JNK経路による細胞死誘導メカニズムの解析
JNK経路による細胞死誘導メカニズムの解析
批准号:
14704068
负责人:
後藤 由季子
金额:
$18.3万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2003
中文摘要
前年度は細胞死誘導型Bcl-2ファミリーメンバーのBaxに焦点を当ててJNKの機能を調べたが、本年度はBH3 onlyサブタイプの細胞死誘導型Bcl-2ファミリーメンバーのBadに注目してJNKの機能を検討した.Badはこれまでに、神経栄養因子等の生存促進シグナル存在下で活性化するAktにより直接にリン酸化を受け、このリン酸化依存的に14-3-3タンパク質に結合することで不活性化する事が知られている.我々は細胞死シグナルによって活性化したJNKが14-3-3のSer185をリン酸化することを見いだしたので、このリン酸化によって14-3-3とBadの結合に影響が及ぼされるかを検討した.活性型JNKを細胞に発現した場合、あるいはJNKの活性化するストレス刺激(アニソマイシンなど)を加えた場合に、14-3-3とBadの結合が低下する事が免疫共沈法によって明らかになった.また精製した14-3-3とBadのリコンビナントタンパク質を用いた再構成実験においても14-3-3のJNKによるSer185のリン酸化によって、Aktによりリン酸化を受けているBadの結合が低下する事が示された.さらにJNK経路が活性化すると細胞内でのBadの局在が細胞質からミトコンドリアへと移行する事も明らかになった.ミトコンドリアの上流において生存シグナルと死シグナルが拮抗するメカニズムは、ほ乳類細胞の生死決定機構を理解する上で非常に重要である.本研究において、Aktを介した生存シグナルとJNKを介した死シグナルが14-3-3に収束し、拮抗的に働くことが示された。Aktによってリン酸化される事で14-3-3に結合する細胞死誘導タンパク質はBadにとどまらず、神経死に関与するAsk1など数多くの分子が知られている.従って本研究で明らかになった拮抗メカニズムは、これらの分子に共通に当てはまる一般的な機構である可能性があると考えている.
英文摘要
前年度は細胞死誘導型Bcl-2ファミリーメンバーのBaxに焦点を当ててJNKの機能を調べたが、本年度はBH3 onlyサブタイプの細胞死誘導型Bcl-2ファミリーメンバーのBadに注目してJNKの機能を検討した.Badはこれまでに、神経栄養因子等の生存促進シグナル存在下で活性化するAktにより直接にリン酸化を受け、このリン酸化依存的に14-3-3タンパク質に結合することで不活性化する事が知られている.我々は細胞死シグナルによって活性化したJNKが14-3-3のSer185をリン酸化することを見いだしたので、このリン酸化によって14-3-3とBadの結合に影響が及ぼされるかを検討した.活性型JNKを細胞に発現した場合、あるいはJNKの活性化するストレス刺激(アニソマイシンなど)を加えた場合に、14-3-3とBadの結合が低下する事が免疫共沈法によって明らかになった.また精製した14-3-3とBadのリコンビナントタンパク質を用いた再構成実験においても14-3-3のJNKによるSer185のリン酸化によって、Aktによりリン酸化を受けているBadの結合が低下する事が示された.さらにJNK経路が活性化すると細胞内でのBadの局在が細胞質からミトコンドリアへと移行する事も明らかになった.ミトコンドリアの上流において生存シグナルと死シグナルが拮抗するメカニズムは、ほ乳類細胞の生死決定機構を理解する上で非常に重要である.本研究において、Aktを介した生存シグナルとJNKを介した死シグナルが14-3-3に収束し、拮抗的に働くことが示された。Aktによってリン酸化される事で14-3-3に結合する細胞死誘導タンパク質はBadにとどまらず、神経死に関与するAsk1など数多くの分子が知られている.従って本研究で明らかになった拮抗メカニズムは、これらの分子に共通に当てはまる一般的な機構である可能性があると考えている.
期刊论文(13)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Suzawa, M., et al.: "Cytokines suppress adipogenesis and PPAR-gamma function through the TAK1/TAB1/NIK cascade."Nat.Cell Biol.. 5. 224-230 (2003)
Suzawa, M., et al.:“细胞因子通过 TAK1/TAB1/NIK 级联抑制脂肪生成和 PPAR-gamma 功能。”Nat.Cell Biol.. 5. 224-230 (2003)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Shinohara M, et al.: "SWAP-70 is a guanine nucleotide-exchange factor that mediates signalling of membrane ruffling"Nature. 416. 759-763 (2002)
Shinohara M 等人:“SWAP-70 是一种鸟嘌呤核苷酸交换因子,可介导膜波动信号传导”Nature。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
増山典久ら: "神経系細胞の生存シグナル"実験医学 増刊. 21・2. 258-264 (2003)
增山纪久等:“神经系统细胞的生存信号”实验医学特别版21・2(2003)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Miyagi, S.et al.: "The sox-2 regulatory regions display their activities in two distinct multipotent stem cells"Mol.Cell.Biol.. (in press). (2004)
Miyagi, S.et al.:“sox-2 调节区在两种不同的多能干细胞中显示出它们的活性”Mol.Cell.Biol..(正在出版)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Katome, T.et al.: "Use of RNA-interference-mediated gene silencing and adenoviral overexpression to elucidate the roles of AKT/PKB-isoforms in insulin actions"J.Biol.Chem.. 278. 28312-28323 (2003)
Katome, T.等人:“使用 RNA 干扰介导的基因沉默和腺病毒过表达来阐明 AKT/PKB 亚型在胰岛素作用中的作用”J.Biol.Chem.. 278. 28312-28323 (2003)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 13 条
新規3Dゲノム構造同定法に基づいたニューロン分化・可塑性制御機構の解明
-
批准号:22H00431
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
-
资助金额:$27.21万
-
财政年份:2022
-
负责人:後藤 由季子
-
依托单位:
神経幹細胞の発生時期特異的な運命決定機構の解明
-
批准号:15H02357
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
-
资助金额:$9.98万
-
财政年份:2015
-
负责人:後藤 由季子
-
依托单位:
PI3K-Akt経路による癌化メカニズムの解析
-
批准号:12215021
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$45.25万
-
财政年份:2000
-
负责人:後藤 由季子
-
依托单位:
MAPキナーゼの作用機序
-
批准号:11139214
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
-
资助金额:$4.8万
-
财政年份:1999
-
负责人:後藤 由季子
-
依托单位:
ストレスに応答して活性化するキナーゼ群の解析
-
批准号:07253212
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.6万
-
财政年份:1995
-
负责人:後藤 由季子
-
依托单位:
細胞複製を制御する遺伝子とMAPキナーゼの相互作用
-
批准号:06247208
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:1994
-
负责人:後藤 由季子
-
依托单位:
海外基金