高度情報化時代に適応する権威主義国家：湾岸産油国の事例から

专制国家适应先进信息时代：海湾石油生产国的例子

• 批准号: 19K20527
• 负责人: 千葉 悠志
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Komatsu University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19K20527/
• 关键词: 中東メディア; 中東地域; 情報化; メディア; 湾岸産油国; 権威主義; 民営化; 政治改革; 自由化; 湾岸諸国; 中東諸国; 権威主義国家

本研究の目的は、高度情報化時代に対する権威主義国家の適応を、情報化が著しく進む中東の湾岸産油国の事例分析から論じることであり、またそうした中東の事例を中国やロシアといった他地域の事例と比較検討することで、情報化が権威主義国家を強化する可能性やその条件を探ることにある。具体的には、研究期間中を通じて（1）湾岸産油国の多チャンネル化への適応戦略、（2）湾岸産油国の多メディア化（とくにインターネット時代）への適応戦略、（3）湾岸産油国と他の権威主義国家（中国やロシア）との統制監視手法、の3点の解明を試みることが研究の主要な目的である。実施計画を立てた時点では、2019～2021年度の3年間に湾岸産油国（とくにアラブ首長国連邦、バハレーン、クウェート、カタル、オマーン）およびエジプトで現地調査を行い、最終年度の2022年度にアウトプットに力を入れる予定を立てていた。4年度目となる2022年度は、過年度の研究をまとめて本研究課題に関する学術書を出版する予定であったが、新型コロナウイルスの影響によって中東地域でのフィールドワークを十分に実施することが適わなかった。そこで、国内で入手可能な外国語書籍、オンラインでの現地協力者を通じた情報収集、さらにデータベースを活用するかたちで研究を進めた。研究の成果や作成したデータベースをもとに、日本中東学会2022年度年次大会（2022年5月15日、於：早稲田大学）で研究報告を行なったほか、その成果を公開講演会やシンポジウムで発表した。加えて、研究成果を2本の論文にまとめて学術誌に投稿し、査読を経て掲載された。

The purpose of this study is to explore the possibility and conditions of strengthening the information technology in the Middle East Gulf oil-producing countries in the era of high information technology. The main objectives of the study are: (1) the development strategy of the Gulf Coast oil producing countries;(2) the development strategy of the Gulf Coast oil producing countries;(3) the control and surveillance methods of the Gulf Coast oil producing countries; and (4) the key objectives of the study. The implementation plan will be implemented at the beginning of the three-year period from 2019 to 2021, and the oil producing countries on the Gulf coast will be investigated in the middle of the field. The final year will be 2022. 4. Annual research and publication of academic books related to this research project in 2022. In China, it is possible to start with foreign language books, and to cooperate with local people to collect information and make use of information. The results of the research were prepared and presented at the 2022 Annual Conference of the Japan Middle East Society (May 15, 2022: Waseda University). The research results of this paper are published in the academic journal.

项目成果

「理論と場――メディア研究の理論とその脱西欧化をめぐる議論」「非欧米圏におけるメディア研究の発達と現状――中東の場合」

《理论与场所：媒介研究及其去西方化的理论探讨》《非西方国家媒介研究的发展与现状：以中东为例》

• 发表时间: 2021
• 作者: 登利谷 正人;河野正;千葉悠志
• 通讯作者: 千葉悠志

中東諸国における情報部門の民営化とその政治的意味――エジプトの事例を中心に

中东国家信息部门私有化及其政治影响：以埃及为例

• 发表时间: 2022
• 作者: 中村沙絵;河野正;太田和彦;千葉悠志
• 通讯作者: 千葉悠志

中東における放送市場の自由化と政治変動――エジプトの事例から

中东的广播市场自由化和政治变革：埃及的案例

• 发表时间: 2020
• 作者: 長沢栄治（監）、服部美奈・小林寧子（編）;長谷部圭彦;千葉悠志;臼杵陽;Kota Suechika;Kota Suechika;千葉悠志
• 通讯作者: 千葉悠志

アラビア半島の歴史・文化・社会

阿拉伯半岛的历史、文化和社会

• 发表时间: 2021
• 作者: 末近浩太 編;中村覚 監修（山尾大・千葉悠志）;山尾大;近藤洋平 編（千葉悠志）
• 通讯作者: 近藤洋平 編（千葉悠志）

中東・オリエント文化事典

中东/东方文化百科全书

• 发表时间: 2020
• 作者: 赤堀 雅幸;鈴木 董;近藤 二郎（編集代表）;森本 一夫他（編集委員）;赤堀 雅幸;高橋 圭;二ツ山 達朗;三沢 伸生;三代川 寛子;森本 一夫;安田 慎他多数（執筆）
• 通讯作者: 安田 慎他多数（執筆）