性犯罪者の再犯防止を目的とした認知行動論的アプローチの検討

检查预防性犯罪者累犯的认知行为方法

• 批准号: 09J01148
• 负责人: 野村 和孝
• 金额: $ 0.9万
• 依托单位: Waseda University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2009
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2009 至 2010
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-09J01148/
• 关键词: 性犯罪; 再犯防止; 共感性; 認知行動療法

本研究課題では,性犯罪者の再犯防止の取り組みにおいて重要であることが指摘されている「共感性」に焦点をあて,認知行動論的観点から性加害行為抑止にいたるメカニズムについて検討を行った。性犯罪研究における共感性に関する取り組みは,共感的反応にいたるプロセスについて様々な検討がなされてきた一方で,性加害行為抑止との因果性に関する検討はなされてこなかった。したがって,共感的反応にいたるプロセスを操作可能な変数として明確に定義したMarshall et al.(1995)の共感性理論に基づき,「他者感情認知」,「他者視点取得」,「他者感情体験」,「他者感情体験に対する対処」の4つのステージからなる質問紙を作成し,共感的反応と性加害行為との関連性について,行為の生起頻度を予測しうる概念である「随伴性認知」をとりあげ共感的反応との関連性を記述した。共感性的反応にいたるプロセスの記述と共感的反応と随伴性認知の関係性について,性犯罪者6名,性犯罪以外の犯罪者13名,一般成人男性30名(計49名)に対する調査が完了しており,性犯罪者は,性犯罪以外の犯罪者とは異なり,性加害行為そのものを「快」であるととらえる傾向にあることが確認された。また,性犯罪者は,性犯罪以外の犯罪者と一般成人男性と比較して,性犯罪事件時における被害者体験を軽度にとらえる傾向が認められた。このことから,性犯罪者の性加害行為を「快」であるととらえる傾向は,被害者に対する共感的反応の低さに起因している可能性が示され,性犯罪事件における被害者を手がかりとした認知行動論的アプローチが有用である可能性が示唆された。

This study focuses on the importance of prevention of recidivism among sex offenders, and on the key points of cognitive action theory: prevention of sexual victimization. The study of sexual crime is related to the selection of groups, the reaction of synesthesia, the investigation of sexual victimization and the causal relationship between sexual victimization and prevention. Marshall et al.(2001). (1995),"Other's Emotional Cognition,""Other's Point of View Acquisition,""Other's Emotional Body,""Other's Emotional Body Response," and "Other's Emotional Body Response," and "Associated Cognition," which describes the relationship between sympathetic responses and sexual victimization behaviors. The survey was completed in 6 sex offenders, 13 non-sex offenders, and 30 adult males (49 in total). Sex offenders are more likely to be identified than adults who commit crimes other than sex crimes. The sexual victimization behavior of sex offenders tends to be "fast", the victim's reaction to the crime is low, the victim's hand is useful, and the possibility of cognitive action theory is high.

项目成果

電車内痴漢行為経験者の視点取得と共感的反応の関連

经历过火车骚扰的人的观点采择与共情反应之间的关系

• 发表时间: 2010
• 作者: 鈴木紀之;大澤直哉;西田隆義;野村和孝・東本愛香・小畠秀吾・嶋田洋徳
• 通讯作者: 野村和孝・東本愛香・小畠秀吾・嶋田洋徳

性加害行為経験者の再犯防止を目的とした認知行動療法の最近の動向-メタ分析を用いた検討-

旨在防止遭受性侵犯的人再犯的认知行为疗法的最新趋势 - 一项使用荟萃分析的研究 -

• 发表时间: 2010
• 作者: Suzuki Noriyuki;Naoya Osawa;Takayoshi Nishida.;野村和孝・嶋田洋徳;関朋宏;嶋田洋徳・野村和孝・山本哲也・津村秀樹・林響了
• 通讯作者: 嶋田洋徳・野村和孝・山本哲也・津村秀樹・林響了

性犯罪防止における共感性の機能的側面に関する展望

对同理心在预防性犯罪中的功能的看法

• 发表时间: 2010
• 期刊: 早稲田大学臨床心理学研究 9
• 作者: Suzuki Noriyuki;Naoya Osawa;Takayoshi Nishida.;野村和孝・嶋田洋徳
• 通讯作者: 野村和孝・嶋田洋徳

性犯罪者の再犯防止維持要因の記述的検討-性犯罪者の認知的,行動的対処に焦点をあてて-

对维持性犯罪者累犯预防因素的描述性研究 - 关注性犯罪者的认知和行为应对 -

• 发表时间: 2009
• 作者: 鈴木紀之;大澤直哉;西田隆義;野村和孝・東本愛香・小畠秀吾・嶋田洋徳;関朋宏;鈴木紀之;野村和孝・東本愛香・小畠秀吾・嶋田洋徳
• 通讯作者: 野村和孝・東本愛香・小畠秀吾・嶋田洋徳

自閉症スペクトラム障害を呈する性加害行為経験者への認知行動論的アプローチに基づく臨床実践の応用に関する検討

一项基于认知行为方法的临床实践应用于经历过性侵犯的自闭症谱系障碍患者的研究。

• 发表时间: 2011
• 期刊: 早稲田大学臨床心理学研究
• 作者: 鈴木紀之;大澤直哉;西田隆義;関朋宏;野村和孝・蓑崎浩史・林響子・嶋田洋徳
• 通讯作者: 野村和孝・蓑崎浩史・林響子・嶋田洋徳