肝炎ウイルス蛋白質の細胞内輸送、品質管理に機能する宿主因子の探索
肝炎ウイルス蛋白質の細胞内輸送、品質管理に機能する宿主因子の探索
批准号:
20659121
负责人:
鈴木 哲朗
金额:
$2.05万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
昨年度、C型肝炎ウイルス(HCV)の産生制御に小胞体関連品質管理機構(ERAD)が関与することを示した。ERADの調節分子EDEM1の遺伝子サイレンシングによって感染性HCV産生が亢進することを見出した。本年度、HCV生活環におけるERADの役割について更に詳細な解析を行った。HCV感染細胞へのsiRNA導入によるウイルス産生の上昇はEDEM1, EDEM3では認められるがEDEM2では見られなかった。一方各EDEMを強制発現したところ、EDEM2によってHCV産生が低下することがわかった。N型糖鎖修飾を受けるHCVエンベロープ蛋白E1、E2と各EDEMとの相互作用を免疫沈降法で解析したところ、E1, E2はEDEM1、EDEM2、EDEM3それぞれと相互作用することが示された。さらに、ERAD系で基質ユビキチン化を担うユビキチンリガーゼ複合体の構成因子であるSEL1LとEDEMの相互作用をHCV E2蛋白存在下で解析したところ、EDEM1、EDEM3はSEL1との相互作用が認められたが、EDEM2-SEL1L複合体は認められなかった。また、小胞体でのマンノーストリミングをマンノシダーゼ阻害剤Kifunensine処理によって抑制すると、HCV産生はKifunensineの濃度依存的に亢進した。ERADは小胞体でミスフォールドした蛋白がサイトゾルへ引き出されユビキチン-プロテアソーム系で分解されるシステムであるが、今回の成績から、HCVの生活環においては成熟化途中あるいは成熟化した糖蛋白の一部もERADで分解され、結果的にウイルス産生レベルの低減に繋がると考えられた。HCV E1、E2はマンノーストリミング後、EDEM1/EDEM3に認識されユビキチンリガーゼ複合体ヘリクルートされるが、EDEM2はこの過程に競合的に働く。正負両面のERAD調節機構がHCV粒子産生に関与しているものと結論づけた。
英文摘要
昨年度、C型肝炎ウイルス(HCV)の産生制御に小胞体関連品質管理機構(ERAD)が関与することを示した。ERADの調節分子EDEM1の遺伝子サイレンシングによって感染性HCV産生が亢進することを見出した。本年度、HCV生活環におけるERADの役割について更に詳細な解析を行った。HCV感染細胞へのsiRNA導入によるウイルス産生の上昇はEDEM1, EDEM3では認められるがEDEM2では見られなかった。一方各EDEMを強制発現したところ、EDEM2によってHCV産生が低下することがわかった。N型糖鎖修飾を受けるHCVエンベロープ蛋白E1、E2と各EDEMとの相互作用を免疫沈降法で解析したところ、E1, E2はEDEM1、EDEM2、EDEM3それぞれと相互作用することが示された。さらに、ERAD系で基質ユビキチン化を担うユビキチンリガーゼ複合体の構成因子であるSEL1LとEDEMの相互作用をHCV E2蛋白存在下で解析したところ、EDEM1、EDEM3はSEL1との相互作用が認められたが、EDEM2-SEL1L複合体は認められなかった。また、小胞体でのマンノーストリミングをマンノシダーゼ阻害剤Kifunensine処理によって抑制すると、HCV産生はKifunensineの濃度依存的に亢進した。ERADは小胞体でミスフォールドした蛋白がサイトゾルへ引き出されユビキチン-プロテアソーム系で分解されるシステムであるが、今回の成績から、HCVの生活環においては成熟化途中あるいは成熟化した糖蛋白の一部もERADで分解され、結果的にウイルス産生レベルの低減に繋がると考えられた。HCV E1、E2はマンノーストリミング後、EDEM1/EDEM3に認識されユビキチンリガーゼ複合体ヘリクルートされるが、EDEM2はこの過程に競合的に働く。正負両面のERAD調節機構がHCV粒子産生に関与しているものと結論づけた。
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Interaction of hepatitis C virus nonstructural protein 5A with core protein is critical for the production of infectious virus production
丙型肝炎病毒非结构蛋白5A与核心蛋白的相互作用对于感染性病毒的产生至关重要
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
J. Virol. 82
影响因子:
--
作者:
[Masaki, T., Suzuki, R., Murakami, K., Aizaki, H., Ishii, K., Murayama, A., Date, T., Matsuura, Y., Miyamura, T., Wakita, T., Suzuki, T.]
通讯作者:
T.
Identification of novel serine/threonine protein kinases responsible for HCV NS5A phosphorylation
负责 HCV NS5A 磷酸化的新型丝氨酸/苏氨酸蛋白激酶的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Masaki T, Matsunaga S, Takahashi H, Kato T, et al.]
通讯作者:
et al.
Cellular vimentin content regulates the protein level of Hepatitis C virus core protein and the Hepatitis C virus production cultured cells
细胞波形蛋白含量调节丙型肝炎病毒核心蛋白和丙型肝炎病毒生产培养细胞的蛋白水平
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Virology 383
影响因子:
--
作者:
[Nitahara-Kasahara Y, Fukasawa M, Shinkai-Ouchi F, Sato S, Suzuki T, Murakami K, Wakita T, Hanada K, Miyamura T, Nishijima M.]
通讯作者:
Nishijima M.
PLASMID-BASED PRODUCTION OF TRANS-COMPLEMENTED HCV PARTICLES : ITS USE FOR FUNCTIONAL ANALYSIS OF NS2
基于质粒的反式互补 HCV 颗粒生产:用于 NS2 功能分析
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[鈴木哲朗, 他]
通讯作者:
他
DOI:
10.1128/jvi.00306-08
发表时间:
2008-09-01
期刊:
JOURNAL OF VIROLOGY
影响因子:
5.4
作者:
[Okamoto, Kiyoko, Mori, Yoshio, Matsuura, Yoshiharu]
通讯作者:
Matsuura, Yoshiharu
共 30 条
プラス鎖RNAウイルス構造蛋白質の核内移行機構に関する研究
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批准号:06760269
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1994
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负责人:鈴木 哲朗
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依托单位:
畜産経営の原価計算と帳簿組織
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批准号:X00220----892709
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (B)
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资助金额:$0.05万
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财政年份:1973
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负责人:鈴木 哲朗
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依托单位:
海外基金