植物細胞における高次リン酸化イノシトールのダイナミクス
植物細胞における高次リン酸化イノシトールのダイナミクス
批准号:
03J01767
负责人:
三橋 尚登
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
本研究では,イノシトール六リン酸すなわちフィチン酸の生合成過程および液胞への輸送機構の解明のため,フィチン酸合成の鍵酵素と考えられるイノシトール1リン酸合成酵素(MIPS)に対する特異抗体を作成し,以下の成果を得た.これまでに,ニチニチソウおよびシロイヌナズナ懸濁培養細胞にフィチン酸の大量合成を誘導し,液胞内に蓄積させることに成功している.Caを与えたニチニチソウ培養細胞では主に液胞内にフィチン酸が蓄積していたが,Znを与えた細胞では,液胞にはフィチン酸が蓄積していないことが分かった.また,亜鉛添加後の細胞では,大部分のフィチン酸が細胞質で亜鉛と不溶性の結晶となっていることが示唆された.小胞輸送障害剤であるブレフェルジンAで処理すると,フィチン酸合成が促進され,ウォルトマニン処理では,阻害された.この結果から,フィチン酸の液胞への蓄積機構には,小胞輸送が関与している可能性が示唆された(Plant Physiology, in press).次に植物個体の種子形成時におけるフィチン酸合成・蓄積機構の解明に着手した.シロイヌナズナ登熟種子中では,初発酵素であるMIPSが胚乳に局在するのに対し,最終産物のフィチン酸が胚に蓄積することが分かった.したがって,これまでにイネで報告されていた知見とは異なり,胚乳と胚が協調的に働いていることが示唆された.今後さらにイノシトールリン酸キナーゼやイノシトール輸送体の詳細な解析を進めてゆく予定である.
英文摘要
本研究では,イノシトール六リン酸すなわちフィチン酸の生合成過程および液胞への輸送機構の解明のため,フィチン酸合成の鍵酵素と考えられるイノシトール1リン酸合成酵素(MIPS)に対する特異抗体を作成し,以下の成果を得た.これまでに,ニチニチソウおよびシロイヌナズナ懸濁培養細胞にフィチン酸の大量合成を誘導し,液胞内に蓄積させることに成功している.Caを与えたニチニチソウ培養細胞では主に液胞内にフィチン酸が蓄積していたが,Znを与えた細胞では,液胞にはフィチン酸が蓄積していないことが分かった.また,亜鉛添加後の細胞では,大部分のフィチン酸が細胞質で亜鉛と不溶性の結晶となっていることが示唆された.小胞輸送障害剤であるブレフェルジンAで処理すると,フィチン酸合成が促進され,ウォルトマニン処理では,阻害された.この結果から,フィチン酸の液胞への蓄積機構には,小胞輸送が関与している可能性が示唆された(Plant Physiology, in press).次に植物個体の種子形成時におけるフィチン酸合成・蓄積機構の解明に着手した.シロイヌナズナ登熟種子中では,初発酵素であるMIPSが胚乳に局在するのに対し,最終産物のフィチン酸が胚に蓄積することが分かった.したがって,これまでにイネで報告されていた知見とは異なり,胚乳と胚が協調的に働いていることが示唆された.今後さらにイノシトールリン酸キナーゼやイノシトール輸送体の詳細な解析を進めてゆく予定である.
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Yoko Sekiguchi, Naoto Mitsuhashi, Yoshinori Inoue, Hitoshi Yagisawa, Tetsuro Mimura: "Development of a comprehensive analytical method for sugar phosphates in plants by ion chromatography with pulsed amperometric detection combined with a titanium oxide c
Yoko Sekiguchi、Naoto Mitsuhashi、Yoshinori Inoue、Hitoshi Yagisawa、Tetsuro Mimura:“通过离子色谱法、脉冲电流检测与二氧化钛相结合,开发植物中糖磷酸盐的综合分析方法
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Yoko Sekiguchi, Naoto Mitsuhashi, Tetsuro Mimura: "Changes in sugar phosphates in Arabidopsis in response to phosphate nutrition measured by improved ion chromatography with pulsed amperometric detection combined with a titanium oxide column."Plant Biotec
Yoko Sekiguchi、Naoto Mitsuhashi、Tetsuro Mimura:“拟南芥中糖磷酸盐的变化响应磷酸盐营养,通过改进的离子色谱法、脉冲电流检测与二氧化钛柱相结合来测量。”Plant Biotec
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Phytic acid synthesis and vacuolar accumulation in suspension -cultured cells of Catharanthus roseus induced by high concentration of Pi and cations.
高浓度Pi和阳离子诱导长春花悬浮培养细胞植酸合成和液泡积累。
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Plant Physiology (印刷中)
影响因子:
--
作者:
[Y.Ogata, H.Kamada, Mitsuhashi N]
通讯作者:
Mitsuhashi N
三村徹郎, 三橋尚登, 関口陽子, 大西美輪: "植物の代謝コミュニケーション 植物分子生理学の新展開 III.トランスロケーション リン酸の輸送と細胞内分配"共立出版. 8 (2003)
Tetsuro Mimura、Naoto Mitsuhashi、Yoko Sekiguchi、Miwa Onishi:“植物中的代谢通讯:植物分子生理学的新进展 III.易位:磷酸盐转运和细胞内分布”Kyoritsu Shuppan 8 (2003)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
10.1093/pcp/pch099
发表时间:
2004-06-01
期刊:
PLANT AND CELL PHYSIOLOGY
影响因子:
4.9
作者:
[Shimaoka, T, Ohnishi, M, Mimura, T]
通讯作者:
Mimura, T
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