18世紀オリッサにおける国家と社会―近世東インド史への新しいアプローチ
18世紀オリッサにおける国家と社会―近世東インド史への新しいアプローチ
批准号:
11F01301
负责人:
田辺 明生
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
平25年度は、田辺が7月末~9月中日、ミシュラが8月にインドでフィールドワークを実施し、引き続き18世紀オリッサのクルダー王国およびサンバルプル王国の歴史に関する資料収集を行ったほか、その分析を行った。貝葉文書の収集、オーラルヒストリーの聞き取り、社会構造調査も行った。一次資料をできるだけ収集し、今回も王家や大臣などの末裔および郷土史家などにインタビューを行った。また研究者との研究交流も行った。特に王国の支配体制と社会経済構造の関連について注目した。地域社会・市場・国家のあいだの財・物資の流れについて数量的に把握できる部分については、エクセルにまとめ分析を行った。またオリッサ近世史を特に近世の日本、中国、ヨーロッパとの比較と連鎖のなかに位置づけるよう試みた。近世オリッサの歴史学を専門とするミシュラ氏と、近世から近現代のオリッサ社会の歴史人類学を専門とする私が、補完的に助け合いながら、フィールド研究と資料分析を行うことにより、これまで私が研究を進めてきた地域の社会体制、職分権体制、カースト、女神信仰といった視点と、ミシュラ氏が進めてきた王国体制の地域発展史という視点を合わせて、オリッサ近世史研究の新たな展開を志向した。貝葉文書の読解についてはミシュラ氏から私が学び、その分析については私からミシュラ氏に提案を行った。インド・オリッサに生まれ育ったミシュラ氏と、日本を主な生活の場としてきた私とでは、自ずからフィールド観察や歴史資料分析の視点も異なり、それぞれの専門や出身の長所を生かしあって、共同研究を行った。専門を異にする研究者が共同で行うフィールドワークは、京都大学の地域研究が得意としてきたことであり、その方法論を国際学術の展開に生かすことを試みた。本研究により、インド史における平地の水田中心的な歴史観から脱却し、オリッサ近世の国家と社会を論じる上での、森林山岳地帯における生業・人口・文化・生産物の重要性に着目したい。実証的なデータの積み重ねにより、近世インドの国家と市場のもった意味は、多元的な人的・自然的資源を連結し組み合わせることによって、力と富を構築したことにあることを示ことを試た。
英文摘要
平25年度は、田辺が7月末~9月中日、ミシュラが8月にインドでフィールドワークを実施し、引き続き18世紀オリッサのクルダー王国およびサンバルプル王国の歴史に関する資料収集を行ったほか、その分析を行った。貝葉文書の収集、オーラルヒストリーの聞き取り、社会構造調査も行った。一次資料をできるだけ収集し、今回も王家や大臣などの末裔および郷土史家などにインタビューを行った。また研究者との研究交流も行った。特に王国の支配体制と社会経済構造の関連について注目した。地域社会・市場・国家のあいだの財・物資の流れについて数量的に把握できる部分については、エクセルにまとめ分析を行った。またオリッサ近世史を特に近世の日本、中国、ヨーロッパとの比較と連鎖のなかに位置づけるよう試みた。近世オリッサの歴史学を専門とするミシュラ氏と、近世から近現代のオリッサ社会の歴史人類学を専門とする私が、補完的に助け合いながら、フィールド研究と資料分析を行うことにより、これまで私が研究を進めてきた地域の社会体制、職分権体制、カースト、女神信仰といった視点と、ミシュラ氏が進めてきた王国体制の地域発展史という視点を合わせて、オリッサ近世史研究の新たな展開を志向した。貝葉文書の読解についてはミシュラ氏から私が学び、その分析については私からミシュラ氏に提案を行った。インド・オリッサに生まれ育ったミシュラ氏と、日本を主な生活の場としてきた私とでは、自ずからフィールド観察や歴史資料分析の視点も異なり、それぞれの専門や出身の長所を生かしあって、共同研究を行った。専門を異にする研究者が共同で行うフィールドワークは、京都大学の地域研究が得意としてきたことであり、その方法論を国際学術の展開に生かすことを試みた。本研究により、インド史における平地の水田中心的な歴史観から脱却し、オリッサ近世の国家と社会を論じる上での、森林山岳地帯における生業・人口・文化・生産物の重要性に着目したい。実証的なデータの積み重ねにより、近世インドの国家と市場のもった意味は、多元的な人的・自然的資源を連結し組み合わせることによって、力と富を構築したことにあることを示ことを試た。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
カーストの現代的変化-成長を支える文化的多様性
当代种姓的变化——文化多样性支持增长
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
『産経新聞夕刊』文化欄
影响因子:
--
作者:
[薛光愛, Muhammad A Zahoor, 間陽子, 田辺 明生]
通讯作者:
田辺 明生
トランスカルチュレイションとナショナリズム-ガーンディ-における身体と政体の自己統治(スワラージ)
跨文化和民族主义中的身体和政体自治(swaraj)——甘地
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
コンタクトゾーンの人文学(田中雅一編)(晃洋書房)
影响因子:
--
作者:
[Guangai Xue, Yoko Aida, Takashi Onodera, Akikazu Sakudo, 田辺 明生]
通讯作者:
田辺 明生
講座 生存基盤論 第1巻 歴史のなかの熱帯生存圏 -温帯パラダイムを超えて-
讲座生存理论第1卷历史上的热带生存圈-超越温带范式-
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Neyazi, Taberez, 杉原 薫・田辺明生・藤田幸一・脇村孝平共編]
通讯作者:
杉原 薫・田辺明生・藤田幸一・脇村孝平共編
Processes of Legitimacy: The Case of Khurda, Orissa
合法性过程:奥里萨邦库尔达案例
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
Exploring History
影响因子:
--
作者:
[MISHRA, Brundabana]
通讯作者:
Brundabana
トランスカルチュレイションとナショナリズム-ガーンディーにおける身体と政体の自己統治(スワラージ)
跨文化与民族主义——甘地的身体和政府自治(Swaraj)
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
田中雅一編『コンタクトゾーンの人文学』、晃洋書房
影响因子:
--
作者:
[Yasuoka, H., 田辺明生]
通讯作者:
田辺明生
共 7 条
現代インド政治のヴァナキュラー化: ヒンディー語メディアと民主化の進展
-
批准号:10F00314
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.41万
-
财政年份:2010
-
负责人:田辺 明生
-
依托单位:
ヒンドゥー教における信仰と修行の現代的動態:アーシュラムにおける「救済」の変容
-
批准号:14710218
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$2.3万
-
财政年份:2002
-
负责人:田辺 明生
-
依托单位:
現代ヒンドォー教の発展と変容における聖者の役割
-
批准号:10710146
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:1998
-
负责人:田辺 明生
-
依托单位:
海外基金