A. fumigatusに対する鼻粘膜上皮の遺伝子応答と遺伝的多様性
A. fumigatusに対する鼻粘膜上皮の遺伝子応答と遺伝的多様性
批准号:
22K09676
负责人:
廣田 朝光
金额:
$2.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
エアコン等の空調設備にしばしば認められるAspergillus fumigatus (以下、Af) は、アレルギー性気管支肺真菌症やアレルギー性真菌性副鼻腔炎などのアレルギー性の上下気道疾患を引き起こす主要な病原微生物としてよく知られている。Afの下気道での報告が多くなされている一方、上気道における応答性については不明な点も多い。また、Afに対する応答性にZNF 77遺伝子のバリアントが関わることも近年報告されている。本研究では、1. 鼻粘膜上皮細胞のAfに対する遺伝子応答の網羅的解析、2. 日本人におけるAfに対する応答性の遺伝的多様性の検証、3. Af特異的IgE抗体陽性、及び、陰性症例の擦過鼻粘膜上皮細胞の網羅的遺伝子発現解析の3つの検証を中心に行うことにより、上下気道におけるAfの関与するアレルギー疾患の新たな予防法、治療法の開発へ繋がる新たな知見を創出することを目的としている。初年度は、前述2に関して、報告のあったZNF77 の ナンセンスバリアント (rs35699176, p.Gln100Ter)およびその他のコーディング領域におけるバリアントの有無について、48名の慢性副鼻腔炎患者のゲノムDNAを用いて、ダイレクトシークエンス法にて行なった。報告のあったナンセンスバリアントは (rs35699176) 48名の慢性副鼻腔炎患者の中では同定できなかった。しかし、アミノ酸を変化させるミスセンスバリアントを2箇所同定した。また、前述3に関して、擦過鼻粘膜上皮細胞からより高品質RNAを取得するため、取得方法についていくつか検証を行なった。その結果、RIN > 7を満たす高品質なTotal RNAをコンスタントに取得できる方法を確立した。このTotal RNAを用いてRNA-Seqを行い、通常の解析が問題なく実施できることを確認した。
英文摘要
エアコン等の空調設備にしばしば認められるAspergillus fumigatus (以下、Af) は、アレルギー性気管支肺真菌症やアレルギー性真菌性副鼻腔炎などのアレルギー性の上下気道疾患を引き起こす主要な病原微生物としてよく知られている。Afの下気道での報告が多くなされている一方、上気道における応答性については不明な点も多い。また、Afに対する応答性にZNF 77遺伝子のバリアントが関わることも近年報告されている。本研究では、1. 鼻粘膜上皮細胞のAfに対する遺伝子応答の網羅的解析、2. 日本人におけるAfに対する応答性の遺伝的多様性の検証、3. Af特異的IgE抗体陽性、及び、陰性症例の擦過鼻粘膜上皮細胞の網羅的遺伝子発現解析の3つの検証を中心に行うことにより、上下気道におけるAfの関与するアレルギー疾患の新たな予防法、治療法の開発へ繋がる新たな知見を創出することを目的としている。初年度は、前述2に関して、報告のあったZNF77 の ナンセンスバリアント (rs35699176, p.Gln100Ter)およびその他のコーディング領域におけるバリアントの有無について、48名の慢性副鼻腔炎患者のゲノムDNAを用いて、ダイレクトシークエンス法にて行なった。報告のあったナンセンスバリアントは (rs35699176) 48名の慢性副鼻腔炎患者の中では同定できなかった。しかし、アミノ酸を変化させるミスセンスバリアントを2箇所同定した。また、前述3に関して、擦過鼻粘膜上皮細胞からより高品質RNAを取得するため、取得方法についていくつか検証を行なった。その結果、RIN > 7を満たす高品質なTotal RNAをコンスタントに取得できる方法を確立した。このTotal RNAを用いてRNA-Seqを行い、通常の解析が問題なく実施できることを確認した。
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