PCBをはじめとする有機塩素化合物の口腔粘膜に及ぼす影響

PCBs等有机氯化合物对口腔粘膜的影响

基本信息

批准号：
06771927
负责人：
川崎五郎
金额：
$ 0.64万
依托单位：
Nagasaki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1994
资助国家：
日本
起止时间：
1994 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-06771927/
关键词：
PCB 口腔粘膜難治性口腔粘膜疾患ビタミンA カテプシン有機塩素化合物

项目摘要

PCBをはじめとする有機塩素化合物は、環境汚染物質で、特にPCBはカネミ油症の主たる原因物質として知られている。そしてこれらの化合物は、口腔粘膜に影響を与えることが、疫学調査よりわかっている。一方、臨床で出会う難治性口腔粘膜疾患には原因不明なものが多く、この原因に有機塩素化合物が関与しているのではないかと考え、以前の実験により変化のおこることの分かっている唾液腺とともに実験を行った。まずビタミンAについてであるが、口腔粘膜に関しては、上皮組織を正常に保つ働きを持っている。PCB等の投与にて、HPLCにより、唾液腺でビタミンAが減少することを確認したが、口腔粘膜においてもベータ-カロチンが減少することを確認した。又、唾液腺においては薬物代謝酵素の誘導により、ビタミンAが減少することを確認したが、口腔粘膜に関しては、組織量が少なかったためか、薬物代謝酵素に関する明確なデータを出すことができなかった。カテプシン類の酵素については、唾液腺では、有意な上昇がみられたが、口腔粘膜組織では、やや高い値ではあるものの、有意な差は今回の実験ではみられなかった。形態学的には、唾液腺では、空胞素性、糖タンパク合成子の変化がみられたが、口腔粘膜に関しては角化異常が、しばしばみられた。これらのことより、さらに、他の動物での実験等を行わなければ明確に言及できないが、口腔粘膜疾患と有機塩素化合物に何らかの関係があることを示唆する結果と思われた。さらに検討を行う予定である。

包括PCB在内的有机氯化合物是环境污染物，尤其是PCB，被称为Kanemi油病的主要病因。流行病学研究表明，这些化合物对口腔粘膜有影响。另一方面，在临床实践中遇到的许多棘手的口腔粘膜疾病是未知的，我们认为有机氯化合物可能参与了这一原因，因此我们对唾液腺进行了实验，这些实验已知由于先前的实验而已知会发生变化。首先，关于维生素A，口服粘膜具有正常维持上皮组织的功能。 PCB给药后，HPLC证实，唾液腺中的维生素A降低，但也降低了口服粘膜中β-胡萝卜素。此外，已经证实，由于诱导药物代谢酶，维生素A的唾液腺降低，但对于口服粘膜，无法提供有关药物代谢酶的清晰数据。组织蛋白酶酶显示出唾液腺的显着增加，但是在口服粘膜组织中，在本实验中没有观察到显着差异。从形态上讲，在唾液腺中观察到液泡和糖蛋白合成的变化，但是在口腔粘膜中经常观察到异常角化作用。从这些原因中，尽管没有其他动物的实验，但不能清楚地提到，结果表明口服粘膜疾病与有机氯化合物之间存在某种关系。计划进一步考虑。