ファイトプラズマの病原性メカニズムの解明-全ゲノム情報に基づくポストゲノミクス
ファイトプラズマの病原性メカニズムの解明-全ゲノム情報に基づくポストゲノミクス
批准号:
18780027
负责人:
大島 研郎
金额:
$2.3万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
ファイトプラズマ(Phytoplasma asteris)は、700種以上の植物に病害を引き起こす植物病原細菌である。研究代表者らにより、P.asterisOY弱毒株(OY-M)の全ゲノムが決定されているが(Oshima, et. al.,Nature Genet.,2004)、ファイトプラズマのゲノムには、他の植物病原細菌で知られている病原性遺伝子が見出されず、その病原性発現メカニズムは未だに謎に包まれている。今年度は、強毒株のゲノム解析を進め、OY-Mとの比較ゲノム解析により病原性とゲノム構造との関連性を調べた。OY-Mのゲノムにコードされる全754個のORFのうち、約30%はゲノム中に複数コピー存在するパラログ遺伝子である。このパラログ遺伝子群はDNAの複製・修復・組換えに関する遺伝子が多く、その多くが他の細菌ゲノムには1コピーしか存在しない遺伝子であった。今回、パラログ遺伝子群の1つであるtransposaseをコードする遺伝子、「tra5]に着目して解析を行ったところ、OY-Mゲノムにある各tra5上流の遺伝子構成には共通性が認められたことから、tra5を含むゲノミックアイランドの存在が示唆された。また、強毒株OY-Wよりクローン化した約6kbpの断片をOY-Mゲノムと比較したところ、tra5遺伝子の下流約300bpにおいて顕著な相同性の差異が認められ、この付近でDNAの組換えが起こったことが示唆された。これらの結果から、ゲノミックアイランドがゲノムの遺伝子重複に大きく関わっているとともに、ファイトプラズマの多様な病原性を生み出す要因の1つであると考えられた(Arashida, et. al.,DNA Cell Biol.,2008)。
英文摘要
ファイトプラズマ(Phytoplasma asteris)は、700種以上の植物に病害を引き起こす植物病原細菌である。研究代表者らにより、P.asterisOY弱毒株(OY-M)の全ゲノムが決定されているが(Oshima, et. al.,Nature Genet.,2004)、ファイトプラズマのゲノムには、他の植物病原細菌で知られている病原性遺伝子が見出されず、その病原性発現メカニズムは未だに謎に包まれている。今年度は、強毒株のゲノム解析を進め、OY-Mとの比較ゲノム解析により病原性とゲノム構造との関連性を調べた。OY-Mのゲノムにコードされる全754個のORFのうち、約30%はゲノム中に複数コピー存在するパラログ遺伝子である。このパラログ遺伝子群はDNAの複製・修復・組換えに関する遺伝子が多く、その多くが他の細菌ゲノムには1コピーしか存在しない遺伝子であった。今回、パラログ遺伝子群の1つであるtransposaseをコードする遺伝子、「tra5]に着目して解析を行ったところ、OY-Mゲノムにある各tra5上流の遺伝子構成には共通性が認められたことから、tra5を含むゲノミックアイランドの存在が示唆された。また、強毒株OY-Wよりクローン化した約6kbpの断片をOY-Mゲノムと比較したところ、tra5遺伝子の下流約300bpにおいて顕著な相同性の差異が認められ、この付近でDNAの組換えが起こったことが示唆された。これらの結果から、ゲノミックアイランドがゲノムの遺伝子重複に大きく関わっているとともに、ファイトプラズマの多様な病原性を生み出す要因の1つであると考えられた(Arashida, et. al.,DNA Cell Biol.,2008)。
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ファイトプラズマゲノムの可塑性
植原体基因组的可塑性
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大島 研郎, 柿澤 茂行, 石井 佳子, 星 朱香, 鍵和田聡, 難波 成任]
通讯作者:
難波 成任
ファイトプラズマの媒介昆虫特異性の決定メカニズム
决定植原体载体特异性的机制
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[柿澤 茂行, 鈴木 志穂, 石井 佳子, 星朱 香, 大島 研郎, 難波 成任]
通讯作者:
難波 成任
植物病原細菌ファイトプラズマの強毒株における解糖系遺伝子群の重複
植物病原菌植原体高毒力菌株中糖酵解基因的复制
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大島 研郎, 柿澤 茂行, 難波 成任]
通讯作者:
難波 成任
全ゲノム情報に基づくマイコプラズマ類の系統解析
基于全基因组信息的支原体物种系统发育分析
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西田 洋巳, 大島 研郎]
通讯作者:
大島 研郎
DOI:
10.1111/j.1364-3703.2007.00408.x
发表时间:
2007-07
期刊:
Molecular plant pathology
影响因子:
4.9
作者:
[K. Oshima;S. Kakizawa;R. Arashida;Y. Ishii;A. Hoshi;Y. Hayashi;S. Kagiwada;S. Namba]
通讯作者:
K. Oshima;S. Kakizawa;R. Arashida;Y. Ishii;A. Hoshi;Y. Hayashi;S. Kagiwada;S. Namba
共 6 条
ファイトプラズマ属細菌の宿主操作と感染戦略の分子メカニズムの解明
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批准号:24K01761
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.9万
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财政年份:2024
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负责人:大島 研郎
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依托单位:
Studies on host switching mechanism of phytoplasma infecting plants and insects
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批准号:20H02991
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.23万
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财政年份:2020
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负责人:大島 研郎
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依托单位:
細胞内寄生細菌による宿主操作の分子メカニズムの解明と予防技術への応用
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批准号:23380199
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$4.74万
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财政年份:2011
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负责人:大島 研郎
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依托单位:
植物マイコプラズマの宿主決定機構の解析
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批准号:01J04787
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2001
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负责人:大島 研郎
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依托单位:
海外基金