高齢者ユーザの特性と情報通信機器の利活用
高齢者ユーザの特性と情報通信機器の利活用
批准号:
10J01007
负责人:
橋爪 絢子
金额:
$0.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
携帯電話やパソコンの利活用の程度は、おおむね年齢と反比例している。本研究では、ICT機器の中でも近年コミュニケーション手段の中心的存在となっている携帯電話に着目し、定量的研究アプローチと定性的研究アプローチを組み合わせた調査を実施した。前年度実施した携帯電話の利活用に関する質問紙調査からは、若年者世代と比較して高齢者世代は携帯電話リテラシーが総じて低いこと、高齢者間では地方中小都市在住者よりも首都圏在住者の方が携帯電話リテラシーが高いことが分かった。さらに、携帯電話の操作に困った場合に、高齢者には他者に頼る、若年者には自力で何とかしようとする傾向が特徴的であった。これらの違いをより詳しく把握するために、インタビュー調査を実施し、得られた発話をM-GTAを適用して分析した。その結果、携帯電話リテラシーに影響する諸要因に関して、若年者と高齢者について次のような違いが見いだせた。若年者は時間的にも金銭的にも限られた生活の中で、自身の持つ社会関係を維持・充実させ有用な情報を取得するために、携帯電話を有効に利活用したいという意欲をもっており、利用頻度が高く、それがリテラシーの高さに繋がっている。他方、高齢者は高齢者特有の生活状況や意識の変化が携帯電話の利活用への意欲の低下やコミュニケーションへの積極性の低下をもたらす場合があり、携帯電話の積極的利用を押しとどめ、それが知識や経験の不足に繋がっている。コミュニケーションへの積極性の低下は携帯電話の利用を阻害するだけでなく、携帯電話の利用における社会的サポートの機会の低下にも繋がり、知識や経験の不足を克服しにくいという悪循環に陥りやすい。また、携帯電話リテラシーに影響する要因として、実利用経験の質と社会的サポートが重要と考えられたが、その背景にはコミュニケーションへの積極性がベースになっているという点で限界も存在していることがわかった。
英文摘要
携帯電話やパソコンの利活用の程度は、おおむね年齢と反比例している。本研究では、ICT機器の中でも近年コミュニケーション手段の中心的存在となっている携帯電話に着目し、定量的研究アプローチと定性的研究アプローチを組み合わせた調査を実施した。前年度実施した携帯電話の利活用に関する質問紙調査からは、若年者世代と比較して高齢者世代は携帯電話リテラシーが総じて低いこと、高齢者間では地方中小都市在住者よりも首都圏在住者の方が携帯電話リテラシーが高いことが分かった。さらに、携帯電話の操作に困った場合に、高齢者には他者に頼る、若年者には自力で何とかしようとする傾向が特徴的であった。これらの違いをより詳しく把握するために、インタビュー調査を実施し、得られた発話をM-GTAを適用して分析した。その結果、携帯電話リテラシーに影響する諸要因に関して、若年者と高齢者について次のような違いが見いだせた。若年者は時間的にも金銭的にも限られた生活の中で、自身の持つ社会関係を維持・充実させ有用な情報を取得するために、携帯電話を有効に利活用したいという意欲をもっており、利用頻度が高く、それがリテラシーの高さに繋がっている。他方、高齢者は高齢者特有の生活状況や意識の変化が携帯電話の利活用への意欲の低下やコミュニケーションへの積極性の低下をもたらす場合があり、携帯電話の積極的利用を押しとどめ、それが知識や経験の不足に繋がっている。コミュニケーションへの積極性の低下は携帯電話の利用を阻害するだけでなく、携帯電話の利用における社会的サポートの機会の低下にも繋がり、知識や経験の不足を克服しにくいという悪循環に陥りやすい。また、携帯電話リテラシーに影響する要因として、実利用経験の質と社会的サポートが重要と考えられたが、その背景にはコミュニケーションへの積極性がベースになっているという点で限界も存在していることがわかった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Ageing Society and Kansei Communication
老龄化社会与感性沟通
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Advances in Intel.Decision Technologies, SIST
影响因子:
--
作者:
[Ayako Hashizume, Hisao Shizuka]
通讯作者:
Hisao Shizuka
デザインとストレス
设计与压力
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[橋爪絢子, 黒須正明, 山中敏正, 橋爪絢子]
通讯作者:
橋爪絢子
Regional Difference in the Use of Cell Phone and Other Communication Media among Senior Users
老年用户使用手机和其他通讯媒体的地区差异
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Human Centered Design
影响因子:
--
作者:
[Ayako Hashizume, Masaaki Kurosu, Toshimasa Yamanaka]
通讯作者:
Toshimasa Yamanaka
The Role of Kansei/Affective Engineering and Its Expected in Aging Society
感性/情感工程在老龄化社会中的作用及其期望
DOI:
10.1007/978-3-642-22194-1_33
发表时间:
2011
期刊:
INTELLIGENT DECISION TECHNOLOGIES
影响因子:
--
作者:
[Hisao Shiizuka, Ayako Hashizume]
通讯作者:
Ayako Hashizume
ユーザエクスペリエンスの評価指標についての試み
用户体验评价指标的尝试
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[橋爪絢子, 黒須正明, 山中敏正, 橋爪絢子, 黒須正明・橋爪絢子]
通讯作者:
黒須正明・橋爪絢子
共 8 条
海外基金