胎児抗原に着目した腫瘍関連蛋白の網羅的探索と診断・治療への応用
胎児抗原に着目した腫瘍関連蛋白の網羅的探索と診断・治療への応用
批准号:
20659054
负责人:
野口 雅之
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
癌の診断や治療をより効率的に行うためには、癌にのみ発現しているような胎児性蛋白を標的マーカーとして診断や治療に用いることがで効果的である。そこで悪性腫瘍の中でも特に死亡数の多い肺腺癌が異的に発現している胎児性蛋白を網羅的に探索し、診断や治療に有用な新しいマーカー蛋白を見出す研究を行った。ヒト胎児を用いた研究は倫理的に問題があるため、ブタ胎見の肺の凍結材料から抽出した蛋白を免疫原としてマウスの腹腔に免疫し、モノクローナル抗体を多数作製した。スクリーニングのために、ブタの成体肺と胎児肺を載せた組織アレイと、ヒトの肺腺癌6例、肺肉腫1例、および正常肺を載せた組織アレイの計2種類の組織アレイを作製した。スクリーニングには自動疫染色装置を用いた免疫染色を用い、腫瘍に特異的に応する抗体を産生するクローンの選別を行った。その結果、ブタ成体肺に陰性で胎児肺に陽性を示し、ヒト肺組では癌組織に特異的に陽性を示す11クローンを選別した。中でもの間質に選択的に応るD-7クローンは、正常肺では静脈壁に陽性を示すが、肺胞部分は陰性で、間質性肺炎の症例や肺腺癌細胞株でもほぼ陰性であることから癌の間質だけに特異的に陽性を示すことが確認できた。なお、肺腺癌の前癌病変として知られている異型腺腫様過形成の間質では陽性率が低く、また癌が進展するに従って陽性率が高くなる傾向が見られた。D-4抗体は肺腺癌の診断や悪性度判定に応用できるマーカーに成りえる抗原を認識する抗体である可能性が示された。D-7抗体が認識する蛋白質はウエスタンブロット法による解析で約30kDaの分子量を持つことが分かった。現在更なる抗原解析を実施している。
英文摘要
癌の診断や治療をより効率的に行うためには、癌にのみ発現しているような胎児性蛋白を標的マーカーとして診断や治療に用いることがで効果的である。そこで悪性腫瘍の中でも特に死亡数の多い肺腺癌が異的に発現している胎児性蛋白を網羅的に探索し、診断や治療に有用な新しいマーカー蛋白を見出す研究を行った。ヒト胎児を用いた研究は倫理的に問題があるため、ブタ胎見の肺の凍結材料から抽出した蛋白を免疫原としてマウスの腹腔に免疫し、モノクローナル抗体を多数作製した。スクリーニングのために、ブタの成体肺と胎児肺を載せた組織アレイと、ヒトの肺腺癌6例、肺肉腫1例、および正常肺を載せた組織アレイの計2種類の組織アレイを作製した。スクリーニングには自動疫染色装置を用いた免疫染色を用い、腫瘍に特異的に応する抗体を産生するクローンの選別を行った。その結果、ブタ成体肺に陰性で胎児肺に陽性を示し、ヒト肺組では癌組織に特異的に陽性を示す11クローンを選別した。中でもの間質に選択的に応るD-7クローンは、正常肺では静脈壁に陽性を示すが、肺胞部分は陰性で、間質性肺炎の症例や肺腺癌細胞株でもほぼ陰性であることから癌の間質だけに特異的に陽性を示すことが確認できた。なお、肺腺癌の前癌病変として知られている異型腺腫様過形成の間質では陽性率が低く、また癌が進展するに従って陽性率が高くなる傾向が見られた。D-4抗体は肺腺癌の診断や悪性度判定に応用できるマーカーに成りえる抗原を認識する抗体である可能性が示された。D-7抗体が認識する蛋白質はウエスタンブロット法による解析で約30kDaの分子量を持つことが分かった。現在更なる抗原解析を実施している。
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肺腺癌組織分類の今後.
肺腺癌组织学分类的未来。
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ellis MJ, Miller WR, Tao Y, Evans DB, Chaudri Ross HA, Miki Y, Suzuki T, Sasano H., 野口雅之]
通讯作者:
野口雅之
Concept of in situ and microinvasive adenocarcinoma.
原位和微浸润腺癌的概念。
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nagasaki S, Suzuki T, Miki Y, Akahira JI, Shibata H, Ishida T, Ohuchi N, Sasano H., 石井綾, Noguchi M]
通讯作者:
Noguchi M
Nuclear Grading of Primary Pulmonary Adenocarcinomas -Correlation of nuclear size with prognosis-.
原发性肺腺癌的核分级-核大小与预后的相关性-。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Cancer 116
影响因子:
--
作者:
[Kojima, M., 福田敏史, Nakazato Y]
通讯作者:
Nakazato Y
DOI:
10.1111/j.1440-1827.2009.02417.x
发表时间:
2009-09-01
期刊:
PATHOLOGY INTERNATIONAL
影响因子:
2.2
作者:
[Ishii, Aya, Suzuki, Meguri, Noguchi, Masayuki]
通讯作者:
Noguchi, Masayuki
Stratifin Facilitates Cell Proliferation of Human Small Lung Adenocarcinoma via the IGF-1-PI3K/AKT Pathway.
Stratifin 通过 IGF-1-PI3K/AKT 途径促进人小肺腺癌的细胞增殖。
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nagasaki S, Miki Y, Akahira J, Suzuki T, Sasano H., Shiba-Ishii A]
通讯作者:
Shiba-Ishii A
共 22 条
ホルマリン固定材料中の高分子核酸の分取と不死化法の確立
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批准号:16659092
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2004
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负责人:野口 雅之
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依托单位:
ヒト不死化肝細胞株及び肝癌細胞株を用いた肝発癌に関連する遺伝子異常の解析
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批准号:05770133
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:野口 雅之
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依托单位:
ヒト肝癌細胞株および不死化肝細胞株を用いた肝発癌に関する分子病理学的研究
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批准号:04770202
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:野口 雅之
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依托单位:
遺伝子導入法を用いたヒト正常・前癌上皮由来細胞系の樹立とその遺伝子異常の解析
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批准号:03770184
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:野口 雅之
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依托单位:
ヒト癌遺伝子の異常な発現,増幅に関する病理組織学的研究
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批准号:01770219
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1989
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负责人:野口 雅之
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依托单位:
海外基金