動物の初期胚における遺伝子発現と細胞分裂の同期機構の解析
動物の初期胚における遺伝子発現と細胞分裂の同期機構の解析
批准号:
15J01153
负责人:
池田 達郎
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2017-03-31
中文摘要
昨年度におこなった初期胚におけるRNAポリメラーゼII(Pol II)に対する抗体を用いたChIP-seqの情報解析手法を見直した。その結果、8細胞期から44個、16細胞期から195個の遺伝子が転写を開始すると評価された。今回の結果から新たに初期胚で転写されると予想された遺伝子は、実際に逆転写-定量PCR法により転写産物の増加を検出することができた。これら最初期に転写が開始される遺伝子の71%は、転写開始以前の発生段階で転写開始点付近にPol IIが結合して停止していた。このような動態の観察は他の動物の胚性の転写開始以前では観察されておらず、異なる動物間では胚性の転写開始期にPol IIをリクルートする機構に違いがあることを示唆している。また昨年度に、転写抑制因子Prdm1-r.a(BZ1)、Prmd1-r.b(BZ2)およびHes.aの同時機能阻害胚では、脳の系譜で異所的に転写因子Brachyuryが発現し脊索の発生プログラムが活性化してしまうことを見出した。Prdm1-r.a、Prdm1-r.bおよびHes.aは転写因子Foxa.aとZic-r.bの発現を時間的に調節しており、この時間的な調節が機能しなくなるとFoxa.aとZic-r.bが予定脳細胞細胞で同時に発現してしまい(脊索の系譜で見られる調節)、このような異所的なBrachyuryの活性化につながることがわかった。本年度は上記の同時機能阻害胚で脊索の分化マーカー遺伝子が実際に脳の系譜で異所発現していることを確認した。また、脳の初期マーカー遺伝子の発現は消失していないことを見出した。さらにFoxa.aとFgfシグナリングがPrdm1-r.aの発現を32細胞期に活性化していることを明らかにした。こうして、脳と脊索の発生運命の決め分けに働くFoxa.aとZic-r.bの発現の時間的な調節の巧妙な仕組みが明らかとなった。これらの成果を筆頭著者として論文にまとめDevelopment誌に発表した。
英文摘要
昨年度におこなった初期胚におけるRNAポリメラーゼII(Pol II)に対する抗体を用いたChIP-seqの情報解析手法を見直した。その結果、8細胞期から44個、16細胞期から195個の遺伝子が転写を開始すると評価された。今回の結果から新たに初期胚で転写されると予想された遺伝子は、実際に逆転写-定量PCR法により転写産物の増加を検出することができた。これら最初期に転写が開始される遺伝子の71%は、転写開始以前の発生段階で転写開始点付近にPol IIが結合して停止していた。このような動態の観察は他の動物の胚性の転写開始以前では観察されておらず、異なる動物間では胚性の転写開始期にPol IIをリクルートする機構に違いがあることを示唆している。また昨年度に、転写抑制因子Prdm1-r.a(BZ1)、Prmd1-r.b(BZ2)およびHes.aの同時機能阻害胚では、脳の系譜で異所的に転写因子Brachyuryが発現し脊索の発生プログラムが活性化してしまうことを見出した。Prdm1-r.a、Prdm1-r.bおよびHes.aは転写因子Foxa.aとZic-r.bの発現を時間的に調節しており、この時間的な調節が機能しなくなるとFoxa.aとZic-r.bが予定脳細胞細胞で同時に発現してしまい(脊索の系譜で見られる調節)、このような異所的なBrachyuryの活性化につながることがわかった。本年度は上記の同時機能阻害胚で脊索の分化マーカー遺伝子が実際に脳の系譜で異所発現していることを確認した。また、脳の初期マーカー遺伝子の発現は消失していないことを見出した。さらにFoxa.aとFgfシグナリングがPrdm1-r.aの発現を32細胞期に活性化していることを明らかにした。こうして、脳と脊索の発生運命の決め分けに働くFoxa.aとZic-r.bの発現の時間的な調節の巧妙な仕組みが明らかとなった。これらの成果を筆頭著者として論文にまとめDevelopment誌に発表した。
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A temporal barrier of a transcriptional repressor is required for key transcription factors to be used repeatedly in the ascidian embryo
海鞘胚胎中关键转录因子的重复使用需要转录抑制子的时间屏障
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池田達郎, 佐藤ゆたか, 冬頭かおり, 福井識人・大須賀篤弘, Tatsuro Ikeda and Yutaka Satou]
通讯作者:
Tatsuro Ikeda and Yutaka Satou
脊索動物ホヤ初期胚における胚性の転写開始機構の解析
早期脊索动物海鞘胚胎转录起始机制分析
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池田達郎, 阿部哲也, 佐藤ゆたか]
通讯作者:
佐藤ゆたか
ホヤ胚の予定脳細胞においてリプレッサーによる時間的な調節が脊索のプログラムを抑制する
阻遏物的时间调节抑制海鞘胚胎预定脑细胞中的脊索编程
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池田達郎, 佐藤ゆたか]
通讯作者:
佐藤ゆたか
DOI:
10.1242/dev.142174
发表时间:
2017-01-01
期刊:
DEVELOPMENT
影响因子:
4.6
作者:
[Ikeda, Tatsuro, Satou, Yutaka]
通讯作者:
Satou, Yutaka
RNA Polymerase II stalls at transcription start sites before zygotic genome activation in the ascidian embryo
在海鞘胚胎中合子基因组激活之前,RNA 聚合酶 II 在转录起始位点停滞
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[福井識人, 大須賀篤弘, Tatsuro Ikeda]
通讯作者:
Tatsuro Ikeda
共 6 条
クローン特異的な遺伝子の測定・操作による生殖細胞の選択機構の解明
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批准号:24K18129
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:池田 達郎
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依托单位:
Lineage dynamics and heterogeneity of primordial germ cells producing primordial follicles
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批准号:21K15111
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2021
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负责人:池田 達郎
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依托单位:
Lineage dynamics and heterogeneity of primordial germ cells contributing spermatogenesis
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批准号:19J00410
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2019
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负责人:池田 達郎
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依托单位:
海外基金