青年期前期における過剰適応について―他者との関係の中で生じる現象という視点から―
青年期前期における過剰適応について―他者との関係の中で生じる現象という視点から―
批准号:
16J07786
负责人:
風間 惇希
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2018-03-31
中文摘要
本研究では,青年期前期における不適応のリスクファクターである「過剰適応」に関して,両親や友人,教師といった周囲の他者との関係の中でどのように生じるのか,またどうすれば低減されるのかに関して検討することを目的とした。まず本年度では,これまでの青年期における過剰適応に関する先行研究をレビューし,「過剰適応」概念を整理すること,そして過剰適応とその関連要因に関する統合モデルの構築を行った。その結果,まずこれまで様々に定義されてきた「過剰適応」概念を体系的に整理したことによって,「内的不適応が伴った過剰適応」と「内的不適応のリスクファクターとしての過剰適応」にまとめることができ,様々な視点が混在していた過剰適応研究をより体系的に蓄積させていくことが可能になることを提言した。過剰適応と関連要因に関する統合モデルを提示することもでき,青年期における過剰適応研究の現状の整理と今後の研究の蓄積に対する示唆や課題を提示することができた。続いて本年度では,Deci & Ryan(2000)の自己決定理論に基づき,青年期前期の過剰適応と養育態度(心理的コントロール及び自律性支援)の関連メカニズムについて,自律性欲求の充足・不満,見捨てられ不安,完全主義を媒介要因とし,両親の養育態度が両親・友人・教師に対する過剰適応に対してどのような影響を及ぼすのかについて検討した。中学生514名を対象にした質問紙調査を実施した結果,(a)心理的コントロールは,両親に対する過剰適応と直接的な影響を及ぼすこと,(b)心理的コントロールは自律性の欲求不満を媒介して完全主義を促進し,友人及び教師に対する過剰適応に対して促進的な影響を及ぼすこと,一方の支援的な養育態度は,自律性欲求の充足を媒介して完全主義を低減させる機能をもち,それによって友人及び教師に対する過剰適応が低減するという関連プロセスの可能性が示唆された。
英文摘要
本研究では,青年期前期における不適応のリスクファクターである「過剰適応」に関して,両親や友人,教師といった周囲の他者との関係の中でどのように生じるのか,またどうすれば低減されるのかに関して検討することを目的とした。まず本年度では,これまでの青年期における過剰適応に関する先行研究をレビューし,「過剰適応」概念を整理すること,そして過剰適応とその関連要因に関する統合モデルの構築を行った。その結果,まずこれまで様々に定義されてきた「過剰適応」概念を体系的に整理したことによって,「内的不適応が伴った過剰適応」と「内的不適応のリスクファクターとしての過剰適応」にまとめることができ,様々な視点が混在していた過剰適応研究をより体系的に蓄積させていくことが可能になることを提言した。過剰適応と関連要因に関する統合モデルを提示することもでき,青年期における過剰適応研究の現状の整理と今後の研究の蓄積に対する示唆や課題を提示することができた。続いて本年度では,Deci & Ryan(2000)の自己決定理論に基づき,青年期前期の過剰適応と養育態度(心理的コントロール及び自律性支援)の関連メカニズムについて,自律性欲求の充足・不満,見捨てられ不安,完全主義を媒介要因とし,両親の養育態度が両親・友人・教師に対する過剰適応に対してどのような影響を及ぼすのかについて検討した。中学生514名を対象にした質問紙調査を実施した結果,(a)心理的コントロールは,両親に対する過剰適応と直接的な影響を及ぼすこと,(b)心理的コントロールは自律性の欲求不満を媒介して完全主義を促進し,友人及び教師に対する過剰適応に対して促進的な影響を及ぼすこと,一方の支援的な養育態度は,自律性欲求の充足を媒介して完全主義を低減させる機能をもち,それによって友人及び教師に対する過剰適応が低減するという関連プロセスの可能性が示唆された。
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青年期における過剰適応研究の動向と今後の課題
青春期过度适应的研究趋势及未来挑战
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要 (心理発達科学)
影响因子:
--
作者:
[Tamaki, Y., Harada, M. and Imamura, T., 風間惇希・平石賢二, 風間惇希]
通讯作者:
風間惇希
A Discussion of Future “Over-adaptation” Studies
对未来“过度适应”研究的讨论
DOI:
10.20688/jsyap.28.1_52
发表时间:
2016
期刊:
The Japanese journal of adolescent psychology
影响因子:
--
作者:
[Tahara M., Tsuboi H., Segawa S., Asashima H., Iizuka-Koga M., Hirota T., Takahashi H., Kondo Y., Matsui M., Matsumoto I., Sumida T., 曽我部友輔,雨宮尚之, Y. Sogabe and N. Amemiya, 風間惇希]
通讯作者:
風間惇希
The relationship between over-adaptation and psychological stress in Japanese junior high school students
日本初中生过度适应与心理压力的关系
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[曽我部 友輔, 雨宮 尚之, 風間惇希・平石賢二]
通讯作者:
風間惇希・平石賢二
Does personality and identity development influence professional skills of psychotherapist in Japanese early career psychotherapists?
日本早期职业心理治疗师的性格和身份发展是否影响心理治疗师的专业技能?
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[飯塚麻菜, 高橋 智, 松本 功, 住田 孝之, 吉村 昭彦, Y. Sogabe and N. Amemiya, 風間惇希・三谷真優・石井僚]
通讯作者:
風間惇希・三谷真優・石井僚
The cascading model of over-adaptation and its influence on adolescents’ mental health
过度适应的级联模型及其对青少年心理健康的影响
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Mana Iizuka, Satoru Takahashi, Isao Matsumoto, Takayuki Sumida, Akihiko Yoshimura, 風間惇希・平石賢二]
通讯作者:
風間惇希・平石賢二
共 8 条
Studies constructing "attachment and autonomy support network" for supporting over-adaptation in adolescence
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批准号:20K14157
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2020
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负责人:風間 惇希
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依托单位:
海外基金