鉄によるエピゲノム制御 -母体の鉄量変動は胎仔のエピゲノムを変えるのか?-
鉄によるエピゲノム制御 -母体の鉄量変動は胎仔のエピゲノムを変えるのか?-
批准号:
21K19221
负责人:
立花 誠
金额:
$4.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-07-09 至 2024-03-31
中文摘要
DNA/ヒストンの脱メチル化を触媒する酵素反応(酸化反応)には、補因子としての二価鉄(Fe2+)が必須である。私たちはごく最近、培養細胞では、DNAとヒストンのメチル化が培地中の鉄量に依存して変動することを見出した。この現象は、DNAの脱メチル化に関わるTetファミリー分子、およびヒストン脱メチル化酵素であるJmjCドメインファミリー分子の活性が、培地に含まれる鉄量によって律速されることを意味する。さらにこの実験結果は、生体内においても、鉄の不足や過剰な状態は細胞のエピゲノムを変えうることも容易に連想させた。胎仔(児)期におきる性決定やゲノムインプリントの消去には、上記のエピゲノム酵素群が深く関与する。このような知見に基づき、妊娠期の母体の鉄の代謝変動が胎仔エピゲノムに及ぼす影響を、マウスモデルで検証する。私たちは、受精後10.5日のマウス胎仔の性的に未分化な生殖腺を摘出し、in vitroで器官培養を行って性分化を観察することができる実験系を開発した。この実験系で48時間培養すると、XY生殖腺は精巣様の構造体を作り、同様にXX生殖腺を培養すると、卵巣様の構造を作る。Deferoxamine (Dfo) は、鉄過剰症の治療薬として一般的に用いられている鉄キレート剤である。2022年度では、未分化生殖腺の器官培養系でDfoを添加すると、XY生殖腺の精巣への分化が阻害されることを見出した。E10.5胎仔から摘出したXY生殖腺を24時間培養すると、性決定遺伝子Sryの発現が観察できる。ことろがDfo存在下でXY生殖腺を培養すると、Sryの発現が見られないことが分かった。
英文摘要
DNA/ヒストンの脱メチル化を触媒する酵素反応(酸化反応)には、補因子としての二価鉄(Fe2+)が必須である。私たちはごく最近、培養細胞では、DNAとヒストンのメチル化が培地中の鉄量に依存して変動することを見出した。この現象は、DNAの脱メチル化に関わるTetファミリー分子、およびヒストン脱メチル化酵素であるJmjCドメインファミリー分子の活性が、培地に含まれる鉄量によって律速されることを意味する。さらにこの実験結果は、生体内においても、鉄の不足や過剰な状態は細胞のエピゲノムを変えうることも容易に連想させた。胎仔(児)期におきる性決定やゲノムインプリントの消去には、上記のエピゲノム酵素群が深く関与する。このような知見に基づき、妊娠期の母体の鉄の代謝変動が胎仔エピゲノムに及ぼす影響を、マウスモデルで検証する。私たちは、受精後10.5日のマウス胎仔の性的に未分化な生殖腺を摘出し、in vitroで器官培養を行って性分化を観察することができる実験系を開発した。この実験系で48時間培養すると、XY生殖腺は精巣様の構造体を作り、同様にXX生殖腺を培養すると、卵巣様の構造を作る。Deferoxamine (Dfo) は、鉄過剰症の治療薬として一般的に用いられている鉄キレート剤である。2022年度では、未分化生殖腺の器官培養系でDfoを添加すると、XY生殖腺の精巣への分化が阻害されることを見出した。E10.5胎仔から摘出したXY生殖腺を24時間培養すると、性決定遺伝子Sryの発現が観察できる。ことろがDfo存在下でXY生殖腺を培養すると、Sryの発現が見られないことが分かった。
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マウス性決定遺伝子Sryの「隠れたエキソン」の発見
在小鼠性别决定基因Sry中发现“隐藏外显子”
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
ファルマシア
影响因子:
--
作者:
[東 晃太, 松崎 元紀, 渡部 聡, 稲葉 謙次, 立花誠]
通讯作者:
立花誠
性決定遺伝子の全貌-マウスSryにおける“隠れエキソン”の発見-
性别决定基因全貌——小鼠Sry“隐藏外显子”的发现——
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
医学のあゆみ
影响因子:
--
作者:
[宮脇慎吾, 立花誠]
通讯作者:
立花誠
カリフォルニア大学デービス校(米国)
加州大学戴维斯分校(美国)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Role of iron metabolism in mouse sex determination
铁代谢在小鼠性别决定中的作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Makoto Tachibana]
通讯作者:
Makoto Tachibana
DOI:
10.1126/science.abb6430
发表时间:
2020-10-02
期刊:
SCIENCE
影响因子:
56.9
作者:
[Miyawaki, Shingo, Kuroki, Shunsuke, Tachibana, Makoto]
通讯作者:
Tachibana, Makoto
共 19 条
ほ乳類生殖腺の性決定機構をリバイズする
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批准号:24H00556
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$30.28万
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财政年份:2024
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负责人:立花 誠
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依托单位:
母体の栄養代謝変動が胎仔の性分化を攪乱するメカニズム
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批准号:23K18095
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.16万
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财政年份:2023
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ほ乳類性決定遺伝子Sryの作用機序とそのゲノム進化過程の抜本的な見直し
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批准号:21H04769
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$26.62万
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财政年份:2021
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンメチル化のダイナミクスと生体機能
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批准号:21370079
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$12.15万
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财政年份:2009
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンの脱メチル化による性決定の分子メカニズム
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批准号:21657058
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2009
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンメチル化酵素複合体による転写抑制機構の分子基盤
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批准号:20052012
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$3.97万
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财政年份:2008
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンのメチル化による生殖細胞分化制御機構
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批准号:18051009
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$3.39万
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财政年份:2006
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンメチル化酵素複合体による転写制御
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批准号:18055012
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$5.18万
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财政年份:2006
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负责人:立花 誠
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依托单位:
試験管内再構築系による、コアヒストンのリジンのメチル化と転写との関連評価
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批准号:17054017
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.56万
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财政年份:2005
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンH3のメチル化が生殖細胞の分化に果たす役割
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批准号:16045207
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$3.84万
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财政年份:2004
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负责人:立花 誠
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依托单位:
ヒストンのメチル化による転写制御の分子メカニズム
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批准号:16770126
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.37万
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财政年份:2004
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负责人:立花 誠
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依托单位:
国内基金
海外基金
0价或+2价银参杂的银配合物合成和结构表征及多鉄性质研究
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批准号:21071118
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项目类别:面上项目
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资助金额:35.0万元
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批准年份:2010
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负责人:黄荣彬
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依托单位: