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集合的記憶がフィジーの民族関係に及ぼす影響についての研究

集合的記憶がフィジーの民族関係に及ぼす影響についての研究
集体记忆对斐济族群关系的影响研究
批准号:
20K20053
负责人:
片岡 真輝
金额:
$2.33万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31

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近年のフィジーにおいて、記憶と民族関係に関して興味深いのは、民族関係に対する現代の意識が変化したことで、過去の民族関係に関する表象のされ方が変化したことだ。本研究は、事例としてシリア号沈没事故の記憶のされ方を研究してきた。シリア号は植民地時代にインド人契約労働者をフィジーに運んだ船であるが、フィジー沖で座礁して50人以上が亡くなる大事故になった。それまでは、多数のインド人が亡くなった不幸な事故でしかなかったが、近年ではこの事故で近隣の先住民系の住民が自発的に溺れているインド人を救助し、生存者を村でケアし、死者は丁寧に自分たちの土地に埋葬したことが語られるようになっている。特に、死者を先住民の土地に埋葬したことは、彼らが土地の一部になり、コミュニティの同士になったものとして、先住民系とインド系を結びつける象徴として語られることになっている。近年、先進国を中心に植民地主義の過去を批判的に再検証し、旧植民地国に対して行った植民地政策について謝罪する例が増えている。このような動きはフィジーのような植民地だった国でも見られるものである。しかし、フィジーで見られる植民地記憶の再形成は、単に世界的に流行している植民地の過去を否定的に見直すトレンドに追従しているのではなく、フィジーにおける民族関係の意味や内実が変化したことに呼応していると考えられる。この事例が示唆していることは、トランスナショナル・レベルで共有されている記憶の「方向性」があっても、どのように記憶されるかはローカルのコンテクストに依存するということだ。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Risks, Identity and Conflict: Theoretical Perspectives and Case Studies
风险、身份和冲突:理论视角和案例研究
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [中澤芽衣, Masaki Kataoka]
通讯作者: Masaki Kataoka
フィジーにおける表層的な民族融和と多人種主義:記憶の政治利用と被害者記憶をめぐって
斐济表面的种族和谐与多种族主义:关于记忆和受害者记忆的政治利用
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [増尾明, 佐久間拓人, 加藤昇平, 竹村和朗, 安念真衣子, Julie Ann de los Reyes, 片岡真輝]
通讯作者: 片岡真輝
フィジーにおける記憶の政治利用と集合的記憶が民族関係に及ぼす影響
记忆的政治运用以及集体记忆对斐济种族关系的影响
DOI: --
发表时间: 2020
期刊:
影响因子: --
作者: [片岡真輝]
通讯作者: 片岡真輝
DOI: --
发表时间: 2023
期刊:
影响因子: --
作者: [中村早希, 増尾明, 佐久間拓人, 加藤昇平, Shinichiro Asayama, 片岡真輝]
通讯作者: 片岡真輝
フィジーの植民地記憶と国際的な記憶のトレンドに関する基礎的研究
  • 批准号:
    24K20989
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
  • 资助金额:
    $2.91万
  • 财政年份:
    2024
  • 负责人:
    片岡 真輝
  • 依托单位:
海外基金