青黛による芳香族炭化水素受容体の活性化を用いた慢性膵疾患の治療法の開発
青黛による芳香族炭化水素受容体の活性化を用いた慢性膵疾患の治療法の開発
批准号:
22K08090
负责人:
鎌田 研
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
关键词:
中文摘要
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英文摘要
芳香族炭化水素受容体(AhR)は、生体内のほぼ全ての細胞に存在するタンパク質である。AhRの活性化は発がん・代謝・免疫に様々な影響を及ぼす。本研究では、自己免疫疾患モデル動物であるMRL/MpJマウスを用いて、AhR活性化の自己免疫性膵炎発症に及ぼす効果を検討した。MRL/MpJマウスに対して、Poly(I:C)を繰り返し腹腔内投与することにより、自己免疫性膵炎を誘導した。最初に、3種類のAhR活性化分子(2, 3, 7, 8-Tetrachlorodibenzodioxin、Indole-3-pyruvic acid、植物由来生薬である青黛)の投与が、実験的自己免疫性膵炎の発症にどのような影響を及ぼすかを検討した。その結果、これらのAhR活性化物質の投与が効率的に自己免疫性膵炎の発症を防ぐことが膵組織の病理像の検討にて判明した。次いで、AhRの活性化に伴い、膵臓ランゲルハンス島α細胞においてIL-22が著明に産生されること、抗IL-22中和抗体投与下ではAhR活性化分子による膵炎発症抑制効果が消失することが分かった。このように、AhR活性化分子による膵炎発症抑制効果がIL-22に依存的であることが示唆された。また、自己免疫性膵炎患者において、ステロイド治療による寛解後に血清IL-22が著明に増加することが確認された。IL-22は組織修復機能を発揮して、炎症を制御する作用を有することが知られている。自己免疫性膵炎の進行は、腺房組織の消失と腺房-導管異形成(ADM)を特徴とし、SOX9+細胞あるいはAMY-CK+細胞の出現にて定義されるが、AhR活性化分子の投与がADMの発生を抑制することが免疫染色による検討にて判明した。これらの実験結果により、AhR機能の活性化は膵島α細胞からのIL-22の産生を促進し、膵臓腺房構造の恒常性の維持に寄与することが示唆された。
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