個別から普遍への移行を問題化する文学論の諸相――ジョルジュ・バタイユを起点として
個別から普遍への移行を問題化する文学論の諸相――ジョルジュ・バタイユを起点として
批准号:
08J07672
负责人:
石川 学
金额:
$0.51万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
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前年度に引き続き、第二次世界大戦以後のジョルジュ・バタイユの文学観を、その無意識理解および共同性理解との連関において検証した。バタイユが恋愛の経験を「普遍への回帰」の経験として提起し、かつ文学にその主たる表現を見出すようになる過程を精査し、集団的共同性から二者の間の共同性へ、また政治行動から文学への志向の移り行きにこの作家の思想的展開の重大な現れを看取することを試みた。その一方で、戦前のバタイユに特徴的であった、無意識に基づく共同性を知的に意味付けすることへの拘泥が、「普遍への回帰」を論理化しようとする戦後バタイユの姿勢、さらには、そうした「回帰」の論理の創作手段としての文学の観念を規定している事実を解明した。バタイユにとって文学とは知を体現する主要な形式であり、知に還元されない共同性や共同的な経験を知解可能な論理を通じて伝達することにその主眼があると見なされるが、文学はさらに、そうした経験を読者に追体験させることができる点で、「失墜する知」の至高な実践としてもありうるのである。知と非-知との往来手段としてのこうした文学の位置付けこそ、無意識と共同性という二つのトピックとの連関において練り上げられた諸々の文学論のなかでのバタイユの思索のオリジナリティをしるしづけるものであることを明らかにした。最後に、バタイユとハイデガー、そしてブランショの文学をめぐる思考の通底に関する考察を行った。「普遍への回帰」の表現としての文学への観点(バタイユ)と、「存在への帰郷」の試みとしての詩作行為への観点(ハイデガー)の本質的な近接性への着目から、知に還元されないものを探索する手段が知の手段たる言語をおいてほかにはないことの認識に、現実世界における行動の挫折を通じて到達した二人の思想家の歩みの符合を浮かび上がらせるとともに、同様の認識がブランショの文学論の根底に存在している事実を究明した。
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ジョルジュ・バタイユと回帰の文学
乔治·巴塔耶和回归文献
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松本幸久, 高橋俊文, 佐藤千尋, 水波誠, 石川学, 石川学, 石川学, 石川学]
通讯作者:
石川学
Georges Bataille et la litterature du retour
乔治·巴塔耶与回归文学
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
日本フランス語フランス文学会関東支部論集 18
影响因子:
--
作者:
[松本幸久, 高橋俊文, 佐藤千尋, 水波誠, 石川学, 石川学]
通讯作者:
石川学
静諦なる昂揚―ジョルジュ・バタイユとファシズム
无声的兴奋:乔治·巴塔耶和法西斯主义
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Resonances 東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集 6
影响因子:
--
作者:
[松本幸久, 高橋俊文, 佐藤千尋, 水波誠, 石川学]
通讯作者:
石川学
人間的自然の誕生-ジョルジュ・バタイユと「現実の弁証法」
人性的诞生——乔治·巴塔耶和“现实辩证法”
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
年報 地域文化研究 第12号
影响因子:
--
作者:
[松本幸久, 高橋俊文, 佐藤千尋, 水波誠, 石川学, 石川学, 石川学]
通讯作者:
石川学
19世紀終盤から20世紀中盤までのフランスにおける理性主義と感性主義の相互運動
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批准号:11J09649
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2011
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负责人:石川 学
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依托单位:
海外基金