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東南アジアの経済発展の文化的基礎としての「儒教と集団主義」についての研究

“儒家思想与集体主义”作为东南亚经济发展的文化基础研究

基本信息

批准号：
01605506
负责人：
間宏
金额：
$ 0.51万
依托单位：
Waseda University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
1989
资助国家：
日本
起止时间：
1989 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、経済発展における文化的基礎の重要性を明らかにするため、非西欧諸国中,近年急速な経済成長をとげた日本およびNIES諸国のうち、本年度は日韓両国をとり上げ、そこにみられる儒教と集団主義に焦点を当てて研究することであった。この課題は、1、2年で結論の出せるものではなく、今後、日韓に中国を含めて、研究を継続してゆく予定である。本年度の研究を通して明らかになったことの一端を記せば、以下の通りである。日韓両国は、歴史的・文化的に多くの共通性をもつ半面、相違点もまた大きい。共通性としては、第1に、その定義はさておき、西欧近代の個人主義に対して、集団主義が文化的基盤、したがって経済発展の基盤となっている。第2に、その集団主義は、両国共古来からの祖先崇拝を中核としており、それがイエ制度を存続させ、財閥や企業グル-プ形成に大きな役割を果してきた。第3に、インド,中国を経由して導入された仏教、儒教、道教がこのイエ制度と結び付き、それを補強してきた。近代資本主義のエトスにこれらの影響がうかがわれる。相違点としては、第1に、日本では、仏教と儒教の役割が大きかったのに対し、韓国では、14世紀末の「排仏崇儒」政策以降、仏教が統治者はもとより一般民衆に及ぼした感化は小さかった。これは経済行動の心理的基盤の差として注目される。第2に、儒教の受容の仕方についての相違が指摘できる。少なくとも17世紀以降、統治者の徳目として「修身斉家」の観念に基づく徳治主義が理想とされ、被統治者の徳目として「忠孝」がもっとも重視されたことは、両国とも同様である。ただ、日本では孝より忠が重んぜられたのに対し、韓国ではその逆であった。このことは、企業経営の上にも現われ、日本では企業忠誠心が生じたが、韓国にはこうした観念は生ぜす、これが経済発展にも相違をもたらした。

The purpose of this study is to clarify the importance of cultural development in non-Western European countries. This topic is one or two years old, and the conclusion is one or two years old. In the future, Japan and South Korea will include China, and the research will be determined. This year's research is open to the public. Japan and South Korea have many commonalities in history and culture, and they are different. Communicity is the basis of individualism and collectivism in modern Western Europe. The second is the formation of a large number of enterprises, such as chaebol, chaebol, etc. Third, China's economy has been strengthened by the introduction of religions, Confucianism and Taoism. The influence of modern capitalism is very important. In contrast, the 1st century, Japan, Korea, the late 14th century, the "exclusion of Confucianism" policy, the general public and the general public. The difference between the psychological basis of action and attention. Second, Confucianism and tolerance of the official side of the. From the 17th century onward, the ruler's moral vision and the concept of "self-cultivation" were based on the ideal of governance, and the ruler's moral vision and "loyalty and filial piety" were valued. Japan's filial piety and loyalty to the United States, South Korea's reverse This is the first time that the United States has been involved in the war.