面不斉を有する新規イオン性液体:「万能型」不斉合成反応場としての応用
面不斉を有する新規イオン性液体:「万能型」不斉合成反応場としての応用
批准号:
14750674
负责人:
石田 康博
金额:
$2.5万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2003
中文摘要
近年、低温で溶融する塩(イオン性液体)が、環境に負荷をかけない溶媒として、各方面から脚光を浴びている。ジアルキルイミダゾリウム塩は、現在最も精力的に研究されているイオン性液体の一つであるが、本研究では、イミダゾール環が置換基によってはプロキラル面を持っており、面のどちらかにストラップをかけてしまえばキラルになる、ということに注目した。このアプローチにより、余分な官能基を持つ不斉部位を導入することなく(=塩の高融点化を防ぎつつ)、3次元的な不斉空間を構築できる。昨年度までの研究により、2,4-ジメチルイミダゾールの二つの窒素原子をオリゴメチレン鎖で架橋したシクロファン型イミダゾリウム塩の合成法を確立し、これが室温溶融塩として存在することを確認した。また、光学活性なアニオンとのジアステレオメリックな相互作用を^1H-NMRで追跡可能であり、このイミダゾリウムカチオンが不斉識別能を有することを明らかにした。そこで今年度、上記のイミダゾリウム塩に更なる相互作用点を導入することを目的とし、2,4-ジメチルイミダゾールの二つの窒素原子をオキソエチレン鎖で架橋した、擬クラウンエーテル部位を持つ面不斉イミダゾリウム塩を合成した。エーテル部位のコンホメーション効果により、このイミダゾリウム塩は極めて高い収率で生成し、またアニオンを交換することにより、室温イオン性液体が得られた。調製された面不斉イミダゾリウムのキラル識別能を検討したところ、興味深いことにランタノイド錯体のキラリティーを識別することが明らかとなった。ここまで述べてきた面不斉イオン性液体は、いずれもラセミ体として合成されるため、光学活性溶媒として利用するためには、光学分割、あるいは不斉選択的な合成が必要となる。そこで、シクロファン型イミダゾリウム塩の合成において、不斉補助基を用いることにより、面性キラリティーを制御することを試みた。L-バリン誘導体を持つ架橋鎖で、2-メチルイミダゾールの二つの窒素原子を連結したところ97:3の比で一方のジアステレオマーが優先的に生成し、再結晶により過剰の異性体が単離された。
英文摘要
近年、低温で溶融する塩(イオン性液体)が、環境に負荷をかけない溶媒として、各方面から脚光を浴びている。ジアルキルイミダゾリウム塩は、現在最も精力的に研究されているイオン性液体の一つであるが、本研究では、イミダゾール環が置換基によってはプロキラル面を持っており、面のどちらかにストラップをかけてしまえばキラルになる、ということに注目した。このアプローチにより、余分な官能基を持つ不斉部位を導入することなく(=塩の高融点化を防ぎつつ)、3次元的な不斉空間を構築できる。昨年度までの研究により、2,4-ジメチルイミダゾールの二つの窒素原子をオリゴメチレン鎖で架橋したシクロファン型イミダゾリウム塩の合成法を確立し、これが室温溶融塩として存在することを確認した。また、光学活性なアニオンとのジアステレオメリックな相互作用を^1H-NMRで追跡可能であり、このイミダゾリウムカチオンが不斉識別能を有することを明らかにした。そこで今年度、上記のイミダゾリウム塩に更なる相互作用点を導入することを目的とし、2,4-ジメチルイミダゾールの二つの窒素原子をオキソエチレン鎖で架橋した、擬クラウンエーテル部位を持つ面不斉イミダゾリウム塩を合成した。エーテル部位のコンホメーション効果により、このイミダゾリウム塩は極めて高い収率で生成し、またアニオンを交換することにより、室温イオン性液体が得られた。調製された面不斉イミダゾリウムのキラル識別能を検討したところ、興味深いことにランタノイド錯体のキラリティーを識別することが明らかとなった。ここまで述べてきた面不斉イオン性液体は、いずれもラセミ体として合成されるため、光学活性溶媒として利用するためには、光学分割、あるいは不斉選択的な合成が必要となる。そこで、シクロファン型イミダゾリウム塩の合成において、不斉補助基を用いることにより、面性キラリティーを制御することを試みた。L-バリン誘導体を持つ架橋鎖で、2-メチルイミダゾールの二つの窒素原子を連結したところ97:3の比で一方のジアステレオマーが優先的に生成し、再結晶により過剰の異性体が単離された。
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Y.Ishida, H.Miyauchi, K.Saigo: "Design and synthesis of a novel imidazolium-based ionic liquid with planar chirality"Chemical Communications. (19). 2240-2241 (2002)
Y.Ishida、H.Miyauchi、K.Saigo:“具有平面手性的新型咪唑基离子液体的设计与合成”化学通讯。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
佐々木 大輔, 宮内 裕之, 石田 康博, 西郷 和彦: "(学会発表)Design and synthesis of novel imidazolium-based ionic liquids with planar chirality having 'crown ether' moiety"15th International symposium on chirality abstracts. 150 (2003)
Daisuke Sasaki、Hiroyuki Miyauchi、Yasuhiro Ishida、Kazuhiko Saigo:“(会议演示)具有‘冠醚’部分的平面手性新型咪唑基离子液体的设计和合成”第 15 届国际手性研讨会 150(2003 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
佐々木 大輔, 石田 康博, 西郷 和彦: "(学会発表)面不斉イミダゾリウム塩型イオン性液体の開発II:面不斉イミダゾリウム塩の高ジアステレオ選択的合成"日本化学会第84春季年会講演予稿集. (2004)
Daisuke Sasaki、Yasuhiro Ishida、Kazuhiko Saigo:“(会议报告)平面手性咪唑鎓盐型离子液体的开发 II:平面手性咪唑鎓盐的高度非对映选择性合成”日本化学会第 84 届春季年会演讲记录(2004 年)。 )
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
石田康博, 佐々木 大輔, 宮内 裕之, 西郷和彦: "(学会発表)面不斉イミダゾリウム塩型イオン性液体の開発I:擬クラウンエーテル部位を持つイミダゾリウム塩の合成と不斉識別への応用"日本化学会第84春季年会講演予稿集. (2004)
Yasuhiro Ishida、Daisuke Sasaki、Hiroyuki Miyauchi、Kazuhiko Saigo:“(学术会议上的演讲)平面手性咪唑鎓盐型离子液体的开发 I:具有假冠醚部分的咪唑鎓盐的合成及其在手性判别中的应用”论文集日本化学会第 84 届春季年会(2004 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
力学的に極性のハイドロゲルに基づく左右非対称摩擦の開拓と応用
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批准号:24KF0093
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2024
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负责人:石田 康博
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依托单位:
Piezoelectric Soft Materials Based on Magnetically Oriented Cellulose Nanocrystals
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批准号:19F19063
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2019
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负责人:石田 康博
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依托单位:
Hydrogels Formed by 3D Polymer Networks with Ultimate Structural Regularity and Tunabilty
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批准号:19F19366
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2019
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负责人:石田 康博
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依托单位:
カルボン酸-アミン塩よりなる二成分液晶を用いた新規反応場の創成
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批准号:18750077
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2006
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负责人:石田 康博
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依托单位:
カルボン酸-アミン塩からなるカラムナー液晶の鋳型重合:動的'分子スポンジ'の創成
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批准号:16655043
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2004
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负责人:石田 康博
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依托单位:
分子フラスコとしてのアポヘムタンパク:ヘムポケット内での高選択的合成反応
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批准号:98J05211
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.73万
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财政年份:1998
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负责人:石田 康博
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依托单位:
海外基金