トキソプラズマ原虫の急性感染および潜伏感染における宿主細胞制御の解明
トキソプラズマ原虫の急性感染および潜伏感染における宿主細胞制御の解明
批准号:
14J07030
负责人:
杉 達紀
金额:
$3.16万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2017-03-31
中文摘要
トキソプラズマ原虫は宿主との境界である寄生胞膜を、潜伏感染期特異的にさらに嚢虫壁(シスト壁)と呼ばれる構造体で裏打ちして宿主と隔てられる。本年度の研究では潜伏感染時に宿主との相互作用を変化させる要因として原虫の形成するシスト壁に注目し、この形成を調節する原虫因子の同定および制御機序の解析を行った。cAMPシグナルがシスト壁形成において両方向の制御を担っていることが既報で示唆されており、本研究ではProtein Kinase A (PKA)ファミリーのうち、Toxoplasma gondii PKA catalytic subunit 3 (TgPKAc3)がシスト壁形成の抑制方向のシグナルを制御していることを明らかにした。TgPKAc3がどのようにシスト壁形成を制御しているかを明らかにするために、免疫沈降法にて相互作用因子の同定を行った。ヒットしたタンパク質の中で、典型的なPKA基質配列を持った遺伝子を絞り込んだところ、Glycogen Phosphorylase と相同なタンパク質(TgGP1)が見つかったため、この因子の解析を進めた。TgGP1ノックアウト原虫およびリン酸化されないTgGP1S25Aでは原虫細胞はAmylopectinを過剰に貯留し、TgGP1遺伝子が機能的であることおよびリン酸化位置が重要な役割を担っていることが明らかになった。リン酸化状態であるTgGP1S25Eでは野生型原虫細胞が Amylopectinを貯留する潜伏感染期においてもAmylopectin貯留が非常に少ないことがわかった。潜伏感染に至った原虫は厚いシスト壁を形成してしまい、宿主からのエネルギー獲得に不利益が生じると考えられる。TgPKAc3によるTgGP1の制御はシスト壁の生成とアミロペクチンとしてのエネルギー貯蔵が調和を持って制御されている仕組みの一つであると示唆された。
英文摘要
トキソプラズマ原虫は宿主との境界である寄生胞膜を、潜伏感染期特異的にさらに嚢虫壁(シスト壁)と呼ばれる構造体で裏打ちして宿主と隔てられる。本年度の研究では潜伏感染時に宿主との相互作用を変化させる要因として原虫の形成するシスト壁に注目し、この形成を調節する原虫因子の同定および制御機序の解析を行った。cAMPシグナルがシスト壁形成において両方向の制御を担っていることが既報で示唆されており、本研究ではProtein Kinase A (PKA)ファミリーのうち、Toxoplasma gondii PKA catalytic subunit 3 (TgPKAc3)がシスト壁形成の抑制方向のシグナルを制御していることを明らかにした。TgPKAc3がどのようにシスト壁形成を制御しているかを明らかにするために、免疫沈降法にて相互作用因子の同定を行った。ヒットしたタンパク質の中で、典型的なPKA基質配列を持った遺伝子を絞り込んだところ、Glycogen Phosphorylase と相同なタンパク質(TgGP1)が見つかったため、この因子の解析を進めた。TgGP1ノックアウト原虫およびリン酸化されないTgGP1S25Aでは原虫細胞はAmylopectinを過剰に貯留し、TgGP1遺伝子が機能的であることおよびリン酸化位置が重要な役割を担っていることが明らかになった。リン酸化状態であるTgGP1S25Eでは野生型原虫細胞が Amylopectinを貯留する潜伏感染期においてもAmylopectin貯留が非常に少ないことがわかった。潜伏感染に至った原虫は厚いシスト壁を形成してしまい、宿主からのエネルギー獲得に不利益が生じると考えられる。TgPKAc3によるTgGP1の制御はシスト壁の生成とアミロペクチンとしてのエネルギー貯蔵が調和を持って制御されている仕組みの一つであると示唆された。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Toxoplasma utilizes a cAMP signal to suppress bradyzoite differentiation via TgPKAc1
弓形虫利用 cAMP 信号通过 TgPKAc1 抑制缓殖子分化
DOI:
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发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tatsuki Sugi, Yan Fen Ma, Tadakimi Tomita, Kentaro Kato, Shin-Ichiro Kawazu, Louis Weiss]
通讯作者:
Louis Weiss
トキソプラズマの潜伏感染および急性感染を制御するシグナル経路の解析 (獣医学奨励賞 受賞講演)
控制弓形虫潜伏性和急性感染的信号通路分析(兽医学励志奖颁奖讲座)
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tatsuki Sugi, Yan Fen Ma, Tadakimi Tomita, Kentaro Kato, Shin-Ichiro Kawazu, Louis Weiss, 杉 達紀]
通讯作者:
杉 達紀
Elucidatting molecular mechanisms by which latently infected Toxoplasma gondii evades host immunity
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批准号:22K05979
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2022
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负责人:杉 達紀
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依托单位:
トキソプラズマ原虫の潜伏感染を制御する原虫プロテインキナーゼの機能解析
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批准号:11J02037
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2011
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负责人:杉 達紀
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依托单位:
国内基金
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EB病毒核抗原1通过靶向PPP1CA稳定自身表达及其调控EBV潜伏感染的作用和机制研究
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批准号:2026JJ50144
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:卢建红
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依托单位:
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批准号:
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项目类别:省市级项目
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资助金额:10.0万元
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批准年份:2025
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依托单位:
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项目类别:省市级项目
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项目类别:省市级项目
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项目类别:省市级项目
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项目类别:青年科学基金项目
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