スリランカの少子・高齢化問題に関する研究-家族形成とその構成に関する実証分析-

斯里兰卡少子老龄化问题研究-家庭形成及其构成的实证分析-

基本信息

批准号：
15730106
负责人：
西村教子
金额：
$ 2.18万
依托单位：
Tottori University of Environmental Studies
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究はスリランカにおける家族の構造と形成について実証分析を通じて明らかにすることを目的としている。本年度の研究はスリランカの以下のような現状、動向から浮上する疑問を明らかにすることができた。第一にコロンボ都市部は戦後他の途上国とは異なり、低い都市人口増加率が指摘されてきた。この低い流動性が家族の構成や形成過程にどのような影響を与えているのか。さらに2000年以降の和平合意による社会の安定や経済成長への期待が都市人口に変化を与えるのか。第二に1981年の人口センサスの結果から有配偶女子世帯主の存在が確認されたが、その成立過程については明らかにされていない。本調査ではスリランカの世帯の中の世帯主のあり方やその交代のパターンを考察するきっかけとなる。第三にスリランカは高齢化社会に突入した途上国のひとつである。高齢者の居住状況の把握は高齢者扶養問題の現状把握だけでなく、社会福祉の政策的なひとつのインプリケーションとなる。特に郊外型の工業化を推進するスリランカにとって大都市部における独居高齢者問題が顕在化する可能性がある。このようなスリランカ都市部の社会状況やその変化が世帯にどのような影響を与えるのかを知ることができる。本調査で得られた結果は以下の通りである。1.本調査により居住年数の長期化が進み、人の移動は同県、同区内移動が主流であり、距離が極めて短い。2.この低い流動性から、世帯構造は民族に関わらず直系を基本とした核家族、拡大家族によつて構成されている。3.本調査により妻方同居の婚姻形態が多く見受けられ、世帯主交代においてさまざまなケースが存在することが認められた。4.本調査の結果から高齢者は、実子同居の形態をとっていることが明らかとなった。さらに扶養という視点に立つとき、配偶者そして実娘への期待が高いことが明らかとなった。

这项研究旨在通过经验分析阐明斯里兰卡的家庭结构和形成。今年的研究能够阐明从以下当前状况和斯里兰卡趋势中出现的问题：首先，与战争以来的其他发展中国家不同，科伦坡城市地区的城市人口增长率较低。这种低流动性如何影响家庭组成和形成过程？此外，在2000年之后通过和平协议对社会稳定和经济增长的期望是否会改变城市人口？其次，从1981年人口普查的结果中证实了已婚女性户主的存在，但尚未澄清其建立过程。这项调查将有机会考虑斯里兰卡户主的户主性质及其变化的模式。第三，斯里兰卡是进入衰老社会的发展中国家之一。了解老年人的住宅状况不仅是对老年人支持问题的当前状况的理解，而且是社会福利政策的含义。特别是，对于促进郊区工业化的斯里兰卡来说，独自生活在大型城市地区的老年人的问题可能变得显而易见。斯里兰卡市区的这种社会状况以及这些变化将如何影响家庭。从这项调查中获得的结果如下：1。这项调查导致了更长的居住期，人们大多在县和病房内移动，距离非常短。 2。由于这种较低的流动性，家庭结构是由直接线的核和大家庭组成的，无论种族如何。 3。这项调查表明，妻子在一起生活的许多婚姻，发现有各种各样的案例改变了家庭头。 4。这项调查的结果表明，老年人与自己的孩子一起生活。此外，当他被视为抚养人时，已经揭示了他对配偶和亲生女儿的期望很高。