外部環境が自発的情動性に及ぼす影響の分子基盤に関する研究
外部環境が自発的情動性に及ぼす影響の分子基盤に関する研究
批准号:
25861008
负责人:
畠中 史幸
金额:
$2.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
脳は常に膨大な外部情報を受け、それらを処理・修飾し最終的には行動として出力する。この過程において、自発的情動性は脳内神経ネットワークおよび体内生理ネットワークを通して、外部環境に柔軟かつ迅速に対応する。本研究では、環境により変化する自発的情動性が、脳を介してどのように処理・修飾されるかを分子レベルで解明することを目指した。外部環境、特に異なる光環境による行動変化を検討したところ、恒明条件下では明暗条件下に比べ、概日リズムの周期の延長、スクロース消費テストにおけるスクロース消費量の減少が見られた。また概日リズムの中枢である視交叉上核において、恒明条件下では明暗条件下に比べ、神経ペプチドのNeuromedinUおよびNeuromedinSの発現量が有意に減少していることを明らかにした。NeuromedinUおよびNeuromedinSノックアウトマウスを用いて行動解析を行ったところ、オープンフィールドテストでは差が見られず、強制水泳テストにおいてNeuromedinSノックアウトマウスにおいてのみ無動時間の減少が見られた。以上のことから、光環境は視交叉上核の神経ペプチドの発現に影響を与え、最終的に行動にも変化をもたらすことが示唆された。次に、ストレス条件における自発的情動性の分子メカニズムについて検討した。我々が新たに発見した時計遺伝子Chronoのノックマウスでは野生型マウスに比べ、拘束ストレス後の血清中コルチコステロン量の有意な増加および拘束ストレスに伴う視床下部でのChronoの発現量の有意な上昇を明らかにした。このことから、外部環境により変化する体内生理現象において、概日リズム機構が大きく寄与していることが示唆された。
英文摘要
脳は常に膨大な外部情報を受け、それらを処理・修飾し最終的には行動として出力する。この過程において、自発的情動性は脳内神経ネットワークおよび体内生理ネットワークを通して、外部環境に柔軟かつ迅速に対応する。本研究では、環境により変化する自発的情動性が、脳を介してどのように処理・修飾されるかを分子レベルで解明することを目指した。外部環境、特に異なる光環境による行動変化を検討したところ、恒明条件下では明暗条件下に比べ、概日リズムの周期の延長、スクロース消費テストにおけるスクロース消費量の減少が見られた。また概日リズムの中枢である視交叉上核において、恒明条件下では明暗条件下に比べ、神経ペプチドのNeuromedinUおよびNeuromedinSの発現量が有意に減少していることを明らかにした。NeuromedinUおよびNeuromedinSノックアウトマウスを用いて行動解析を行ったところ、オープンフィールドテストでは差が見られず、強制水泳テストにおいてNeuromedinSノックアウトマウスにおいてのみ無動時間の減少が見られた。以上のことから、光環境は視交叉上核の神経ペプチドの発現に影響を与え、最終的に行動にも変化をもたらすことが示唆された。次に、ストレス条件における自発的情動性の分子メカニズムについて検討した。我々が新たに発見した時計遺伝子Chronoのノックマウスでは野生型マウスに比べ、拘束ストレス後の血清中コルチコステロン量の有意な増加および拘束ストレスに伴う視床下部でのChronoの発現量の有意な上昇を明らかにした。このことから、外部環境により変化する体内生理現象において、概日リズム機構が大きく寄与していることが示唆された。
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DOI:
10.1371/journal.pbio.1001839
发表时间:
2014-04
期刊:
PLoS biology
影响因子:
9.8
作者:
[Goriki A, Hatanaka F, Myung J, Kim JK, Yoritaka T, Tanoue S, Abe T, Kiyonari H, Fujimoto K, Kato Y, Todo T, Matsubara A, Forger D, Takumi T]
通讯作者:
Takumi T
新たな時計遺伝子Chronoの機能
新时钟基因Chrono的功能
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
分子精神医学
影响因子:
--
作者:
[畠中史幸, 中尾みのり, 内匠透]
通讯作者:
内匠透
Mental disorder models in cerebral organoids
脑类器官的精神障碍模型
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fumiyuki Hatanaka, Domenica D. Li Puma, Asako Furuya, Toru Takumi]
通讯作者:
Toru Takumi
A novel protein, CHRONO, function as a core component of the mammalian circadian clock
一种新型蛋白质 CHRONO 是哺乳动物生物钟的核心组成部分
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Fumiyuki Hatanaka, Akihiro Goriki, Jihwan Myung, Jae Kim, Katsumi Fujimoto, Yukio Kato, Akio Matsubara, Daniel Forger, Toru Takumi]
通讯作者:
Toru Takumi
新たなコア時計遺伝子Chrono: A novel protein, CHRONO, functions as a core component of the mammalian circadian clock
一种新的核心时钟基因 Chrono:一种新型蛋白质 CHRONO,作为哺乳动物生物钟的核心组成部分
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[畠中史幸, 郷力昭宏, 内匠透]
通讯作者:
内匠透
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