ホッブズの学問論と近代政治哲学の成立

霍布斯的学术理论与现代政治哲学的建立

• 批准号: 07710005
• 负责人: 秋元 ひろと
• 金额: $ 0.51万
• 依托单位: Mie University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1995
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1995 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07710005/
• 关键词: ホッブズ; 政治哲学; 人間論

ホッブズは哲学と自然哲学と、社会哲学とに大きく2分する。本研究の主題である、国家(リヴァイアサン)についての理論としての彼の政治哲学は、もちろん、社会哲学に属する仕事であるが、この政治哲学は人間論を前提として展開される。ところで、ホッブズの人間論は、一部は自然哲学に属し、一部は社会哲学に属するという二層構造を示す。このことは、彼の人間の特徴づけが多様であることによって説明できる。つまり、人間は神によって創造された自然世界の一部であり、このように人間を神との関係において見れば、人間は自然哲学があつかう対象となる。一方、人間は国家の製作者であると同時にその素材でもあって、このように人間を国家との関係において見れば、人間は社会哲学があつかう対象となるのである。このようなホッブズの人間論の二層構造を明らかにしたことによって、ホッブズ政治哲学の性格について、つぎのような理解をえることができた。すなわち、政治哲学の主題となる人間が神の被造物であるかぎり、ホッブズ政治哲学は自然哲学を前提している。実際、彼の主著『リヴァイアサン』は、人間の諸機能についての自然科学的・唯物論的説明から始まる。しかし、政治哲学においてとくに問題となるのは社会哲学の主題としての人間であり、したがって、ホッブズ政治哲学は自然哲学にはない社会哲学独自の要素をも前提としている。

Philosophy, natural philosophy and social philosophy are two points apart. The theme of this study is the theory of the state and its political philosophy, the social philosophy and the social philosophy. A two-layer structure is shown in the following parts: natural philosophy and social philosophy. The characteristics of the world are different. A part of the natural world is created by God. A part of the natural world is created by God. A part of the natural world is created by God. One side, the world, the country's producer, The two-layer structure of the theory of human beings is clear and clear, and the character of political philosophy is clear and clear. The theme of political philosophy is the premise of natural philosophy. In fact, his main work "", the human function in the natural science of materialism explained from the beginning The theme of social philosophy is the premise of social philosophy.

项目成果

秋元ひろと: "Hobbes's Theory of Man:Its Two-Lovel Structure" 三重大学教育学部研究紀要(人文・社会科学). 47. 91-109 (1996)

秋元弘人：“霍布斯的人论：二爱结构”三重大学教育学部通报（人文社会科学）47. 91-109（1996）。