新規ペア型レセプターLMIR3およびLMIR4ノックアウトマウスの解析
新規ペア型レセプターLMIR3およびLMIR4ノックアウトマウスの解析
批准号:
10J07783
负责人:
伊沢 久未
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
抗原および免疫グロブリンEにより高親和性免疫グロブリンE受容体が刺激されると,マスト細胞は活性化しアレルギー反応をひき起こす.一方,生体においてアレルギー反応を抑制するしくみは謎であった.細胞外領域の構造は類似するが正反対の機能(活性化型および抑制型)をもつ受容体をペア型免疫受容体とよぶ.LMIR(leukocyte mono-immunoglobulin-like receptor,別名CD300)は細胞外領域に1個の免疫グロブリン様の構造をもつペア型免疫受容体である.おもにミエロイド系の細胞に発現し,マウスにはLMIR1~LMIR8の少なくとも8種類のLMIRが存在する.LMIR1とLMIR3は抑制型受容体であり,他のLMIRは活性化型受容体である.これまでの研究により,マウスの骨髄に由来するマスト細胞に発現するLMIR3(別名CD300f)と高親和性IgE受容体を人工的に架橋すると,LMIR3のもつITIM(immunoreceptor tyrosine-based inhibitory motif)およびITSM(immunoreceptor tyrosine-based switch motif)のリン酸化を介しSHP-1/SHP-2が動員され,高親和性IgE受容体からのシグナルが抑制されることを示した.しかし,LMIR3のリガンドは同定されていなかったことから,生体におけるLMIR3の役割は不明であった.LMIR3ノックアウトマウスを作製しそのアレルギー反応を調べたところ,マスト細胞の活性化により起こるアナフィラキシー,気道炎症,皮膚炎が増悪していた.他方,LMIR3の生理的なリガンドとして細胞外のセラミドが同定された.セラミドと結合したLMIR3は高親和性免疫グロブリンE受容体への刺激によりこれと共局在し,ITIMおよびITSMのリン酸化を介しマスト細胞の活性化を抑制した.また,LMIR3と細胞外のセラミドとの結合を阻害すると,野生型マウスにおいて皮膚アナフィラキシー反応が増悪した.これらの結果から,マスト細胞の周囲に存在するセラミドとLMIR3との結合により,マスト細胞の活性化とそれに付随するアレルギー反応が抑制されることが示された.
英文摘要
抗原および免疫グロブリンEにより高親和性免疫グロブリンE受容体が刺激されると,マスト細胞は活性化しアレルギー反応をひき起こす.一方,生体においてアレルギー反応を抑制するしくみは謎であった.細胞外領域の構造は類似するが正反対の機能(活性化型および抑制型)をもつ受容体をペア型免疫受容体とよぶ.LMIR(leukocyte mono-immunoglobulin-like receptor,別名CD300)は細胞外領域に1個の免疫グロブリン様の構造をもつペア型免疫受容体である.おもにミエロイド系の細胞に発現し,マウスにはLMIR1~LMIR8の少なくとも8種類のLMIRが存在する.LMIR1とLMIR3は抑制型受容体であり,他のLMIRは活性化型受容体である.これまでの研究により,マウスの骨髄に由来するマスト細胞に発現するLMIR3(別名CD300f)と高親和性IgE受容体を人工的に架橋すると,LMIR3のもつITIM(immunoreceptor tyrosine-based inhibitory motif)およびITSM(immunoreceptor tyrosine-based switch motif)のリン酸化を介しSHP-1/SHP-2が動員され,高親和性IgE受容体からのシグナルが抑制されることを示した.しかし,LMIR3のリガンドは同定されていなかったことから,生体におけるLMIR3の役割は不明であった.LMIR3ノックアウトマウスを作製しそのアレルギー反応を調べたところ,マスト細胞の活性化により起こるアナフィラキシー,気道炎症,皮膚炎が増悪していた.他方,LMIR3の生理的なリガンドとして細胞外のセラミドが同定された.セラミドと結合したLMIR3は高親和性免疫グロブリンE受容体への刺激によりこれと共局在し,ITIMおよびITSMのリン酸化を介しマスト細胞の活性化を抑制した.また,LMIR3と細胞外のセラミドとの結合を阻害すると,野生型マウスにおいて皮膚アナフィラキシー反応が増悪した.これらの結果から,マスト細胞の周囲に存在するセラミドとLMIR3との結合により,マスト細胞の活性化とそれに付随するアレルギー反応が抑制されることが示された.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Enhanced allergic responses in LMIR3/CLM1-deficient mice. LMIR3ノックアウトマウスにおけるアレルギー反応の亢進
LMIR3/CLM1 缺陷小鼠的过敏反应增强。
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yamanishi Y, Kitaura J, Izawa K, et al, 伊沢久未, 伊沢久未]
通讯作者:
伊沢久未
DOI:
10.1074/jbc.m110.137166
发表时间:
2010-11-12
期刊:
JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY
影响因子:
4.8
作者:
[Enomoto, Yutaka, Yamanishi, Yoshinori, Kitaura, Jiro]
通讯作者:
Kitaura, Jiro
Leukocyte mono-Ig like receptor 3(LMIR3)によるマスト細胞の活性化と抑制化
白细胞单 Ig 样受体 3 (LMIR3) 对肥大细胞的激活和抑制
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
臨床免疫・アレルギー科(Clinical Immunology & All ergology)
影响因子:
--
作者:
[伊沢久未, 北浦次郎, 北村俊雄]
通讯作者:
北村俊雄
DOI:
10.1084/jem.20090581
发表时间:
2010-07-05
期刊:
The Journal of experimental medicine
影响因子:
--
作者:
[Yamanishi Y, Kitaura J, Izawa K, Kaitani A, Komeno Y, Nakamura M, Yamazaki S, Enomoto Y, Oki T, Akiba H, Abe T, Komori T, Morikawa Y, Kiyonari H, Takai T, Okumura K, Kitamura T]
通讯作者:
Kitamura T
Extracellular ceramide is a ligand for LMIR3 which negatively regulates mast-cell-dependent allergic responses.
细胞外神经酰胺是 LMIR3 的配体,可负调节肥大细胞依赖性过敏反应。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[柴崎, 小川ほか, 伊沢久未]
通讯作者:
伊沢久未
共 6 条
顆粒球、単球、マスト細胞に発現する新規ペア型レセプターLMIR3/4の機能解析
-
批准号:08J02213
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.77万
-
财政年份:2008
-
负责人:伊沢 久未
-
依托单位:
海外基金