90年代イギリスの政治システム変容に関する研究

20世纪90年代英国政治制度变迁研究

• 批准号: 14720065
• 负责人: 若松 邦弘
• 金额: $ 1.98万
• 依托单位: Tokyo University of Foreign Studies
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2004
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14720065/
• 关键词: 政治学; 政策過程; ガバナンス; デモクラシー; イギリス; 西欧; 統治; グローバリゼーション; 欧州統合; 欧州統治

本研究は、グローバリゼーションと欧州統合という二つの外的変化が、90年代以降、イギリスの政治システムにもたらした変容を、文献資料の分析と関係者へのインタビューをもとに検討するものである。具体的には、サッチャー後の二政権(メージャー、ブレア)について、複数政策分野における政策過程とそれを巡る政治過程を比較分析する。最終の本年度は、過去2年度の政策分野比較にもとづき、同時期のイギリス政治の変化をシステム変容として分析した。詳細は以下のとおりである。80年代の制度改革の影響は90年代以降にとりわけ顕在化し、イギリスの政策過程が分権化を伴いながら開放的な性格を強める結果をもたらした。特定の団体による政策過程の独占は排除され、高度に組織化された集団の役割も低下している。90年代のイギリス政治では新しい利害の表出が著しく、政策過程に多彩な集団が関与するようになった。なかでも全国レベルのネットワークをもつ消費者団体や市民団体は、メディアを通じた世論への働きかけを重視している。このようなアジェンダの政治化は、開放性を増しつつある政策ネットワークにさらなる開放を促している。一方、ボランタリーセクターも公的機関の撤退による空白域を埋める重要な役割を担うようになった。これら新しい集団と政府との関係は新しい制度を接点に拡大している。90年代なかばからの分権改革が地方制度を強化するなか、関係団体は地方レベルの組織化を進め、行政とそのようなローカルな集団との協議が増えている。地方における関係利害の包摂である。とりわけ重要なのは、そのような利害が社会、環境面に及ぶ多様なものということである。イギリス政治にも経済的利害の配分や生産者利害にとどまらない新しいアジェンダが定着しつつある。環境保護、人権尊重、動物愛護などの脱物質主義的価値の尊重である。それは新たに政策過程の主体となった集団に支えられている。

This study focuses on the analysis of literature data and the relationship between European integration and the transformation of European integration, the transformation of European politics since the 1990s, and the analysis of European integration. The concrete policy process and the political process of the two political parties ( Finally, this year's policy differences between the past two years, the same period of time, the political transformation of the situation, the analysis of the situation Details of the following. The impact of institutional reforms in the 1980s and 1990s has been on the process of policy differentiation and openness. The exclusivity of the policy process for a particular organization is eliminated, and the organization of the policy process is highly organized. In the 1990s, the political process was new, and the policy process was colorful. In the past, China's consumer and public organizations have paid close attention to the development of the economy. The policy of politicalization and openness in the development of science and technology has become more and more open. A party, a party The relationship between the new government and the new system is very important. In the 1990s, the division reform strengthened the local system, the organization of the relationship group, the organization of the administrative group, and the agreement of the group. Local interest package. Social and environmental aspects and a variety of aspects The distribution of interests in politics and producer interests Environmental protection, respect for human beings, animal care, and respect for materialism. The main body of the new policy process is the collective support system.

项目成果

若松 邦弘: "「サッチャー後」のイギリスにおけるサブナショナルデモクラシーの活性化"日本比較政治学会2002年度研究大会(東京大学)報告(報告論文集). 214-223 (2002)

Kunihiro Wakamatsu：“复兴后撒切尔英国的地方民主”日本比较政治学会 2002 年年会报告（东京大学）（论文集）214-223（2002 年）。

若松 邦弘: "EUにおける立憲体制と市民的自由の保障-司法内務分野をめぐる統治の変容-"ヨーロッパ統合の国際関係論(共著、芦書房). 245-270 (2003)

Kunihiro Wakamatsu：“欧盟的宪法制度和公民自由的保障 - 围绕司法和内政领域的治理变化 -”欧洲一体化的国际关系理论（合著者，Ashi Shobo）245-270（2003）。

イギリス-制度の改革と政策過程の開放

英国——制度改革和开放的政策过程

• 发表时间: 2004
• 期刊: 地域研究II-先進デモクラシーの再構築(共著、日本経済評論社)
• 作者: 若松 邦弘

若松 邦弘: "イギリスにおける地方統治の変容-サブナショナルなレベルの活性化-"日本比較政治学会年報. 5. 73-98 (2003)

Kunihiro Wakamatsu：“英国地方治理的转型 - 地方层面的振兴”日本比较政治学会年度报告 5. 73-98 (2003)。

若松 邦弘: "欧州連合による移民政策"移民政策の国際比較(共著、明石書店). 219-243 (2003)

Kunihiro Wakamatsu：“欧盟的移民政策”移民政策的国际比较（合著者，明石书店）219-243（2003）。