ウシ初乳由来の腸管免疫刺激タンパク質を利用した新規家畜生産システムの開発
ウシ初乳由来の腸管免疫刺激タンパク質を利用した新規家畜生産システムの開発
批准号:
21658090
负责人:
牛田 一成
金额:
$1.73万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2010
中文摘要
本年度は、前年度に粗精製法を確立したウシ初乳中sCD14(bsCD14) の細菌刺激増強分子としての機能を検証した。まず、bsCD14の細菌刺激に細菌株特異性が見られるかを検証するため、3種類の市販プロバイオティック乳酸菌とbsCD14をヒト腸管上皮細胞モデル株であるCaco-2細胞に単独または併用添加した。その結果、bsCD14は全ての乳酸菌株の免疫刺激効果、特に炎症性サイトカインの誘導能を増強したが、中でもLactobacillus casei単離株の免疫刺激効果を顕著に増強することがわかった。次に、bsCD14がL.casei.の免疫刺激効果をin vivoでも増強するかを確認するため、マウスにbsCD14およびL.caseiを単独または併用投与した。その結果、併用投与群の結腸上皮細胞において、PBSを投与した対照群よりも顕著に高いCXCL1遺伝子発現が確認された。このことから、bsCD14はin vivoでもL.caseiの免疫刺激効果を高める有用なタンパク質であることが示唆された。また、プロバイオティック乳酸菌の免疫刺激効果の増強以外のbsCD14の機能として、殺菌病原体の経口投与時のワクチン効果増強を検証した。マウスにSallmonella Typhi muriumの熱殺菌体およびbsCD14を単独または併用し、各群のマウスにS.Typhimuriumの生菌体を感染させたところ、併用添加群で単独添加群よりも有意に高いS.Typhimurium抗体価が確認されただけでなく、併用添加群では単独添加群よりも致死率が有意に減少することがわかった。このことから、bsCD14は経口免疫ワクチンのアジュバントしても有効であることが示唆された。以上から、bsCD14を利用することで畜産動物、特に感染抵抗性の弱い離乳期のブタの免疫系を効率的に刺激できると期待できる。
英文摘要
本年度は、前年度に粗精製法を確立したウシ初乳中sCD14(bsCD14) の細菌刺激増強分子としての機能を検証した。まず、bsCD14の細菌刺激に細菌株特異性が見られるかを検証するため、3種類の市販プロバイオティック乳酸菌とbsCD14をヒト腸管上皮細胞モデル株であるCaco-2細胞に単独または併用添加した。その結果、bsCD14は全ての乳酸菌株の免疫刺激効果、特に炎症性サイトカインの誘導能を増強したが、中でもLactobacillus casei単離株の免疫刺激効果を顕著に増強することがわかった。次に、bsCD14がL.casei.の免疫刺激効果をin vivoでも増強するかを確認するため、マウスにbsCD14およびL.caseiを単独または併用投与した。その結果、併用投与群の結腸上皮細胞において、PBSを投与した対照群よりも顕著に高いCXCL1遺伝子発現が確認された。このことから、bsCD14はin vivoでもL.caseiの免疫刺激効果を高める有用なタンパク質であることが示唆された。また、プロバイオティック乳酸菌の免疫刺激効果の増強以外のbsCD14の機能として、殺菌病原体の経口投与時のワクチン効果増強を検証した。マウスにSallmonella Typhi muriumの熱殺菌体およびbsCD14を単独または併用し、各群のマウスにS.Typhimuriumの生菌体を感染させたところ、併用添加群で単独添加群よりも有意に高いS.Typhimurium抗体価が確認されただけでなく、併用添加群では単独添加群よりも致死率が有意に減少することがわかった。このことから、bsCD14は経口免疫ワクチンのアジュバントしても有効であることが示唆された。以上から、bsCD14を利用することで畜産動物、特に感染抵抗性の弱い離乳期のブタの免疫系を効率的に刺激できると期待できる。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
ウシ初乳に含まれる可溶性CD14を利用した細菌刺激の増強
使用牛初乳中含有的可溶性 CD14 增强细菌刺激
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yuko Cho, Ryoko Ozeki and Yasukatsu Oshima, 西川祐美,亀井利活,足立樹,楠田哲士,近藤誠司,秦寛,石名坂豪,乙部有加,淺野玄,鈴木正嗣, 星野敏・王雷, 中村省吾・星野敏・九鬼康彰・橋本禅, 星野敏, 星野敏・王雷, 橋口卓也, 三宅康成, 守田秀則, 中嶋康博, 星野敏, 井上亮]
通讯作者:
井上亮
可溶性CD14による乳酸菌の免疫刺激効果の増強
可溶性CD14增强乳酸菌的免疫刺激作用
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yuko Cho, Ryoko Ozeki and Yasukatsu Oshima, 西川祐美,亀井利活,足立樹,楠田哲士,近藤誠司,秦寛,石名坂豪,乙部有加,淺野玄,鈴木正嗣, 星野敏・王雷, 中村省吾・星野敏・九鬼康彰・橋本禅, 星野敏, 星野敏・王雷, 橋口卓也, 三宅康成, 守田秀則, 中嶋康博, 星野敏, 井上亮, 稲垣さおり]
通讯作者:
稲垣さおり
Elucidation and utilization of the digestive ability of Green turtles
-
批准号:22K19258
-
项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
-
资助金额:$3.99万
-
财政年份:2022
-
负责人:牛田 一成
-
依托单位:
The functionality of gut bacteria of an efficient scavenging animal, Marabou Stork (Leptoptilos crumenifer) and their potential for industrial use
-
批准号:18K19272
-
项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
-
资助金额:$3.99万
-
财政年份:2018
-
负责人:牛田 一成
-
依托单位:
嫌気性ルーメン藻菌類の分離同定と構造性炭水化物分解能力に関する研究
-
批准号:01760228
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.51万
-
财政年份:1989
-
负责人:牛田 一成
-
依托单位:
海外基金