共産党体制下のチェコ演劇における西欧古典の再受容

共产主义政权下的捷克剧院重新接受西欧经典

• 批准号: 22KJ1444
• 负责人: 須藤 輝彦
• 金额: $ 3.33万
• 依托单位: Niigata University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2023
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2023-03-08 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22KJ1444/
• 关键词: 演劇; アダプテーション; 翻訳研究; ミラン・クンデラ; チェコ文学; 啓蒙思想; ヨーロッパ文学

本年度は主にミラン・クンデラ研究とヨーロッパ演劇研究に時間を費やした。ミラン・クンデラは本研究「共産党体制下のチェコ演劇における西欧古典の再受容」のなかでも根幹的な位置を占める作家である。クンデラは筆者の修士課程以来の研究対象でもあり、クンデラ研究会への参加とともに、日本フランス語フランス文学会関東支部および日本スラヴ学研究会へ投稿した論文、東京大学現代文芸論研究室で行った発表、また日本ロシア文学会で行ったワークショップを通して、本研究を支える貴重な洞察を得た。日本スラヴ学研究会へ投稿した論文「歴史の終わり、運命の終わり」はクンデラの『冗談』を主たる分析対象しており、1967年に発表されたこの小説は、本研究が扱う1960年代の比較的自由な雰囲気のなかで、厳しい抑圧があった50年代を懐古的に、かつ批判的に描くものである。広義の「スターリン批判」の流れのうちに位置づけられるこのような変化はクンデラのみならず本研究が扱うパヴェル・コホウト、ヴァーツラフ・ハヴェル、イヴァン・クリーマらの60-70年代の創作活動の背景として非常に重要である。本年度後半には受入研究者の逸見龍生教授が受け持つ講義に参加した。これは古典ギリシャ・ローマ悲劇・喜劇作品から近世の古典劇作家を経て現代演劇作品までを網羅し、西洋演劇における古典の文化的転移と受容のパターンに焦点を当てたものだった。この講義では不条理演劇も扱われたのだが、筆者は目下クンデラの初期戯曲を不条理演劇との関わりで論じる英語論文を執筆中である。不条理演劇自体は「西欧古典」とは言えないが、「共産党体制下のチェコ演劇」を知るうえでは不可欠の観点であり、本研究の新しさを際立たせる要素となるものである。クンデラ以外のチェコ演劇研究については、2023年度のチェコ滞在中に行う予定である。

今年，我大部分时间都在学习米兰·昆德拉（Milan Kundera）和欧洲剧院。米兰·昆德拉（Milan Kundera）是一位作家，在这项研究中占据基本地位，“在共产党下，捷克剧院对西方经典作品的重新接受”。 Kundella has also been a research subject since the author's master's degree, and along with his participation in the Kundella Study Group, he also received valuable insights to support this research through his work, including his papers submitted to the Kanto Branch of the French French Literature Society of Japan and the Slavonic Study Group, his presentations at the University of Tokyo Contemporary Literature Research Laboratory, and his workshops at the Russian Literature Society of Japan.提交给日本斯拉夫研究小组的论文“历史的终结，命运的终结”主要由Kundera的“笑话”分析，而这本小说发表于1967年，描绘了1950年代的怀旧和批判态度，当时在1960年代相对自由的氛围中，这项研究与这项研究相对自由的氛围时，这是对这项研究的严重压迫。这种变化位于更广泛的“批评斯大林”的趋势中，非常重要，因为帕维尔·科霍特（Pavel Kohout），瓦特拉夫·哈维尔（Vaclav Havel），伊万·克莱玛（Ivan Creema）和其他研究在1960年代和1970年代所涉及的其他研究的背景。在今年下半年，我参加了主持人研究员Itmi Ryuo教授的演讲。这涵盖了从古典希腊和罗马悲剧和喜剧作品到现代戏剧作品的一切，重点是文化转移的模式以及西方剧院经典的接受。该讲座也涵盖了荒谬的戏剧，但我目前正在写一篇英语论文，讨论了Kundera与荒谬的戏剧有关的早期戏剧。荒谬的戏剧本身不能被称为“西方经典”，但它们是学习“捷克在共产党政权下的捷克戏剧”的重要观点，并且是强调这项研究的新颖性的元素。除昆德拉以外的其他捷克剧院研究将在2023年在捷克共和国逗留期间进行。

项目成果

歴史の終わり、運命の終わり ──ミラン・クンデラ『冗談』におけるメランコリー──

历史的终结，命运的终结：米兰·昆德拉《笑话》中的忧郁

• 发表时间: 2023
• 期刊: スラヴ学論集
• 作者: Cueto-Avellaneda;Maria; Enami;Yuta; Hirota;Daisuke; Miura;Takeshi; Peralta;Antonio M.;杉山博崇・奈良間千之;杉山博崇・奈良間千之・井上公;Kiyoaki Doi;杉山博崇・奈良間千之・井上公;Kiyoaki Doi;杉山博崇・奈良間千之;須藤輝彦
• 通讯作者: 須藤輝彦