動脈硬化・黄色腫病変におけるマスト細胞の関与機構の解明

阐明肥大细胞参与动脉硬化和黄色瘤病变的机制

基本信息

批准号：
21K06909
负责人：
片岡竜貴
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Iwate Medical University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

近年、マスト細胞がアレルギー以外の疾患、例えば代謝性疾患の発症・進展に関与することがわかり始めている。皮膚黄色腫は代謝性疾患の１つであり、皮膚真皮浅層の血管周囲に泡沫細胞が集簇するのが特徴的である。以前より、皮膚黄色腫病変にマスト細胞が多く含まれることが観察されており、マスト細胞がこの疾患の発症・進展に関与すると推測されてきた。しかしながら、その分子学的基盤・機構については未解明であった。我々は、この研究でマスト細胞が皮膚黄色腫病変を取り囲むように存在することを見出した。次に、我々は泡沫細胞に分化しうるヒトマクロファージ細胞株THP-1・U937およびヒトマスト細胞株LUVAの共培養を行った。細胞同士が接着しにくい平底の培養ディッシュに比較して、細胞同士が接着しやすいV字型培養ディッシュにおいてTHP-1・U937の酸化LDLの取り込みおよび形態的な泡沫細胞分化がLUVAの存在によって促進されることも見出した。これらのLUVAによる促進は抗ICAM-1中和抗体によってキャンセルされた。ヒト皮膚黄色腫病理検体においても、集簇する泡沫細胞とそれを取り囲むマスト細胞の境界において、ICAM-1の発現上昇が確認された。これらの結果は、（１）マスト細胞がマクロファージの酸化LDL取り込みを促進する、（２）この促進はICAM-1依存性であることを示しており、抗ICAM-1中和抗体が皮膚黄色腫の発症・進展を阻害しうることを示すと考えられた。

近年来，已经开始发现，肥大细胞参与了除过敏（例如代谢疾病）以外的其他疾病的发展和发展。皮肤黄瘤是一种代谢性疾病，其特征是在皮肤真皮的浅层血管周围收集泡沫细胞。以前已经观察到肥大细胞包含在黄肿的皮肤病变中，并且据推测肥大细胞将参与该疾病的发育和发育。但是，其分子基础和机制尚未澄清。我们在这项研究中发现，肥大细胞存在于皮肤黄瘤病变周围。接下来，我们共同培养人类巨噬细胞系THP-1和U937，它们可以区分泡沫细胞，以及人类肥大细胞系LUVA。与细胞彼此粘附的可能性较小的平底培养皿相比，还发现，氧化的LDL的THP-1和U937和U937的氧化LDL和形态泡沫细胞分化是通过在V型培养皿中存在LUVA的存在来促进了细胞中更可能彼此粘附的。抗ICAM-1中和抗体取消了LUVA的这些促进。在人类皮肤黄瘤病理标本中，还在收集的泡沫细胞和周围肥大细胞之间的边界上证实了ICAM-1的表达增加。这些结果表明（1）肥大细胞促进了氧化的巨噬细胞的氧化LDL摄取，（2）该促进是ICAM-1依赖性的，表明抗ICAM-1中和抗体可以抑制皮肤红细胞瘤的发展和发展。

项目成果

期刊论文数量（18）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Drug‐induced hypersensitivity syndrome/drug reaction with eosinophilia and systemic syndrome followed by transient palmoplantar keratoderma‐like eruption

药物引起的过敏综合征/药物反应伴嗜酸性粒细胞增多和全身综合征，随后出现短暂性掌跖角化病样皮疹

DOI：
10.1111/1346-8138.15820
发表时间：
2021
期刊：
The Journal of Dermatology
影响因子：
0
作者：
Nomura Takashi;Nakajima Saeko;Kashiwa Atsufumi;Matsuyama Kiichi;Hirata Masahiro;Ueshima Chiyuki;Kataoka Tatsuki R.;Kabashima Kenji;Matsui Miho
通讯作者：
Matsui Miho

The Expression of Insulin-Like Growth Factor 2 Messenger RNA-Binding Protein 3 in Langerhans Cell Histiocytosis and Langerhans Cell Sarcoma