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新しい分子設計概念に基づく刺激応答性シクロデキストリンホスト分子の開発

基于新分子设计理念开发刺激响应性环糊精主体分子

基本信息

批准号：
16750120
负责人：
木田敏之
金额：
$ 2.43万
依托单位：
Osaka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

化学的刺激によるゲスト包接能の高度制御が可能なホスト分子の開発を目的として、シクロデキストリン(CD)の環骨格にジスルフィドユニットを挿入したホスト分子を設計し、その合成を行った。このジスルフィド挿入CDでは酸化還元によるジスルフィド-ジチオール間の相互変換によりCD環の開閉が可能となり、ゲスト包接能を完全にon-off制御できるホスト分子の構築に繋がると期待できる。まず、過塩素酸水溶液中で完全メチル化β-CDのグルコシド結合の一点開裂により直鎖オリゴ糖誘導体を合成し、続いてそれらの2つの遊離水酸基をメタンスルホン酸エステル化後、アジド化ナトリウムと反応させてアジド基を両末端にもつオリゴ糖誘導体を得た。アジド基をアミノ基へ還元後、3,3'-ジチオジプロピオノイルジクロリドとの反応により分子内環化させ、目的とするジスルフィド挿入CDを合成した。このジスルフィド挿入CDの精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィーおよびODSカラムクロマトグラフィーにより行った。また、合成した化合物の構造の確認は、^1H NMR、^<13>C NMR、MALDI-TOF Mass、IRスペクトルにより行った。次にブリリアントグリーン(BG)及びメチルオレンジ(MO)をゲスト分子に用いて、UV滴定法により包接能の検討を行った。比較として用いた完全メチル化γ-CDはMOとBGに対してほぼ同程度の包接能を示した。一方、ジスルフィド挿入CDではBGに対しては高い包接能を示したのに対し、MOに対しては全く包接能を示さず、BG選択性が認められた。ジスルフィド挿入CDの空孔サイズがMOのサイズよりもはるかに大きく、安定な包接錯体が形成されなかったためと考えられる。また、このホスト分子を還元剤であるジチオスレイトール水溶液で処理するとジスルフィド結合の開裂が起こり、BGに対する包接能が大幅に低下した。

Chemical stimulation, including high degree of control of the development of molecules, the development of molecular design and synthesis of molecules. The CD ring can be opened and closed, and the inclusion energy can be completely on-off. In aqueous peracetic acid solution, β-CD is completely separated from the bond at one point of cleavage, and the sugar inducer is synthesized by direct reaction of 2 free hydroxyl groups. After the basic conversion, the 3,3'-channel conversion and the target conversion are carried out. This is the first time I've seen a CD. The structure of these compounds was confirmed by 1H NMR, 1C <13>NMR, MALDI-TOF Mass and IR spectra. The second part of the paper is the study of molecular chemistry and UV titration. The comparison shows that MO and BG have the same degree of inclusion energy. A party, a party The CD's empty space is filled with MO's and stable package errors. For example, the molecular weight of the polymer solution was reduced significantly.