア・エジプトの文明の盛衰と環境変動
批准号:
04212121
负责人:
川西 宏幸
金额:
$2.24万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1992
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1992 至 --
中文摘要
本年度は紀元前1千年前後、考古学的にいえば青銅器時代後期から鉄器時代初期にまたがる時期に焦点を合わせた。この古代史上の転換の様態と原因について7回の研究会を実施し、また公開シンポジウムを開催して成果の一部を公表した。そこで確認されたのは、以下の点である。メソポタミア・シリア・エジプト史上、前1200-900年という時期は、前代の有力国家が衰滅して次代勢力の興隆をまつ、いわば政治的な空白の300年である。この空白を現出した要因は一元的なものではなく、相乗的であったと考えられる。すなわち、1)新王国時代のエジプトのヒッタイトがシリアの領有をめぐって激しい闘争を繰り返し、その軍事面の荷重が両国を疲弊させたこと。2)「海の民」が前1200年頃に南下し、ヒッタイトを滅亡においやったこと。3)シリア内陸部のアラム人の活動が活発化して、アッシリアが衰退したこと。4)戦いで疲弊したエジプトに、さらに東西から異民族が侵入したこと。つまり、戦乱による疲弊と民族の移動・侵入とが大きな要因であったことが知られる。これと並んで、前1200年頃に気候が寒冷に向かうことが古気候学の方面から指摘され、またナイル河の水位の低下も説かれている。この環境変化が民族移動を促し、農業生産力の低下をもたらせた河能性が高い。これらの原因によってもたらされた政治的な空白の実態は、分節化した社会であった。そこで、1)鉄器という新しい素材を駆使して農業生産力を高めつつ、2)西方では海上交易や移民によって、ギリシア・ローマ文明の母体となる地中海世界の形成にむかい、3)東方ではアッシリアが回複し、騎馬兵力による強大な軍事力を擁するようになる。これらの動きが重なって、オリエント世界は再び新たな政治統合へと歩み始めたのである。
英文摘要
本年度は紀元前1千年前後、考古学的にいえば青銅器時代後期から鉄器時代初期にまたがる時期に焦点を合わせた。この古代史上の転換の様態と原因について7回の研究会を実施し、また公開シンポジウムを開催して成果の一部を公表した。そこで確認されたのは、以下の点である。メソポタミア・シリア・エジプト史上、前1200-900年という時期は、前代の有力国家が衰滅して次代勢力の興隆をまつ、いわば政治的な空白の300年である。この空白を現出した要因は一元的なものではなく、相乗的であったと考えられる。すなわち、1)新王国時代のエジプトのヒッタイトがシリアの領有をめぐって激しい闘争を繰り返し、その軍事面の荷重が両国を疲弊させたこと。2)「海の民」が前1200年頃に南下し、ヒッタイトを滅亡においやったこと。3)シリア内陸部のアラム人の活動が活発化して、アッシリアが衰退したこと。4)戦いで疲弊したエジプトに、さらに東西から異民族が侵入したこと。つまり、戦乱による疲弊と民族の移動・侵入とが大きな要因であったことが知られる。これと並んで、前1200年頃に気候が寒冷に向かうことが古気候学の方面から指摘され、またナイル河の水位の低下も説かれている。この環境変化が民族移動を促し、農業生産力の低下をもたらせた河能性が高い。これらの原因によってもたらされた政治的な空白の実態は、分節化した社会であった。そこで、1)鉄器という新しい素材を駆使して農業生産力を高めつつ、2)西方では海上交易や移民によって、ギリシア・ローマ文明の母体となる地中海世界の形成にむかい、3)東方ではアッシリアが回複し、騎馬兵力による強大な軍事力を擁するようになる。これらの動きが重なって、オリエント世界は再び新たな政治統合へと歩み始めたのである。
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常木 晃: "「オリーヴの木の下で」" 『教室の窓』. No415. 3-8 (1991)
常木晃:《橄榄树下》,教室之窗,第 3-8 期(1991 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
岩崎 卓地: "『エル・ルージュ盆地における考古学的調査I』" 筑波大学歴史・人類学系, 118 (1991)
Takuchi Iwasaki:“‘El Rouge Basin I 考古调查’”筑波大学历史与人类学系,118(1991)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
泉 拓良: "“The Archaeological Works at the Southeastern Necropoles in Palmya,Syria"" 『奈良大学紀要』. No21. 1-24 (1993)
泉卓郎:“叙利亚帕尔米亚东南部墓地的考古工作”,奈良大学公报第 21 期 1-24(1993 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
川西 宏幸: "「アコリス遺跡の葬送船模型」" 『学士会会報』. No797. 141-147 (1992)
Hiroyuki Kawanishi:“阿科利斯遗址的葬礼船模型”学会公报第 141-147 号(1992 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
中井 義明: "「ミケーネ文明の盛衰」" 『文明と環境ニュースレター」. No7. 34-39 (1992)
中井义明:“迈锡尼文明的兴衰”《文明与环境通讯》第 34-39 期(1992 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 18 条
エジプト・ローマ都市の盛衰について
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批准号:05610328
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1993
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负责人:川西 宏幸
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依托单位:
メソポタミア・シリア・エジプトの文明の減衰と環境変動
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批准号:05203113
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1993
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负责人:川西 宏幸
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依托单位:
メソポタミア・シリア・エジプトの文明の盛衰と環境変動
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批准号:03230118
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.92万
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财政年份:1991
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负责人:川西 宏幸
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依托单位:
古墳時代における墳墓と集落との消長関係について
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批准号:63510230
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1988
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负责人:川西 宏幸
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依托单位:
西アジア青銅器時代の土器に関する編年的研究
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批准号:X00210----571130
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1980
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负责人:川西 宏幸
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依托单位:
海外基金