大気中反応物質により非意図的な化学修飾を受けたタンパク質の生体内運命
大気中反応物質により非意図的な化学修飾を受けたタンパク質の生体内運命
批准号:
21659154
负责人:
熊谷 嘉人
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2010
中文摘要
1,2-ナフトキノン(1,2-NQ)曝露で観察されるヒト肺上皮由来A549細胞内タンパク質との共有結合と時間依存的な減少は、オートファジーの阻害剤であるクロロキン前処置で顕著に阻害された。このことは、細胞内で親電子修飾を受けたタンパク質の一部はオートファジーで速やかに分解されることを示唆している。一方、昨年度の成果より、1,2-NQにより化学修飾を受けたタンパク質の一部がグルタチオン(GSH)によりS-トランスアリル化されるタンパク質が存在することを見出した。そこで、A549細胞を事前にGSHの枯渇剤であるBSOを(前)処置してから1,2-NQを曝露し、2次元電気泳動とMALDI-TOF/MS分析で標的タンパク質を同定した。その結果、BSO処置で1,2-NQの共有結合が増加する25.7kDaタンパク質をペプチドマスフラグメント解析した結果、ユビキチンC末端加水分解酵素Ubiquitin carboxyterminalhydrolase L1(UCH-L1)であった。非細胞系において、精製したヒトUCH-L1と1,2-NQ(100μM)を反応させると、本酵素活性は36%阻害された。同条件下において、1分子当たり2つの1,2-NQが結合しており、その結合部位はCys152とCys220であった。そこで、1,2-NQをあらかじめ結合させたUCH-L1にGSH(5mM)を反応させたところ、濃度・時間依存的に1,2-NQの結合量は減少し、消失した本活性は有意に回復した。さらに、反応上清中には1,2-NQのGSH結合体であるGS-NQの生成が認められた。以上より、UCH-L1は自身への親電子修飾を生理的濃度のGSHを利用してS-トランスアリル化を触媒するタンパク質であることが明らかとなった。
英文摘要
1,2-ナフトキノン(1,2-NQ)曝露で観察されるヒト肺上皮由来A549細胞内タンパク質との共有結合と時間依存的な減少は、オートファジーの阻害剤であるクロロキン前処置で顕著に阻害された。このことは、細胞内で親電子修飾を受けたタンパク質の一部はオートファジーで速やかに分解されることを示唆している。一方、昨年度の成果より、1,2-NQにより化学修飾を受けたタンパク質の一部がグルタチオン(GSH)によりS-トランスアリル化されるタンパク質が存在することを見出した。そこで、A549細胞を事前にGSHの枯渇剤であるBSOを(前)処置してから1,2-NQを曝露し、2次元電気泳動とMALDI-TOF/MS分析で標的タンパク質を同定した。その結果、BSO処置で1,2-NQの共有結合が増加する25.7kDaタンパク質をペプチドマスフラグメント解析した結果、ユビキチンC末端加水分解酵素Ubiquitin carboxyterminalhydrolase L1(UCH-L1)であった。非細胞系において、精製したヒトUCH-L1と1,2-NQ(100μM)を反応させると、本酵素活性は36%阻害された。同条件下において、1分子当たり2つの1,2-NQが結合しており、その結合部位はCys152とCys220であった。そこで、1,2-NQをあらかじめ結合させたUCH-L1にGSH(5mM)を反応させたところ、濃度・時間依存的に1,2-NQの結合量は減少し、消失した本活性は有意に回復した。さらに、反応上清中には1,2-NQのGSH結合体であるGS-NQの生成が認められた。以上より、UCH-L1は自身への親電子修飾を生理的濃度のGSHを利用してS-トランスアリル化を触媒するタンパク質であることが明らかとなった。
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Cellular proteins regulating electrophile signaling
调节亲电子信号传导的细胞蛋白
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[織田順, 他, 熊谷嘉人]
通讯作者:
熊谷嘉人
地球規模におけるヒ素汚染の現状
全球范围砷污染现状
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
ファルマシア
影响因子:
--
作者:
[R. R. Giri, ら, 林泰一, T.Kawano, Nomura T., Okamoto M, 安孫子ユミ]
通讯作者:
安孫子ユミ
大気中親電物質によるレドックスセンサーの翻訳後修飾
大气亲电子试剂对氧化还原传感器的翻译后修饰
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[清水智治, 遠藤善裕, 目片英治, 龍田健, 来見良誠, 谷徹, ほか, 熊谷嘉人]
通讯作者:
熊谷嘉人
親電子物質による翻訳後修飾とそれを制御する因子
亲电子试剂及其控制因素的翻译后修饰
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kudo, K., Nagura, Y., Kasahara, J., Sasamoto, Y., and Matsuo, A., 熊谷嘉人]
通讯作者:
熊谷嘉人
DOI:
10.2131/jts.35.843
发表时间:
2010-12-01
期刊:
JOURNAL OF TOXICOLOGICAL SCIENCES
影响因子:
2
作者:
[Miura, Takashi, Kumagai, Yoshito]
通讯作者:
Kumagai, Yoshito
共 17 条
代謝活性化を介した民生品のタンパク質付加体形成によるエピジェネティクス変化
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批准号:23K28237
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$8.74万
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财政年份:2024
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
代謝活性化を介した民生品のタンパク質付加体形成によるエピジェネティクス変化
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批准号:23H03547
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.9万
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财政年份:2023
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
環境中親電子物質エクスポソーム研究のモデル化
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批准号:18H04133
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$27.96万
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财政年份:2018
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
ディーゼル排出微粒子中に存在する未知の親電子性物質の新規探索法の開発
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批准号:18659167
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2006
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
大気中ナノ粒子成分と共有結合して気管収縮を引き起こすタンパク質の同定
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批准号:15659141
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2003
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
ディーゼル排出微粒子成分であるフェナントラキノンによる血管調節系の破綻
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批准号:13672340
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2001
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
中国の慢性砒素汚染地域での介入研究:生体内NO産生変動と中毒症状軽減との関係
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批准号:13576029
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$5.25万
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财政年份:2001
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
環境物質であるキノン系化合物の曝露による生体内NOの産生低下と循環器疾患の誘発
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批准号:11877398
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1999
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位:
デイ-ゼル排出粒子によって誘発される喘息様症状におけるフラビン酵素の役割
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批准号:05772006
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:熊谷 嘉人
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依托单位: