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インドネシアのトバ・バタック族における墓制とその変容に関する研究

インドネシアのトバ・バタック族における墓制とその変容に関する研究
印度尼西亚多巴巴塔克部落墓葬制度及其变迁研究
批准号:
08710210
负责人:
池上 重弘
金额:
$0.64万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1996
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1996 至 --

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
インドネシアの北スマトラ地方を故地とするトバ・バタック族の社会では、19世紀後半以降キリスト教が浸透したが、盛大な改葬儀礼を伴う複葬慣行が今日においてもその墓制を特徴づけている。本研究では、キリスト教布教以前の墓制を明らかにした上で、故地および移住先の開拓村や都市部で撮影した墓の写真を分析する作業を通じ、トバ・バタック族における墓制の変容を実証的に解明した。オランダ人行政官およびドイツ人宣教師によって書かれた文献の記載やトバ湖南東岸地域での聞き取り調査から、キリスト教布教以前のトバ・バタック族の墓制において、次の二つの指標が重要であったことがうかがえた。すなわち、1)息子夫婦から生まれた男の孫を持つこと、および2)自殺や産褥死のような「異常死」とされる死に方をしないことである。トバ・バタック社会は父系制の親族原理に従っている。前者の基準は、父系ラインによる系譜継続の条件と理解されており、この条件を満たすか否かよって、葬儀の内容や死去時の一次葬に際して作られる盛り土の墓の形態が異なり、改葬の可否も定められた。「異常死」の場合、死者の霊魂が邪悪な性質を帯びると考えられ、葬儀を経ないで墓地区画のはずれに埋葬された。この場合改葬の対象にはなりえなかった。今日、故地においても移住先の開拓村や都市においても、死去時の一次葬に際して建立される墓の形態には、上記の二指標による差違は認められない。未婚で死亡した学生の墓が、数多くの子孫を残して天寿を全うした老人の墓より壮麗なことさえある。しかし、オランダ時代から作られはじめ、1960年代以降急増したモルタル塗り改葬墓の内側に遺体を安置する場合、未婚者は排除される。ただし、孫がいない場合でも、息子を持つ死者の棺桶は、将来の改葬を暗黙の前提として、モルタル改葬墓内部に安置されることが多くなっている。
英文摘要
インドネシアの北スマトラ地方を故地とするトバ・バタック族の社会では、19世紀後半以降キリスト教が浸透したが、盛大な改葬儀礼を伴う複葬慣行が今日においてもその墓制を特徴づけている。本研究では、キリスト教布教以前の墓制を明らかにした上で、故地および移住先の開拓村や都市部で撮影した墓の写真を分析する作業を通じ、トバ・バタック族における墓制の変容を実証的に解明した。オランダ人行政官およびドイツ人宣教師によって書かれた文献の記載やトバ湖南東岸地域での聞き取り調査から、キリスト教布教以前のトバ・バタック族の墓制において、次の二つの指標が重要であったことがうかがえた。すなわち、1)息子夫婦から生まれた男の孫を持つこと、および2)自殺や産褥死のような「異常死」とされる死に方をしないことである。トバ・バタック社会は父系制の親族原理に従っている。前者の基準は、父系ラインによる系譜継続の条件と理解されており、この条件を満たすか否かよって、葬儀の内容や死去時の一次葬に際して作られる盛り土の墓の形態が異なり、改葬の可否も定められた。「異常死」の場合、死者の霊魂が邪悪な性質を帯びると考えられ、葬儀を経ないで墓地区画のはずれに埋葬された。この場合改葬の対象にはなりえなかった。今日、故地においても移住先の開拓村や都市においても、死去時の一次葬に際して建立される墓の形態には、上記の二指標による差違は認められない。未婚で死亡した学生の墓が、数多くの子孫を残して天寿を全うした老人の墓より壮麗なことさえある。しかし、オランダ時代から作られはじめ、1960年代以降急増したモルタル塗り改葬墓の内側に遺体を安置する場合、未婚者は排除される。ただし、孫がいない場合でも、息子を持つ死者の棺桶は、将来の改葬を暗黙の前提として、モルタル改葬墓内部に安置されることが多くなっている。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
池上重弘: "北スマトラのトバ・バタック村落における葬制と墓制-死去時の葬儀と埋葬方法にみられる連続と変化-" 比較家族史研究. 11(印刷中). (1997)
Shigehiro Ikegami:“北苏门答腊岛托巴巴塔克村的葬礼制度和坟墓制度 - 死亡时葬礼和埋葬方法的连续性和变化”比较家庭历史研究11(出版中)。
DOI: --
发表时间:
期刊:
影响因子: --
作者: []
通讯作者:
トバ・バタック移住者にとっての改葬墓建立-父系親族原理の操作と「故地」の創出-
  • 批准号:
    11710178
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
  • 资助金额:
    $1.22万
  • 财政年份:
    1999
  • 负责人:
    池上 重弘
  • 依托单位:
トバ・バタック族における被改葬者の系譜関係と改葬墓建立・分節のダイナミズム
  • 批准号:
    09710232
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
  • 资助金额:
    $1.28万
  • 财政年份:
    1998
  • 负责人:
    池上 重弘
  • 依托单位:
海外基金