糖尿病患者の保健行動と身体感覚の関連についての研究
糖尿病患者の保健行動と身体感覚の関連についての研究
批准号:
19659606
负责人:
森下 路子
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2009
中文摘要
本研究は、糖尿病患者の保健行動の判断基準として何が用いられているかを把握し、判断基準に身体感覚がどのように関連しているかを明らかにすることである。糖尿病専門外来のある私立病院の外来受診者を対象とし、同意を得てインタビューをした143名のうち、機器の不具合で記録ができなかった9名を除く134名の逐語録を分析した。男性92名(平均年齢63±11歳)の発病年齢は50歳代が37%、40歳代26%、60-70歳22%、40歳未満14%であり、女性42名(平均年齢66±10歳)の発病年齢は50歳代40%、60-70歳代36%、30-40歳代24%であった。糖尿病が健診時に発見されたのは46%であり、多くは自覚症状がなかった。糖尿病と診断されたときに糖尿病の自覚症状があった者では、口渇、手の痺れが多く、ついで急激な体重減少、だるさ、疲れであった。糖尿病のセルフコントロールに何を用いているかでは、自己血糖測定値、体重測定値、受診時の血糖、HbAlc、体重測定値などであった。特に自己血糖測定値を用いているものは、血糖値と自分の生活習慣、特に食事との関連を把握していて、コントロールに役立たせていた。糖尿病のコントロールが比較的うまくいっていて、薬物療法がないか、あっても軽い人の中では、体重測定値を利用している人が見受けられた。低血糖時の身体症状を感じる人は1/3ほど見られ、その症状は、圧倒的に手の震え、ボーっとする感じが多く見られた。高血糖を感じる人は、数は少なかったが、のどの渇き、手の痺れ、体がだるくなるなどの症状が見られた。まったく身体症状を感じていない人が多く、その人たちの多くは、生活習慣で、食べる量が多すぎる、運動量が多い、あるいは少ないなどの状況を身体感覚として感じている人がいた。その人たちの中では、食べすぎたので次回の食事量を調節する、あるいは、薬を調節するなどをしていた。しかし、身体感覚をまったく使用していない人の中に「いまだに糖尿病だと思うとらん」と、かなりの薬物療法を長期に受けながらも受容していない人が見受けられた。このことより、糖尿病に対する何らかの身体感覚がない場合に、本人の認識を低める傾向があることが示唆された。
英文摘要
本研究は、糖尿病患者の保健行動の判断基準として何が用いられているかを把握し、判断基準に身体感覚がどのように関連しているかを明らかにすることである。糖尿病専門外来のある私立病院の外来受診者を対象とし、同意を得てインタビューをした143名のうち、機器の不具合で記録ができなかった9名を除く134名の逐語録を分析した。男性92名(平均年齢63±11歳)の発病年齢は50歳代が37%、40歳代26%、60-70歳22%、40歳未満14%であり、女性42名(平均年齢66±10歳)の発病年齢は50歳代40%、60-70歳代36%、30-40歳代24%であった。糖尿病が健診時に発見されたのは46%であり、多くは自覚症状がなかった。糖尿病と診断されたときに糖尿病の自覚症状があった者では、口渇、手の痺れが多く、ついで急激な体重減少、だるさ、疲れであった。糖尿病のセルフコントロールに何を用いているかでは、自己血糖測定値、体重測定値、受診時の血糖、HbAlc、体重測定値などであった。特に自己血糖測定値を用いているものは、血糖値と自分の生活習慣、特に食事との関連を把握していて、コントロールに役立たせていた。糖尿病のコントロールが比較的うまくいっていて、薬物療法がないか、あっても軽い人の中では、体重測定値を利用している人が見受けられた。低血糖時の身体症状を感じる人は1/3ほど見られ、その症状は、圧倒的に手の震え、ボーっとする感じが多く見られた。高血糖を感じる人は、数は少なかったが、のどの渇き、手の痺れ、体がだるくなるなどの症状が見られた。まったく身体症状を感じていない人が多く、その人たちの多くは、生活習慣で、食べる量が多すぎる、運動量が多い、あるいは少ないなどの状況を身体感覚として感じている人がいた。その人たちの中では、食べすぎたので次回の食事量を調節する、あるいは、薬を調節するなどをしていた。しかし、身体感覚をまったく使用していない人の中に「いまだに糖尿病だと思うとらん」と、かなりの薬物療法を長期に受けながらも受容していない人が見受けられた。このことより、糖尿病に対する何らかの身体感覚がない場合に、本人の認識を低める傾向があることが示唆された。
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