動脈硬化マウスと早期老化マウスを用いた経時的な排尿動態の検討
動脈硬化マウスと早期老化マウスを用いた経時的な排尿動態の検討
批准号:
25861432
负责人:
川島 洋平
金额:
$2.5万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
私たちはこれまで動脈硬化を作成した慢性膀胱虚血ラットを使い、血管病変が膀胱機能に重大な影響を及ぼすことを明らかにしてきた。臨床的にも動脈硬化危険因子の増加は下部尿路症状の悪化をもたらすことが示されてきている。本研究は加齢に伴い増加する下部尿路症状の病態として血管病変の関与を明らかにすることを目的とした。そこで自然発症の動脈硬化モデル(ApolipoproteinEノックアウトマウス)の血管病変と膀胱機能を経時的に検討した。本年度は動脈硬化モデルApolipoproteinEノックアウトマウスとワイルドタイプのC57BL/6Jマウスを54週齢で検討した。動脈硬化モデルとコントロールでは体重や摘出膀胱重量に有意差はなかった。蓄尿機能に関して24時間の排尿記録上は飲水量、排尿量に有意差はなかった。一方、排尿回数は動脈硬化モデルで有意に増加し、1回排尿量は有意に減少した。無麻酔非拘束下の持続的膀胱内圧測定、排尿量測定では排尿時最大膀胱収縮圧は動脈硬化モデルとコントロールで有意差はなかった。一方、排尿記録の結果と一致して動脈硬化モデルは排尿間隔が有意に短縮し、1回排尿量が減少していた。摘出膀胱から膀胱切片を作成しオルガンバスでin vitroの膀胱収縮力を検討した。KCl、カルバコール、経壁神経電気刺激など膀胱平滑筋の主な収縮刺激を与えたがいずれも収縮反応は動脈硬化モデルで低い傾向はあったものの有意差はなかった。動脈硬化に関しては大動脈レベル、膀胱近傍の腸骨動脈レベルで組織学的にApolipoproteinEノックアウトマウスでプラークの付着などコントロールとあきらかに違いが認められた。以上の研究結果は動脈硬化モデルでは12週齢では膀胱機能に影響はなかったが54週齢では明らかな蓄尿機能の低下が認められた。動脈硬化の進展に伴い膀胱機能に影響することが明らかとなった。
英文摘要
私たちはこれまで動脈硬化を作成した慢性膀胱虚血ラットを使い、血管病変が膀胱機能に重大な影響を及ぼすことを明らかにしてきた。臨床的にも動脈硬化危険因子の増加は下部尿路症状の悪化をもたらすことが示されてきている。本研究は加齢に伴い増加する下部尿路症状の病態として血管病変の関与を明らかにすることを目的とした。そこで自然発症の動脈硬化モデル(ApolipoproteinEノックアウトマウス)の血管病変と膀胱機能を経時的に検討した。本年度は動脈硬化モデルApolipoproteinEノックアウトマウスとワイルドタイプのC57BL/6Jマウスを54週齢で検討した。動脈硬化モデルとコントロールでは体重や摘出膀胱重量に有意差はなかった。蓄尿機能に関して24時間の排尿記録上は飲水量、排尿量に有意差はなかった。一方、排尿回数は動脈硬化モデルで有意に増加し、1回排尿量は有意に減少した。無麻酔非拘束下の持続的膀胱内圧測定、排尿量測定では排尿時最大膀胱収縮圧は動脈硬化モデルとコントロールで有意差はなかった。一方、排尿記録の結果と一致して動脈硬化モデルは排尿間隔が有意に短縮し、1回排尿量が減少していた。摘出膀胱から膀胱切片を作成しオルガンバスでin vitroの膀胱収縮力を検討した。KCl、カルバコール、経壁神経電気刺激など膀胱平滑筋の主な収縮刺激を与えたがいずれも収縮反応は動脈硬化モデルで低い傾向はあったものの有意差はなかった。動脈硬化に関しては大動脈レベル、膀胱近傍の腸骨動脈レベルで組織学的にApolipoproteinEノックアウトマウスでプラークの付着などコントロールとあきらかに違いが認められた。以上の研究結果は動脈硬化モデルでは12週齢では膀胱機能に影響はなかったが54週齢では明らかな蓄尿機能の低下が認められた。動脈硬化の進展に伴い膀胱機能に影響することが明らかとなった。
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