細胞系列分類の確立による胆道腺癌と前癌病変の病態解析および発癌分子機構の解明
細胞系列分類の確立による胆道腺癌と前癌病変の病態解析および発癌分子機構の解明
批准号:
22K07414
负责人:
太田 浩良
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
胆嚢癌(40例)とVater乳頭部腫瘍(10例)を免疫組織化学的に検討し、腫瘍組織を構成する細胞の胃・腸型形質の発現に着目した免疫表現型分類と組織像の特徴を解析した。今回の検討では、claudin18(胃上皮の包括マーカー)、cadherin17(腸上皮包括マーカー)、MUC2(腸杯細胞ムチンのコアタンパク)およびsucrase(小腸吸収上皮のマーカー)を用いて胃・腸型形質の発現を免疫組織化学的に検討した。胆嚢癌はclaudin18とcadherin17の発現から胃型(27.5%)、腸型(27.5%)、胃・腸混合型(12.5%)、その他(32.5%)の免疫表現型に分類された。腸型においては吸収上皮型細胞が優勢であった。組織像に基づいた腸型の基準には杯細胞の存在が重視されてきたが、今回の件では、腸型における杯細胞の出現頻度は低く、むしろ多くの症例でsucrase陽性の吸収上皮型の細胞の出現頻度が高かったことから、杯細胞の出現に基づいた従来の基準では腸型が過小評価されてきた可能性がある。また、ホルマリン固定・パラフィン包埋組織からclaudin18陽性の胆嚢腺癌にはclaudin18.2mRNAの発現が確認された。一方、Vater乳頭部腫瘍は胃型(10%)、腸型(40%)、胃・腸混合型(10%)、その他(40%)に分類された。Claudin18とcadherin17の免疫組織化学解析は胆嚢癌とVater乳頭部腫瘍の細胞系列分類に有用である。また、胆嚢癌とVater乳頭部腫瘍にclaudin18.2とcadherin17に対する分子標的治療の適応が期待される。腫瘍微少環境におけるIgG4陽性形質細胞の亢進が種々の腫瘍において予後不良因子であることが報告されている。37例の管内胆管癌を対象に免疫組織学的に検討し、腫瘍の浸潤先端部におけるIgG4の高発現とIgG4/IgG比が独立した予後因子であることを見出した。
英文摘要
胆嚢癌(40例)とVater乳頭部腫瘍(10例)を免疫組織化学的に検討し、腫瘍組織を構成する細胞の胃・腸型形質の発現に着目した免疫表現型分類と組織像の特徴を解析した。今回の検討では、claudin18(胃上皮の包括マーカー)、cadherin17(腸上皮包括マーカー)、MUC2(腸杯細胞ムチンのコアタンパク)およびsucrase(小腸吸収上皮のマーカー)を用いて胃・腸型形質の発現を免疫組織化学的に検討した。胆嚢癌はclaudin18とcadherin17の発現から胃型(27.5%)、腸型(27.5%)、胃・腸混合型(12.5%)、その他(32.5%)の免疫表現型に分類された。腸型においては吸収上皮型細胞が優勢であった。組織像に基づいた腸型の基準には杯細胞の存在が重視されてきたが、今回の件では、腸型における杯細胞の出現頻度は低く、むしろ多くの症例でsucrase陽性の吸収上皮型の細胞の出現頻度が高かったことから、杯細胞の出現に基づいた従来の基準では腸型が過小評価されてきた可能性がある。また、ホルマリン固定・パラフィン包埋組織からclaudin18陽性の胆嚢腺癌にはclaudin18.2mRNAの発現が確認された。一方、Vater乳頭部腫瘍は胃型(10%)、腸型(40%)、胃・腸混合型(10%)、その他(40%)に分類された。Claudin18とcadherin17の免疫組織化学解析は胆嚢癌とVater乳頭部腫瘍の細胞系列分類に有用である。また、胆嚢癌とVater乳頭部腫瘍にclaudin18.2とcadherin17に対する分子標的治療の適応が期待される。腫瘍微少環境におけるIgG4陽性形質細胞の亢進が種々の腫瘍において予後不良因子であることが報告されている。37例の管内胆管癌を対象に免疫組織学的に検討し、腫瘍の浸潤先端部におけるIgG4の高発現とIgG4/IgG比が独立した予後因子であることを見出した。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1016/j.pathol.2022.11.007
发表时间:
2023-02
期刊:
Pathology
影响因子:
4.5
作者:
[T. Yoshizawa;T. Uehara;M. Iwaya;S. Asaka;Tomoyuki Nakajima;Yasuhiro Kinugawa;A. Shimizu;K. Kubota;T. Notake;H. Masuo;H. Sakai;K. Hosoda;H. Hayashi;T. Nagaya;H. Ota;Y. Soejima]
通讯作者:
T. Yoshizawa;T. Uehara;M. Iwaya;S. Asaka;Tomoyuki Nakajima;Yasuhiro Kinugawa;A. Shimizu;K. Kubota;T. Notake;H. Masuo;H. Sakai;K. Hosoda;H. Hayashi;T. Nagaya;H. Ota;Y. Soejima
Low-grade mixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm of the extrahepatic bile duct: A rare tumour with 11 years' follow-up before surgery.
肝外胆管低度恶性神经内分泌-非神经内分泌混合肿瘤:一种罕见肿瘤,术前随访 11 年。
DOI:
10.1111/pin.13317
发表时间:
2023
期刊:
Pathol Int.
影响因子:
--
作者:
[Kubota K, Sato Y, Iwaya M, Notake T, Shimizu A, Iguchi T, Uehara T, Ota H, Soejima Y.]
通讯作者:
Soejima Y.
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