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閉鎖花の収斂進化に関する進化遺伝学的研究

閉鎖花の収斂進化に関する進化遺伝学的研究
闭花趋同进化的进化遗传学研究
批准号:
04J03492
负责人:
森長 真一
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2006

项目摘要

项目成果

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閉鎖花とは、開花することなく蕾の状態で自家受精し結実する花のことである。この花は複数回独立に進化したにもかかわらず、花弁の退化・花粉数の減少という共通の表現型を示し、収敏進化の好例である。本研究では、閉鎖花形成遺伝子の単離により、閉鎖花進化の分子機構を明らかにすることを目的とする。そのための材料には、ゲノム情報が既に明らかにされているシロイヌナズナに近縁で、開放花と閉鎖花の両方をつけるコカイタネツケバナを用いた。閉鎖花形成遺伝子の単離のために、網羅的遺伝子発現解析法であるマイクロアレイ実験をおこなった。まずはじめに、開放花と閉鎖花からRNAを抽出した。その後、マイクロアレイ実験により開放花と閉鎖花での発現遺伝子の比較をおこなった。その結果、発現量に差のある遺伝子が37遺伝子存在することがわかった。閉鎖花で発現量が減少している遺伝子が9個で、花の形態形成に関わると考えられる転写因子を2遺伝子(SBP-box遺伝子・Zincfinger遺伝子)を含んでいた。一方、閉鎖花で発現量が増加している遺伝子が28個で、複数個のストレス応答遺伝子(HSP70・HSP90・RD)を含んでいた。そこで、マイクロアレイ実験により同定した閉鎖花で発現量が低下するSBP-box遺伝子に着目し、シロイヌナズナにおいてRNAiを用いた遺伝子ノックダウン実験により、閉鎖花表現型に対するその遺伝子の役割を調べた。その結果、RNAiを行ったシロイヌナズナの花では、コントロール個体の花に比べて雄しべの数が減少し閉鎖花様の表現型を示すことがわかった。このことは、SBP-box遺伝子が閉鎖花形成遺伝子として重要な役割を担っていることを示唆している。また、アブラナ科における閉鎖花の進化過程を調べるために、アブラナ科の閉鎖花植物であるコカイタネツケバナとハリナズナの分子系統学的解析を行った。その結果、アブラナ科における閉鎖花が、独立に複数回進化していることが明らかなとなった。また、両種は系統的にことなるにも関わらず全く同じ閉鎖花表現型を示すことから、閉鎖花進化に同じ遺伝子が関わったと推察された。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
エコゲノミクス:ゲノムから生態学的現象に迫る
生态基因组学:从基因组研究生态现象
DOI: --
发表时间: 2007
期刊: 日本生態学会誌 57・1(印刷中)
影响因子: --
作者: [Noritaka Odani, Samuel L.Pfaff, Harukazu Nakamura, Jun-ichi Funabashi, 森長真一]
通讯作者: 森長真一
花の適応進化の遺伝的背景に迫る : 「咲かない花」閉鎖花を例に
走近花朵适应性进化的遗传背景:以封闭的花朵为例“不开花的花朵”
DOI: 10.18960/seitai.57.1_75
发表时间: 2007
期刊:
影响因子: --
作者: [真一 森長]
通讯作者: 真一 森長
DOI: 10.1007/s10682-005-0896-1
发表时间: 2005-09
期刊: Evolutionary Ecology
影响因子: 1.9
作者: [H. Ishii;S. Morinaga]
通讯作者: H. Ishii;S. Morinaga
森林の急激な環境変化が野生植物の生態的・進化的変化に与える影響
花の適応進化の遺伝的背景:アブラナ科植物を用いたエコゲノミクス
海外基金