Germinating Research on Production and Distribution in the Ancient Japanese Economy
Germinating Research on Production and Distribution in the Ancient Japanese Economy
批准号:
22K18531
负责人:
市橋 勝
金额:
$3.99万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-06-30 至 2025-03-31
中文摘要
本研究は古代日本の漆器と勾玉の生産に焦点を当てた研究となるが、その主要理由は出土される分布が極めて限られていることと、その原材料の分布も地理的に限定されているからである。2022年度は、勾玉及び漆器生産とその流通がどの程度の範囲まで広がっているのか、「古事記」「日本書紀」での記述を手掛かりに、長崎五島列島、対馬、壱岐、島根県隠岐、新潟県佐渡などを中心に遺跡と出土品の分布状況を視察し、資料収集を行なった。全ての諸島において勾玉の出土があることは確認されている(但し翡翠製のものとは限らない)が、それは各地で現地生産されたものではなく糸魚川の硬玉翡翠を中心に交易で分布されたものであると推察されるものの、いかなるルーツでそれが入って来たのかまで特定するには、更なる調査と資料が必要である。、また、漆生産については福井県若狭の鳥浜貝塚を視察、加えて同地の年稿博物館において過去7万年間の地層分析の方法、炭素年代測定法の基礎について知見を得た。生物が体内に取り込んだ空気中の放射性炭素(炭素14)は5730年毎に半減期を迎えるため、炭素14の残存量を調べるとその生物の骨が死後どれぐらい経っているのかが分かるという規則性から炭素測定法が開発されたわけだが、大気中の放射性炭素量は時代によって異なるため、この測定方法では誤差が数百年から数千年の規模で生じるとされる。福井県水月湖で発見された年稿は約7万年の地層を示している為、この年代測定法を正確な年代に変換できる推定法のデータが提供され、これを用いた修正法IntCalが年代補正データ(較正曲線)として世界標準とされている。このような手法の改善は古代社会の状況を把握する上でも有益である。年代測定法に関する知見は直接本研究の成果と関連はしないものの、古代遺跡の出土物年代を特定する手法として参考となる。
英文摘要
本研究は古代日本の漆器と勾玉の生産に焦点を当てた研究となるが、その主要理由は出土される分布が極めて限られていることと、その原材料の分布も地理的に限定されているからである。2022年度は、勾玉及び漆器生産とその流通がどの程度の範囲まで広がっているのか、「古事記」「日本書紀」での記述を手掛かりに、長崎五島列島、対馬、壱岐、島根県隠岐、新潟県佐渡などを中心に遺跡と出土品の分布状況を視察し、資料収集を行なった。全ての諸島において勾玉の出土があることは確認されている(但し翡翠製のものとは限らない)が、それは各地で現地生産されたものではなく糸魚川の硬玉翡翠を中心に交易で分布されたものであると推察されるものの、いかなるルーツでそれが入って来たのかまで特定するには、更なる調査と資料が必要である。、また、漆生産については福井県若狭の鳥浜貝塚を視察、加えて同地の年稿博物館において過去7万年間の地層分析の方法、炭素年代測定法の基礎について知見を得た。生物が体内に取り込んだ空気中の放射性炭素(炭素14)は5730年毎に半減期を迎えるため、炭素14の残存量を調べるとその生物の骨が死後どれぐらい経っているのかが分かるという規則性から炭素測定法が開発されたわけだが、大気中の放射性炭素量は時代によって異なるため、この測定方法では誤差が数百年から数千年の規模で生じるとされる。福井県水月湖で発見された年稿は約7万年の地層を示している為、この年代測定法を正確な年代に変換できる推定法のデータが提供され、これを用いた修正法IntCalが年代補正データ(較正曲線)として世界標準とされている。このような手法の改善は古代社会の状況を把握する上でも有益である。年代測定法に関する知見は直接本研究の成果と関連はしないものの、古代遺跡の出土物年代を特定する手法として参考となる。
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